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キマる=Chillチル?を紐解き、CBNリキッドでハイになるのか?を徹底解説

CBDリキッドがキマると言われる根拠とは
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この記事はKush JPで長年カンナビノイドの取り扱いを行ってきたプロのVapeリキッド製作者によって執筆されています。

 

CBNリキッドとチルの関係性

チルとキマるを混同してしまった可能性

チルとキマるを混同してしまった可能性

CBN(カンナビノール)とはCBD(カンナビジオール)やCBG(カンナビゲロール)に並び、健康や美容への意識が高い世界中の人々に人気が高い成分です。CBNは1896年に発見された最初のカンナビノイドで、CBDやCBGと同様、大麻草や麻(ヘンプ)類に由来する成分で、植物から直接抽出できますが、植物中の含有量がかなり少ないため、大抵はその他のカンナビノイドから精製されます。CBD、CBG、CBNを使用シーンでカテゴリ分けすると、以下のようになります。

 

CBG:朝〜日中

CBD:日中〜夜間

CBN:夜間

 

CBNは「眠りのカンナビノイド」と呼ばれ、国内外で睡眠環境を整えることに役立つとされ、様々な商品が開発されています。中でもCBNを主成分とするベイプリキッド製品は、CBNが持つ性質を簡単に感じやすいとしてCBPなどの成分と共に近年若者やを中心に人気を集めています。

 

CBN製品は「チル(Chill)」、つまりリラックスした状態を生むと言われていますが、中には「体感が強い」または「キマる」という表現をする者もいます。そこでこの記事では、長年、徹底して安全性や適法性を守り、ベイプリキッドの製造を行ってきたKush JPのプロの調合師が、CBNリキッドがキマるのかどうかという疑問に対して関連する研究を参考に、以下の情報を含めながら超詳しく掘り下げていきます。

 

– CBNリキッドがキマるという情報の信憑性は?

– CBNの効果についての科学的根拠とユーザーレビューに違いはあるのか?

– CBNリキッドの特徴と注意すべき点とは?

– ハイを勘違いしているケースは無いのか?

 

 

 

CBNリキッドはキマるのか?

CBNリキッドがキマるという情報は本当か?

CBNリキッドがキマるという情報は本当か?

私たちCBNリキッドを製造する事業者のもとには日々たくさんの相談が来ますが、「CBNリキッドはしっかりキマると他の業者のサイトで見ましたが本当ですか?」という質問を受けることがあります。そしてこの「CBNリキッドはキマるのか?」という疑問はCBNに関する質問ランキングで常に上位に入る内容で、そのほか「違法な成分ではありませんか?」や、「最大どのくらい摂取したらいいんですか?」という適法性や摂取量に関する質問が多いです。

 

私たちリキッド専門店では「CBNはキマるか?」という質問に対して、「リキッド製品に含まれるCBNの濃度や、CBN以外の成分、またはその人の過去の経験や体調、体質にもよりますので一概には申し上げられませんが、一般的にはハイになるというほどの効果は無いと考えられています」とお伝えしています。

 

つまるところ、CBNリキッドでキマるかどうかはまだ誰にもわからないのです。なぜなら、CBNに関して行われている研究の数は少ないばかりか、CBNをどの程度摂取すると「キマる」と言えるほどの精神作用が現れるのか、について調査した科学的データはほぼ存在しないからでです。そのため「キマるCBNリキッド」という表現は適切ではなく、このような売り文句でCBNリキッドを販売しているショップの信頼性や、使用する原料の安全性に疑問を抱かざるを得ません。なお、製品の原料となるCBNアイソレートの効果については「CBNアイソレートの口コミと最新の研究を解説!その驚きの効果とは」をご覧ください。

 

CBNリキッドとは、CBNが含まれるヴェポライザー(Vape)と呼ばれる電子タバコのような機器を使用して吸引するための、アトマイザーというタンク(容器)にCBNが含まれている製品を指します。このアトマイザーは通常0.5mlか1mlのCBNリキッドが入るように作られており、「高濃度CBNリキッド」と呼ばれる製品の多くは大抵80~90%の割合でCBNが配合されています。一般的なCBNリキッドのタンクサイズは1mlで、1mlは約200回パフ(200回吸引)可能であるため、仮に90%の割合でCBNが含まれている場合1回の吸引で4.5mgのCBNを吸引する計算になります。

 

アメリカの睡眠を目的としたCBN製品を販売する会社の顧客情報では、5mg~100mgのCBNが最適な摂取量であると報告しています。また、シドニー大学で進行中の睡眠とCBNの関係性を探る研究の計画書によるとCBNを30mg・300mg・プラセボを人に投与した結果を調査すると記されています。国内のメーカーから発売されているCBNクッキーなどは1枚の中に400mgを超えるCBNが含まれています。

 

こうして比べてみると、90%の「キマるCBNリキッド」を10回吸引したとしても45mg程度のCBNを摂取することになるため、製品の謳い文句の信憑性が疑われる理由も頷けるでしょう。しかし、CBNによって何かしらの感覚が得られなければ「CBNリキッドがキマる」という言葉は生まれないはずです。そこでまずはCBNという成分が持つ特性から「CBNリキッドがキマる/きまる」と言われるようになった背景を探ってみましょう。

 

 

 

CBNの科学的背景と特性

CBNの作用は未だ研究中

CBNの作用は未だ研究中

CBNは、大麻草の主要成分であるTHCが酸化・分解されて生成される化合物です。そのため、成熟した大麻草や保存状態が長い場合に自然発生する、「元THC」と呼べる成分です。つまり、古く乾燥した大麻草であればあるほどその大麻草の中に含まれるCBNの量は増えるということです。そして、これらCBNを多く含む古い大麻草を吸引した多くの人々が眠気を感じたという有名な話があり、アメリカではCBN製品は主に睡眠補助として広く消費されています。ただし、CBNが睡眠に効果があるという研究は限定的です。

 

しかし近年、CBNが潜在的に持つ睡眠改善や睡眠サポートの効果に注目が集まっており、Neuropsychopharmacologyという学術誌に掲載された2024年のシドニー大学の研究では、初めて客観的にCBNがラットの睡眠を増加させた事がわかったと報告され、話題となっています。

 

この最近の研究はあくまでもラットを対象としたものであり、ヒトへの適用にはさらなる研究が必要ですが、CBNの睡眠促進効果は、将来的に不眠症や睡眠障害の治療に新たな選択肢を提供する可能性があります。シドニー大学と言えば、前述の通りCBNと睡眠に関する臨床試験の実施計画書を発表したことでも知られています。この、臨床試験や治験の計画書はプロトコルと呼ばれ、研究の背景や目的、方法、統計的考察、実施機関などについて説明した文書であり、臨床研究の基盤となる重要なものです。

 

一般的にプロトコルには、以下のような内容が記載されています。

  • 治験の目的
  • 治験のデザイン
  • 治験を行う根拠
  • 統計学的な考察
  • 治験を行う組織
  • 治験の方法

 

現在、シドニー大学ではこのプロトコルともとにCBNが潜在的に持つ効果についてヒトを対象とした臨床試験が進行中であり、その結果が期待されています。 

 

そのほか海外では、CBNは潜在的に抗菌効果や不安、鎮痛などへの効能が示唆されており、痛みなどの炎症を抑えたり、食欲増進、神経保護や緑内障といった疾患に対する潜在的な効果に注目が集まっています。そして、CBNが従来の医薬品と比べて副作用の少ない代替薬とならないかという医療の分野での研究が進められています。

 

 

CBNが潜在的にもつ特性

CBNは、化学構造的にTHCと似ていますが、向精神作用(「ハイ」な状態を引き起こす能力)は大幅に弱いとされています。一昔前までCBNは非精神作用物質であると考えられており、CBNに関するいくつかの研究でもCBNは「精神活性作用無しに〜」と表現されていました。

 

ハイな状態が形成されるメカニズムは、体内に取り込んだ成分が人間が持つエンドカンナビノイドシステム、通称ECSに成分が働きかけることで引き起こされます。ECSの中でもCB1とCB2という2つの代表的な受容体のうち、CB1に結合する成分を摂取すると向精神作用が発現します。そしてCBNは具体的に、THCの約10分の1の強さでこのCB1に働きかけるため、その向精神作用もTHCの10分の1と言われ、「THCよりも遥かに弱い精神作用を持つ可能性がある」と言われるようになったのです。

 

つまり、適量のCBNの摂取ではTHCが持つような精神活性作用と言えるほど強い効果は無いと考えられているため、医療の分野でさまざまな症状を軽減できるのではないかと研究が進んでいると考えられます。かなり大量にCBNを摂取をした場合はこの限りでは無い可能性はありますが、ハイを形成するほど大量に摂取をする機会は一般的にはあまり無いでしょう。

 

 

CBNに対する主観的意見

このようにハイを形成することがほぼ無いと考えられているCBNですが、CBD(カンナビジオール)やCBG(カンナビげロール)とは異なり、多くの人は以下のようなイメージを持っています。

 

– 前向きな気持ちになる。

– 睡眠環境を整えてくれる。

– 空腹感を感じることがある。

– リラクゼーション効果がある。

そして、「CBDやCBGよりも顕著に感じる」「CBNはその効果が実感しやすい」という意見が多く、中には「CBNは音楽の聞こえ方に影響する」というものもあるのです。あくまでも上記はCBN利用者の主観的な意見に基づく声を集めた一覧なのですが、適量では明らか精神作用が現れる事が無いと考えられています。

 

 

CBN製品の種類

CBN製品には主に以下のようなものがあります。

 

リキッド

リキッドとはカートリッジとも呼ばれることもあり、CBNを気化させて吸引する製品です。CBN原料は白いパウダー状ですが、熱を加えるとオイル状になります。しかし、温度が下がると再結晶化してしまうため、容器の中で結晶化しないように以前は高い割合でPG(プロピレングリコール)やVG(植物性グリセリン)などが混ぜられていました。しかし近年では、ナチュラルな麻由来の成分だけでリキッドを作った方が利用者の健康にも良いと考えられるようになり、非結晶化カンナビノイドであるCBC(カンナビクロメン)や、CBT(カンナビトリオール・カンナビシトラン)、CRD(耐結晶化蒸留物)などが使用されるようになりました。

 

また、ほとんどのCBNリキッドはテルペンと呼ばれる芳香性のあるオイルが混ぜられています。テルペンはリキッドの風味や味を左右するもので、使用される多くのテルペンは、フルーツなどのみずみずしい香りを持つものから、大麻の香りを模倣しているもの、実際の大麻草から抽出されているものなどがあります。そのため、一部のリキッドの香りはまるで本物の大麻草のようであると言われる事があります。私たちKush JPで使用するテルペンも実際の大麻草から抽出されたもので、複雑かつ魅力的な香りが良いと多くの方から支持されています。もちろん私たちのリキッドに含まれるテルペンもカンナビノイド原料も厚生労働省の認可を受けて輸入されているものなので、違法性は全くありません。CBNリキッドは製品タイプの中で最も早くCBNの効果を感じられるものであり、摂取量のコントロールもしやすいという特徴があります。効果の時間は比較的短く1〜2時間程度と言われています。

 

グミやクッキー

グミやクッキーなどは総称してエディブルと呼ばれます。エディブル(edible)とは「食べられる」「食用に適する」という意味があり、口から食べてカンナビノイドを摂取するためのものです。CBNは熱に強く油に溶けやすい性質を持っています。そのため、油と同時に摂取することで吸収率が高まります。脂溶性のビタミンを想像していただくとわかりやすいでしょう。代表的なビタミンA、D、E、Kなどを含む食品を摂取する際は、炒め物や揚げ物、ソテー、天ぷらなどの油を使った調理法を用いて、油と同時に食事することが推奨されています。CBNも同様であるためクッキーなどは最適です。ただし、クッキーに含まれるCBNの量が多い場合はCBNの効果が強く現れる可能性があります。CBNに慣れていない人が一度に大量のCBNを摂取してしまうと過剰摂取の恐れがありますので注意が必要です。ただし、どの程度が過剰摂取にあたるのかという科学的根拠はありません。そのため、パッケージに表示されている推奨摂取量や、販売サイトなどで紹介されている摂取方法を守るようにしましょう。エディブルは効果が現れるまで数十分から数時間を要しますので、食べてから最低でも1時間以上は様子を見ることをおすすめします。そして、その効果は6時間〜12時間、場合によってはそれ以上続くことがあります。

 

オイル

オイルはCBD製品で多い形態です。前述の通りCBNはオイルに溶けやすくオイルと同時に摂取することで吸収率が高まるため、CBNにMCTオイルなどが混ぜられて製品化されています。オイルタイプはエディブルよりも早くCBNの効果を感じられ、喫煙週間の無い方でも馴染みやすいので、初心者の方におすすめです。効果は4〜6時間程度と考えられています。

 

このようにCBNが含まれる製品によってCBNを体感するまでの時間や感じ方が異なるのです。そこで次は、これらの製品の中でも最も早くCBNをキャッチできるCBNリキッドの特徴について更に詳しくご説明していきます。

 

 

 

CBNリキッドの特徴と効果

CBNリキッドの特徴

CBNリキッドの特徴

CBNリキッドは、主に電子タバコやヴェポライザー(Vape)を用いて吸引することで摂取される製品です。この方法では成分が素早く吸収され、高い効果を迅速に感じることができます。

 

 

CBNリキッドの主な特徴

即効性と高い吸収率

吸引による摂取は、経口摂取に比べてCBNの吸収が速く、効果の発現も早いとされています。通常、吸引直後から数分以内にリラックス効果やストレスの緩和を感じることができます。 

 

多様なフレーバー

CBNリキッドは、フルーツやミント、その他大麻に似た香りなど多様なフレーバーがあり、好みに合わせて選ぶことができます。これにより、従来のタバコや電子タバコの代替品、禁煙目的として利用している者もいるようです。 

 

ニコチンやタールを含まない

一般的なタバコと異なり、CBNリキッドにはニコチンやタールが含まれておらず、これらの有害物質を避けながらCBNを摂取できるという利点があります。

 

 

効果と持続時間

CBNリキッドの効果は、主にリラックスやストレスの緩和、睡眠環境の向上が期待されています。吸引後、通常は5〜10分程度で効果を感じ始め、持続時間は1〜2時間程度とされています。中でも睡眠に効果が期待されているため、ベッドに入る30分〜1時間に摂取することが推奨されています。また、CBDやCBGなどと比べてCBNは体感が顕著であるため、日中の忙しい時間帯ではなく、夜間のリラックスタイムの使用が勧められます。

 

 

使用方法と注意点

  • 適切なデバイスの選択

CBNリキッドを使用する際は、製品の使い方に従って正しく吸引することが大切です。 中でも、CBNリキッドが入っている、アトマイザーと呼ばれるガラス、もしくはプラスチック製の容器の質も非常に重要です。CBNリキッドはアトマイザーの中に入っているCBNを高温に熱することで気化して吸引しますが、内容物が無くなるまで繰り返し同じ箇所が加熱されます。加熱される箇所は熱伝導コイルと呼ばれ、その温度は200℃を超えることがあります。そのため、アトマイザーの中の金属の腐食や熱によるダメージなどでアトマイザーそのものに使用されている金属がリキッド内に漏れ出し、有害な成分を吸い込む可能性があるからです。そのため、CBNリキッドは容器の質などにもこだわっているメーカーのものを選ぶことで思いがけないリスクを避けることができます。品質の良いアトマイザーは粗悪なものと比べると価格が高いことは致し方ありませんが健康のために使用するもので健康被害にあっては元も子もありません。ネット購入の際、商品をカートに入れる前にアトマイザーが選べないかどうかも確認してみましょう。

 

  • 少量からの開始

どのカンナビノイド製品についても言えることですが、初めて使用する場合は、少量から始めて自分の体に合った量を段階を踏んで見つけることが推奨されます。効果には個人差があり、体質や吸引量によって異なるためです。冒頭で、1mlのCBNリキッドに90%の割合でCBNが含まれている場合、1服あたり4.5mgのCBNを摂取することになるとお伝えしましたが、アメリカのオイルメーカーの情報では、睡眠環境を整えるには10mg程度からスタートすることが推奨されています。

 

  • 品質の確認

CBNリキッドを購入する際には、品質が信頼できる製品を探すことが重要です。成分表示が明確にされているものや、第三者機関の検査を受けた製品を選ぶことで、合法的に安心して使用することができます。また、2023年12月に採決された、大麻取締法と麻薬及び向精神薬取締法の一部改正により、2024年12月12日以降カンナビノイド製品に含まれるTHCの含有上限値が大幅に下がります。規制前のCBN成分がリキッド製品に使用されている場合、改正後の基準値を大幅に上回ることになり、違法性を指摘されるなど思わぬトラブルに発展する可能性があります。特にSNS上のやりとりだけで購入した商品や、フリマアプリなどから購入した商品は品質が保証されていません。そのため今後は信頼出来るメーカーの製品を選ぶことが今まで以上に重要になります。CBNリキッドをネット購入する際は、商品をカートに追加する前に少し立ち止まり、運営する会社の利用規約や会社概要などをチェックし、もし気になる点がある場合は電話やメールなどで確認しましょう。その運営会社が楽天やamazonなどにも公式に出店している場合は、ユーザーの評価や、書いてある利用者の反応も確認すると良いでしょう。

 

 

他のCBN製品との違い

CBNリキッドは、即効性がある反面、効果の持続時間が短いという特徴があります。一方、経口摂取型のCBNエディブルなどの場合、効果の発現までに時間がかかるものの、持続時間が4〜6時間と長いのが特徴です。目的に応じて使い分けることが、CBN製品を効果的に活用する鍵となります。 CBNリキッドは、素早くCBNの効果を得たい方にとって理想的な製品です。効果の持続時間が短いことに関しては、CBNリキッドに含まれる他のカンナビノイドやテルペンの性質によって、より持続的で多面的な効果を得ることも可能です。  

 

では、次にこの「効果」という部分に注目をしてCBNリキッドが「キマる」「ハイになる」のかどうかについて解説していきます。

 

 

 

様々な表現の「ハイになる」

ハイになるとは表現方法が様々

ハイになるとは表現方法が様々

ハイを形成する要因は大麻に含まれるTHCの強い向精神作用によるものです。大麻によって向精神作用が発現している状態は様々な言葉で言い表されます。

 

 

Stoned(ストーンド)とは

日本語では「ストーン」などと言われますが、これは英語のget stonedから来ており、薬物(主に大麻)やアルコールの影響を受けて「強い」酩酊状態にある、フラフラになる、ハイになっているということを表す言葉です。

 

 

Couch lock(カウチロック)とは

カウチとはソファのことで、ロックとは鍵をかけることを意味します。大麻には様々な薬理作用があります。その薬理作用を測るための指標となる代表的なものが、カタレプシー、体温低下、運動能力の低下、鎮静などで、この中のカタレプシーがカウチロックに当たります。Δ9-THCを投与され、カタレプシーを引き起こしたマウスは非常に大人しくなり、動かなくなることで有名です。つまりカウチロックとは、「強力な」大麻の影響下で一度ソファー(カウチ)に座ったら、鍵をかけられたように(ロック)動けなる状態を指します。

 

 

「キマる」とは

「キマる」という日本語表現は、薬物全般で陶酔状態、いわゆる「ハイ」な状態であることを表します。大麻の場合はTHC摂取による多幸感や酩酊感を指しますが、ある人が大麻によって「キマっている」「ハイになった」と誰かに伝える時、多くの場合その人はかなり強く酩酊効果を感じているケースが多いです。大麻に含まれるTHCの効果は喫煙の場合徐々にハイが強くなっていき、ある一定の強さまでいくと頭打ちになり、それ以降喫煙を続けたとしても最も高いハイを超えることはありません。(これはもちろん人にも大麻の種類にもよりますので一概に全ての人に当てはまるわけではありません)この「最もハイが強い状態」や、「最も強力に多幸感を感じている状態」をキマると表現するケースが多いです。

 

 

Chill(チル)とは

「チル」という言葉は、英語の「chill out」から派生し、「リラックスする」「まったりする」という意味を持ちます。近年では、音楽やライフスタイルの一部として「チル」が日本でも広まりました。chill outという言葉には「冷静になる」「落ち着く」という意味もあり、スラングとして大麻による鎮静効果と結び付けられる事が多いです。大麻によってもたらされるチルとは、穏やかでのんびりとしていて、ストレスのない状態を意味し、問題となる出来事や思考がない平穏な状態を表します。

 

このように大麻による「ハイ」な状態を表す言葉は様々です。ただし、ご覧いただくと、どれもかなり強力に大麻の薬理作用を感じている状態ですが、「チル」という状態だけ他と比べるとかなり穏やかな状態を表していることがわかります。「チル」という言葉は、カフェでくつろぐ、ほっと一息つく、リラックスするなどの意味もあることから、大麻の影響下にあるわけではない穏やかな状態を表す言葉でもあります。

 

以上を踏まえて、CBNリキッドの効果を照らし合わせ、どの状態が最もCBNリキッドの効果に的しているのかを考えてみましょう。

 

 

 

チルするCBNリキッドまとめ

チルとキマるは似ているようで違う

チルとハイは似ているようで違う

「チル」や「ハイになる」という言葉は往々にして大麻の薬理作用による効果の表現として使用されるため、混同してしまう人がおり、CBNリキッド=チル=ハイと考えられるようになった可能性があります。もちろんCBNには微弱な精神作用があると言われていることからもCBN=ハイと考えられるようになった可能性も否めませんが、「ハイ」というほど強力な作用はCBNにはありません。

 

つまり、CBNはCBDやCBGと比べると潜在的により顕著なリラックス効果や、落ち着く効果があると考えられていますが、この状態を「ハイになる」と勘違いしてしまった結果、「CBNリキッドはキマる」という言葉が生まれたのでは無いかと考えられます。そのため、CBNを違法であると勘違いしてしまう気持ちもよくわかりますが、2024年12月時点ではCBNは合法の成分であり、安心して使用することができます。

 

ここまでご覧いただき、いかがでしたでしょうか。CBNリキッドでハイなる可能性は低い、もしくは、ほぼ無いということがお分かりいただけたことと思います。まとめると、CBNリキッドは、「チル」な生活を目指す多くの人々にとって魅力的な選択肢と言えますが、科学的な根拠があるわけではありません。しかしCBD同様に、今後CBNの潜在的効果に関する研究が進むにつれて、CBNの安全で効果的な利用方法が明らかになってゆくでしょう。

 

以上の情報をもとに、CBNリキッドを試してみる際には、自身のニーズに合った製品を選び、適切な使用方法を守ることをお勧めします。

 

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