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CBNとは?CBDやCBGとの違いと、2026年6月の規制について解説

cbnとは 

【重要】CBNは2026年6月1日より指定薬物に指定されました

CBN(カンナビノール)は、2026年3月18日に公布された改正省令により医薬品医療機器等法(薬機法)第2条第15項の「指定薬物」に追加され、2026年6月1日をもって施行されました。医療・研究など省令で認められた用途を除き、製造・輸入・販売・所持・使用が禁止されています。

本記事は規制の施行以前に公開した内容です。CBN製品の入手や使用を推奨するものではなく、成分の特性や研究に関する情報としてお読みください。記事中に規制前の情報が含まれる場合があります。

規制の経緯・医療目的の特例手続き・廃棄方法については「CBN規制最新情報 指定薬物化の理由・患者の手続き・業界の責任まで徹底解説」、現在お取り扱いのある成分については「CBGとは?効果・CBDとの違い・副作用と選び方を解説」をご覧ください。

CBN、CBD、CBGそれぞれの違いとは?

cbnとは何が違う

近年、諸外国の大麻の非犯罪化、合法化に伴い日本でもCBDオイルなどの大麻由来製品が多く合法的に販売されるようになりました。これらCBD商品の原料となる大麻、もしくは麻/ヘンプ由来の成分を「カンナビノイド」と呼びます。2024年時点でカンナビノイドは150種類以上発見されており、テルペンやフラボノイドという植物性化合物も麻植物には含まれています。これらの植物性化合物が異なる割合で含まれているため、700種類以上存在すると言われる娯楽用大麻が持つ独特の品種効果、香り、味などを特徴づけているのです。

 

カンナビノイドとは

カンナビノイドとは

カンナビノイドの中で最も有名なものがTHC/テトラハイドロカンナビノールで、大麻の向精神作用、いわゆるハイな効果を形成する日本では違法の成分です。次いで有名なCBD/カンナビジオールは、非精神活性物質でリラックス効果や睡眠への効果、依存症の治療などに寄与する可能性があると考えられており、オイルからリキッド、グミ、カプセル、ジョイントまで様々なタイプの商品に配合されている、国内でも合法の成分です。CBG/カンナビゲロールも国内で合法の成分で、大麻草に含まれる量が1%未満と非常に少ないため、希少/レアカンナビノイドと呼ばれます。CBN/カンナビノールも同じくレアカンナビノイドですが、2026年6月より規制対象成分となりました。この大麻に関する法律は一部改正され、2024年12月12以降施行されることが決まりました。詳しくは「日本でCBDは大丈夫?改正大麻取締法施行後3つの規制ポイントとは」をご覧ください。

 

カンナビノイドの生成過程

カンナビノイドの成り立ち

THCやCBDなどの有名なカンナビノイドはCBGAという化合物から生成されます。このCBGAから二酸化炭素が抜け落ちるとTHCAとCBDAという物質に変換され、これらの物質に熱が加わってΔ9-THCとCBDに、CBGAに熱が加わるとCBGに変換されます。つまりTHCもCBDもCBGもCBGAという物質から作られるのです。CBNはこれらのカンナビノイドよりも更に下流にあり、THCが熱と紫外線、酸素に長期間曝された結果、生成されます。つまりCBNとはTHCの酸化分解生成物なのです。そのためCBNは新鮮な大麻植物の花穂には1%未満とほぼ含まれないため希少カンナビノイドと呼ばれるのです。このように、THC、CBD、CBG、CBNは生成過程方がそれぞれ異なり、これらのカンナビノイドが人の体に与える影響も大きく異なります。

 

各カンナビノイドが人体に与える影響とは

人体に与える影響

私たち人の体には受容体と呼ばれる受け皿のようなものがあり、この受容体に成分が結合して様々な作用や効果を及ぼします。受容体に「〜をしろ」という命令を与えてその細胞を活性化させる物質をアゴニストと呼び、受容体に「〜することを抑えろ」と本来結合するはずの物質を遮断する物質をアンタゴニストと呼びます。カンナビノイドの受け皿となる受容体で大きく影響を受けるレセプターはCB1とCB2と呼ばれ、この2つはそれぞれ異なる場所に存在しています。CB1は主に脳などの神経に多く存在し、CB2は免疫細胞や脾臓、骨細胞に存在しています。CB1を活性化させる効果をもつ物質、つまりCB1のアゴニストである物質が体内に入ると精神作用を引き起こします。一方でCB2のアゴニスト物質が体内に入っても精神作用は引き起こしません。これらを踏まえた上で、THC、CBD、CBG、CBNがそれぞれこれらの受容体にどのように働きかけるかという一覧を以下の表に記してみました。

THC CBD CBG CBN
CB1部分アゴニストアンタゴニスト弱いアゴニスト部分アゴニスト
CB2  部分アゴニストアンタゴニスト部分アゴニスト部分アゴニスト

 

THC

CB1に強く働きかけるの効果があるため精神作用を及ぼします。

 

CBD

CB1に対してそのほかの物質が結合しようとすることを阻害する働きをします。つまりTHCが結合する働きを阻害する効果があるということです。この効果が、THCによる悪影響をCBDが弱める可能性があると言われる所以です。

 

CBG

CB1に対して弱いアゴニストである=ある程度精神作用を及ぼす、というわけではあません。THCと比べるとはるかに弱く作用するため、必ずしもCB1に結合する=ハイを形成する効果があるというわけではありません。CBGは非精神活性作用物質とされています。しかし、CBGでもキマるのでは?と感じている方は一定数いることも事実です。詳しくは「CBGはキマる?体感・効果・安全性を研究ベースで徹底解説!」をご覧ください。また、CBGの効果については「CBGとは?CBDとの違いと効果、オススメの摂取方法まで徹底解説!」で詳しく紹介しています。

参考:「CBGリキッド2026 通販で人気のおすすめ商品比較

CBN

CBNはCB1にもCB2にも部分アゴニストとして働きかける効果を持ち、THCも同様の効果があります。つまりCBNは人の体内でTHCと同じような働きをする=同じような効果を人の身体にもたらす可能性があるということです。ただし、CBNがCB1へ働きかける力はTHCと比べると圧倒的に弱く、これを数値化するとTHCの1/4やTHCの1/10となります。これがCBNはTHCの25%程度の精神作用を持つと言われたり、10%程度の精神作用を持つと言われる根拠なのです。このCBNとハイの関係は「CBNの違法性からCBDとの違い、ハイになるとは?まで徹底解説」で詳しく解説しています。

 

では次は更に踏み込んでCBNのユニークな特徴について徹底解説していきます。

 

 

 

CBNのユニークな特徴って何?

cbnの特徴とは

CBNには様々な特徴が報告されていました。ここではCBNの歴史から精神作用の有無、摂取上の注意点、副作用や口コミまでを解説します。

 

CBNの歴史と特徴は?

cbnの歴史

CBNは大麻から作られるチャラスから1899年に最初に特定されて分離されたカンナビノイドで、成分としての安定性の高さは目を見張るものがあります。CBNはTHCの酸化分解生成物であるため、乾燥大麻を密閉容器などに入れずに長期間放置しておくとその大麻中のCBNの含有レベルが上がり、成分として長期間残ります。このことは紀元前750年前、中国の新疆ウイグル自治区の墓から発見された植物の種子に高レベルのCBN分子が含まれていたことで実証されています。CBNは睡眠に効果があると言われており、購入者はCBNを就寝前に摂取するケースが多く、CBNが含まれるオイルやティンクチャー、Vapeやタブレットなどの商品が様々なブランドから販売されています。これはCBNが持つ効果である鎮静作用によるものであると考えられていますが、科学的にCBNが人の睡眠に効果があると立証されてはいません。

 

CBNは精神作用があるの?

cbn精神作用

先にお伝えしたようにCBNはTHCが持つ精神活性作用と比較されます。ある研究ではCBNはTHCの10%、ある研究ではTHCの25%の精神作用を持つと説明されますが、中には非精神活性作用物質であるとも説明されているものも存在します。1975年の動物実験の結果、CBNはTHCの効果を増強したという研究はありますが、CBNそのものが精神活性作用を生み出すという研究はありません。ただし、「CBNを摂取すると主観的な体への影響がCBDやCBGより大きい」と感じる人が多いことも事実です。このようにCBNが持つ精神作用に関する情報が統一されていない事から、現時点では「CBNは非常に弱いが精神作用をもたらす可能性がある」と考えられ、「CBNはキマる/きまる」などと言われることがあります。

 

CBNの注意点は?

cbnの懸念点

実はCBNはドラッグテストで偽陽性反応が出ることが2020年にユタ大学で行われたテストでわかっています。尿からTHCを検出するための2種類の検査が行われ、人間の尿のサンプルにCBNを一定量加えて検査結果に影響を及ぼすかどうかを調べました。テストキット1では検出可能なTHCの20倍の量のCBNを入れた場合に陽性反応が、テストキット2ではTHCの5倍の量のCBNを入れた場合に陽性反応が出たと言われており、その原因はCBNとTHCの化学構造が似通っているためこれらの検査キットでは区別がつかなかったようです。近年、日本のある大学のアメリカンフットボールの選手に対して行われた検査でTHCが検出されたことは記憶に新しいかもしれませんが、普段からCBNを多く摂取しているユーザーも、大麻使用罪が施行された後は、職務質問で検査を求められた場合、違法性を問われる可能性があるため注意が必要かもしれません。また、2024年12月12日以降規制条件が変更になります。詳しくは「CBNの効果と法的安全性は?違法となるのか変わる制度を踏まえて解説」を併せてご覧ください。

 

 

CBNの潜在的な治療効果は?

cbnの治療効果

2024年のレビューによるとCBNは潜在的に痛み、炎症、神経保護、抗菌、抗酸化、抗炎症効果があると言われていますが、多くは動物実験によるもののため更なる研究が必要です。

 

CBNを摂取した人の口コミは?

cbn words of mouth

CBNで最も多いレビューは睡眠に関連しています。睡眠に良い効果をもたらすことを裏付ける十分な研究はありませんが、海外でも多くのメーカーから販売されているCBN製品は睡眠補助としての効果を持つとして宣伝されています。その他、食欲が増す効果などのレビューも報告されていることから、大麻を摂取した際に起こるマンチという食欲増進効果に似た効果を持つことが示唆されています。また、中にはCBNを摂取すると一つのことに集中する効果があるというレビューもあり、ほぼ全てポジティブな意見が多いようです。ただし中には効果を感じなかったという意見もあります。その主な理由と対策などは「CBNに効果がないと感じる4つのケースとは?あなたはどのタイプかを徹底解説」をご覧ください。

 

 

CBNには副作用ってあるの?

cbnの副作用とは

CBNの副作用に関しての十分な情報はありませんが、中には摂取しすぎると頭がぼーっとするというユーザー報告などはあります。2024年に行われた研究では、CBNの摂取は実験中止につながる重篤な有害事象は無かったが、ごくわずかな割合で頭痛、傾眠、睡眠障害、味覚異常が報告されたと言っています。ただし、CBNに関する副作用と効果に関する研究の数は非常に少ないため、その人の感じ方による影響が大きい可能性は否めません。詳しくは「CBNの副作用と効果が現段階では同じ?その理由とは?」をご覧ください。なおCBNは2026年6月より規制対象成分となり、現在国内で購入・使用することはできません。

 

CBNはどんな人に向いている?

cbnは睡眠に有効か?

CBNは睡眠の環境を整えたいという方や、美味しい食事を楽しみたい方、より詳しく音楽に聞き入りたい方などと相性が良い可能性があります。CBNによる音楽の聞こえ方に関しては「CBNが音楽の聞こえ方に与える影響 ~感覚が研ぎ澄まされる体験とは」に詳しく記載してあります。

 

つまり、食欲、睡眠、集中という分野で何らかの効果を発揮できる可能性があるということです。最新の研究では、”少量のCBN が夜間の覚醒と全体的な睡眠障害を大幅に軽減できるという予備的な証拠が示されており、CBNが睡眠に与える影響に関する初のプラセボ対照試験となっています。”と言われている事から、今後研究が進むにつれてCBNの用途や効果などははっきりしてくるでしょう。実際口コミでも睡眠に効果があるという報告は国内外問わず一定数あることは事実です。

 

 

 

CBNを含む商品の例とは?

cbnが含まれる商品

CBNは様々な商品に使用されていますが、「垂らす」「吸う」「食べる」「塗る」という摂取方法によって体内に摂取できるCBNの量と効果が発現するまでの時間、効果の持続時間などが異なります。これをバイオアベイラビリティと呼び、日本語では生物学的利用能と言います。このバイオアベイラビリティはパーセンテージで表され、この値が高いと成分を体内に摂取できる量が多く、低いとその量が少ないことを表します。そこで、商品のタイプ別に分けて、その効果の度合い、効果が持続する時間の違いを以下にに記しました。ただし、CBNのバイオアベイラビリティについて調べられたものは非常に少なく、吸入接種の場合で40%と言われている情報のみです。そのため以下の情報はCBDを摂取した場合のバイオアベイラビリティを目安として記したものです。なお、製品の原料となるCBNアイソレートの効果については「CBNアイソレートの口コミと最新の研究を解説!その驚きの効果とは」をご覧ください。

 

オイル・ティンクチャー(舌下摂取)

cbnoil

オイルは通常数滴を舌の上に置いて30秒〜60秒そのままにしてから飲み込む方法です。最も一般的な摂取方法とされ、吸入に次いで多くの成分が体内に取り込まれます。摂取から20分程度で効果を感じ、約6時間をかけて緩やかに弱まるとされていました。

 

Vape、ボング、パイプ、ワックス、ジョイント(吸入摂取)

cbnvape

日本ではCBNリキッドと呼ばれていました。CBNリキッドはカンナビノイドが含まれるオイルを電子タバコのようなデバイスを用いて吸引します。ジョイントなどにも含まれています。摂取方法の中では最も多くの成分が体内に取り込まれ、吸入直後〜15分程度で効果を感じ、3時間程度で緩やかに弱まるとされていました。ただし摂取するカンナビノイドの強度や成分などによってこの時間や効果は大きく異なるため注意が必要です。

参考:「Chillを紐解き、CBNリキッドがキマるのか?を徹底解説

参考:「話題のCBNワックス完全ガイド!Amazonや楽天市場で人気

クリーム、バーム(経皮摂取)

経皮摂取

ボディクリームやボディバター、リップクリームなどの商品を肌に塗って浸透させる方法です。4つの摂取方法の中では体内に取り込まれる量が最も少なく、30分〜1時間程度で効果を感じ、6時間程度で緩やかに弱まるとされていました。

 

グミ、クッキー、チョコレート(経口摂取)

cbn経口摂取

お菓子や食べ物、飲み物などに成分が含まれているもので、成分は肝臓で代謝されます。体内に取り込まれる量は舌下摂取と同程度とされ、45分〜2時間程度で効果を感じ、8時間程度をかけて効果が弱まるとされていました。

このように、商品の形態によって体内に取り込まれる量や効果の感じ方が異なるとされていました。

参考:「話題のCBNグミ人気の秘密「1粒に50mg配合」は高濃度?

 

CBNとは?これまでのまとめ

cbnとはまとめ

CBNには様々な特徴が報告されていましたが、近年知られるようになった成分で研究の数が豊富にあるわけではありません。睡眠への影響が指摘されていましたが、詳細は解明されないまま2026年6月に規制対象成分となりました。

CBNは2026年6月より規制対象成分となったため、KushJPでもCBN製品の取り扱いを終了しました。現在お取り扱いしているのはCBDおよびCBGを配合した製品です。

 

 

【参考文献】

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