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CBGはキマる?体感・効果・安全性を研究ベースで徹底解説!

CBG キマる

CBGとは?注目される理由

CBGが母なるカンナビノイドとして注目を集める理由とは

CBGが母なるカンナビノイドとして注目を集める理由とは

CBG(カンナビゲロール)は、近年注目されているカンナビノイド成分の一つであり、CBD(カンナビジオール)やTHC(テトラヒドロカンナビノール)に次ぐ「第3のカンナビノイド」として最近、世界中で研究と商品開発が進められています。CBGは大麻草やヘンプにごく微量しか含まれていない希少な成分であり、従来のCBD製品とは異なる特性や効果や体感を持つことで関心を集めています。この記事では、2025年6月に3周年を迎えるKush JPのプロの調香師であり、代表取締役でもある執筆者が、「CBGはキマるのか?」という観点から、CBGの摂取について不安を感じている方に向けてCBGにまつわるすべての情報を網羅してお届けするものです。

 

CBGの成分と由来

CBGは、大麻草に含まれる約100種類以上のカンナビノイドのうちの一つで、「カンナビノイドの母」とも呼ばれる存在です。これはCBGが、CBDやTHCなど他の主要カンナビノイドの前駆体である「CBGA(カンナビゲロール酸)」から生成されるためです。

CBGAは植物が成長する過程で酵素によって分解され、CBD、THC、CBCなどに変換されていきます。そのため、成熟した大麻草に含まれるCBGの量は非常に少なく、通常は全体の1%未満とされています。この希少性こそが、CBG製品が「高価」でありながらも「注目される理由」の一つとなっています。

 

CBGとCBDの違い

CBGとCBDは、どちらも精神活性作用(いわゆる“ハイ”になる効果)のない「非精神作用性」のカンナビノイドです。つまり、使用しても酩酊状態になることはありません。しかし、両者は構造的にも機能的にも異なる点をいくつか持っています。

比較項目

CBG

CBD

精神作用

なし

なし

含有量

ごく少量(1%未満)

比較的多い(20%前後)

抽出難易度

高い

低い

主な作用

神経保護効果、抗菌効果、抗炎症効果、抗がん効果など

抗不安、抗けいれん効果、抗炎症効果など

市場価格

高価

比較的安価

CBGは主にα₂-アドレナリン受容体および5-HT₁A受容体に作用し、神経伝達に影響を与えることが示されています。これにより、「集中力の向上」や「気分の安定」への効果が示唆されています。一方、CBDは5-HT₁A受容体を介して作用し、不安軽減やリラックス効果をもたらすことが報告されています。

 

CBGはなぜ「第3のカンナビノイド」と呼ばれるのか

カンナビノイド市場においては、長年にわたってTHCとCBDの2強構造が続いてきました。THCは精神作用があるため、医療用・娯楽用双方での利用が議論されてきましたが、CBDの登場により「合法かつ精神作用なしで健康的な効果が得られる」新たなニーズが開拓されました。

そこに登場したのがCBGです。CBGは、CBDと同様に精神作用がなく、CBDとは異なる特性(例えば、異なる種類の抗菌活性や神経系への作用機序)を持つことから、「CBDとはまた別の可能性を秘めた効果のある成分」として注目されています。特に欧米では、CBGを用いたサプリメントや化粧品が急増しており、その機能性と希少性から「プレミアム・カンナビノイド」とも呼ばれています。

 

日本国内でのCBGの法的地位

現在、CBGは日本国内でも合法とされており、CBD製品と同様に「精神作用がない」「医薬品に該当しない」範囲で販売・摂取が可能です。ただし、CBGも大麻草由来であることから、抽出元やTHCの混入リスクには細心の注意が必要で、厚生労働省が定めるTHCの新規制値以下である製品を選ぶことが重要です。

このように、CBGはCBDと似て非なる特性や効果、体感を持つ成分として急速に認知度を高めています。次では、多くの人が気になる「CBGはキマるのか?」というテーマについて、体感・精神作用の有無を科学的に検証していきます。

 

 

 

CBGはキマるのか?

CBGはキマるのか?体感・精神作用の有無と誤解の理由

CBGはキマるのか?体感・精神作用の有無

「CBGはキマるのか?」──これはCBGに興味を持った方が最も気になるポイントかもしれません。CBGリキッドなどの製品が登場し始めたばかりの日本では、その“体感”や“精神作用”について、曖昧なイメージが先行しているのが現状です。ここでは、「CBGはキマるのか?」という問いに対し、科学的な根拠とCBG製品を購入し、使用したユーザーの声をもとに明確に答えていきます。

 

CBGに「キマる」ような精神作用はあるのか?

結論から言えば、CBGにはTHCのような精神活性作用(いわゆる“ハイになる”状態)を引き起こす成分は含まれていません。そのため、「CBGでキマる」という感覚は、少なくともTHCのような“精神変容”を意味するものではないと考えるべきです。

CBGは精神作用を持つTHCとは異なり、CB1受容体(中枢神経系に多く存在)との結合が弱い、もしくは逆に拮抗的に働くことが示されています。これにより、CBGはTHCとは正反対の「クリアな意識状態」を保つとも考えられています。

それにも関わらず、「CBGを吸ったらキマった気がする」という体感に関する感想を持つ人がいるのも事実です。これは以下のような要因が関係していると考えられます。

 

1. ベイプやカートリッジの即効性による錯覚

CBGをベイプリキッド(吸引)で摂取すると、数秒〜数分でリラックスする感覚があります。これが“キマった”という体感的な印象に繋がることがありますが、実際は深いリラクゼーション効果による反応に過ぎません。

 

2. 合成カンナビノイドとの混同

2024年の大麻取締法の規制以前、2021年〜2023年頃は精神作用のあるカンナビノイド(2025年現在は違法)が多数国内にも輸入され、主にリキッド製品として流通していました。これらのカンナビノイドとCBGを組み合わせた場合は明らかに「キマる」という体感がある可能性があります。しかしこれはCBGそのものの作用ではなく、混入物(THC、HHCH、HHC-Pなど)の影響であるため、CBG単体でそのような効果はあり得ません。

 

3. CBGの受容体への作用による“静かな高揚感”

CBGは、α₂-アドレナリン受容体や5-HT1A受容体などに作用することで、神経伝達のバランスに影響を与えるとされています。そのため、一部のユーザーからは「軽い高揚感」や「スッキリとした集中感」が得られるという声もあり、それが“キマる”と主観的な体感として表現されることがあります。

 

 

CBDとの使用感の違いは?

CBGとCBDはいずれも精神作用をもたないとされており、リキッドやオイル、グミなど安心して取り入れやすい点が共通しています。
一方で、使用後の印象や感じ方については違いを感じる方も多く、たとえば「CBDはリラックスタイムに」「CBGは日中の切り替えに取り入れやすい」といった声もあります。

 

CBGとCBDの使用感の違い(ユーザー印象ベース)

比較項目

CBG

CBD

即効性

やや早い(特にベイプでの使用時)

ゆるやかに感じられるケースが多い

使用感の質

集中感・意識の明瞭さを感じる方がいる

リラックス感や緩やかな落ち着きを感じる方が多い

印象の

「思考がクリアになる」「シャキッとする」

「心が落ち着く」「ゆっくりと力が抜ける」

 

CBGでキマる=違法ではないか?と不安に思う方へ

「CBGで体感がある=違法なのでは?」と不安になる方もいるかもしれません。しかし、CBG自体は日本でも合法な成分であり、厚生労働省が規制しているTHCとは異なります。リキッドやグミなど合法なCBG製品を使用している限り、違法性はまったくありません。

ただし、第三者機関による成分分析調査を受けている製品を選ぶことは必須です。製造元の情報が不明な商品、あるいは成分証明の表示がない品の購入はやめましょう。

 

CBGは“キマらない”。それでも「変化を感じる」と言う人が多い理由

CBGは、いわゆる「キマる」といった精神的な高揚感や多幸感といった効果や体感をもたらすことはありません。それでも一部のユーザーからは、「使った直後から違いを感じた」「静かに意識が整うような感覚がある」といった声が聞かれています。

このような印象は、精神が変容するというよりも、意識がクリアになる感覚や、身体がゆるむような体感を得られることによって、「自分に合っている」「しっくりくる」と受け取る人がいる可能性があります。

CBDの使用感に物足りなさを感じていた方が、CBGを取り入れてみるケースも見られます。「キマるわけではないけれど、存在感のある使い心地」「印象に残る使用感」といった声が一部のユーザーから寄せられており、

CBGならではの感覚を求める層の間で関心が高まりつつあります。

 

 

 

CBGに期待される効果は?

CBGに期待される9つの効果とは?科学とユーザーの視点から解説

CBGに期待される効果とは?

CBGは、「CBDよりも体感がはっきりしている」と話題になることがありますが、その本質的な魅力は、使用時の印象だけでなく、研究により示唆されている生理的な働きや機能性にあります。ただし、日本国内においてCBGは医薬品として認定されておらず、その効果や効能を明示して販売することは薬機法上、認められていません

一方で、海外の研究機関などからは、CBGが持つ効果が私たちの体にさまざまな影響を与える可能性についての報告が増えており、医療やウェルネスの分野でも注目が集まっています。

本ページでは、CBGに期待されている代表的な働きをカテゴリに分けて、科学的な観点に基づいた基礎情報やメカニズム、日常生活への応用例をわかりやすくご紹介します。

※記載されている内容は過去に行われた研究報告や論文などの情報に基づくものであり、CBG製品の効果を保証するものではありません

 

1. 抗炎症作用(Anti-inflammatory)

CBGは炎症性サイトカインの抑制やCOX-2酵素の阻害を通じて抗炎症作用を示すと報告されています。

  • ある研究では、CBGの投与によりアトピー性皮膚炎モデルマウスの炎症性サイトカインが減少したことが観察されました 。
  • また、CBGは炎症性腸疾患(IBD)モデルにおいても保護的な効果を示し、サイトカインの調節やiNOSの発現抑制を通じて炎症を軽減する効果がある可能性が示唆されています。

 

2. 神経保護作用(Neuroprotective)

CBGは神経細胞を酸化ストレスから守る神経保護作用を持つとされています。

  • ハンチントン病モデルマウスにおいて、CBGの投与が運動障害の改善や線条体ニューロンの保護に寄与したことが報告されています 。
  • また、CBGは酸化ストレスや神経炎症を軽減し、神経変性疾患の進行を抑制する効果がある可能性があるとされています 。

 

3. 抗菌・抗ウイルス作用(Antibacterial / Antiviral)

CBGは、特にメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対して強力な抗菌活性を持つことが明らかになっており、「耐性菌に有効な新たな候補物質」として世界的に注目されています。

現時点でCBGの抗ウイルス作用に関する科学的証拠は限定的ですが、抗菌作用の延長として今後研究が進む可能性があります。

 

4. 鎮痛作用(Analgesic)

CBGは、痛みの感知に関わるTRPチャネルやα2-アドレナリン受容体に作用することが示されており、動物実験では鎮痛に関与する可能性も示唆されています。ただし、ヒトでの効果については今後の研究が待たれています。

 

5. 食欲増進作用(Appetite Stimulant)

CBGは食欲を促進する作用・効果を持つとされています。

  • マウスの研究では、CBGの投与により摂食行動が増加し、食事の頻度が高まることが観察されました 。
  • この効果は、食欲不振に悩む患者への新たな治療選択肢となる可能性があります。

 

6. 抗腫瘍作用(Antitumor)

一部の研究では、CBGががん細胞の増殖を抑制する働きを持つ可能性が指摘されています。特に大腸がんなどに関する細胞実験で、CBGががん細胞のアポトーシス(自然死)を促進し、腫瘍の進行を抑える働きが観察されました。

臨床レベルではまだ研究段階ですが、今後の抗がん成分候補として検討されるかもしれません

 

7. 筋弛緩・痙攣抑制作用(Muscle Relaxation)

CBGは筋肉の収縮を抑える作用も期待されており、慢性的な筋緊張や軽度の痙攣に対して穏やかに作用することが示唆されています。CBDよりも「身体的なリラックス」に効きやすいと感じるユーザーが多いのは、この作用による可能性があります。

 

8. 緑内障の進行抑制(Ocular Pressure)

CBGはカンナビノイドの一種で、動物実験では眼圧を下げる作用が示唆されています。このような効果は、緑内障の進行抑制につながる可能性があり、今後の研究では点眼型製剤などへの応用も検討されています。ただし、CBGの眼内受容体に対する選択性や作用機序については、まだ研究段階にあります。

 

9. 不安の緩和と睡眠の質向上(Anxiolytic / Sleep Support)

CBGは、5-HT1A受容体やα2-アドレナリン受容体に作用することが示されており、一部の動物実験では軽度の抗不安作用が示唆されています。ユーザーからは、「集中が持続する」「雑念が減る」といった明晰なリラクゼーションの体感が報告されており、日中のメンタルサポートとして期待される成分です。

 

 

CBGの効果は“総合力”が魅力

CBGの特徴は、特定の強い体感や効果に偏ることなく、さまざまな面で穏やかな使用感が期待される点にあります。CBDやTHCとは異なる特性を持ちながらも、継続しやすいと感じる方が多いことも特徴のひとつです。日々のコンディションを整えたいと考える生活者にとって、選択肢のひとつとして注目されています。

次では、これまでのCBGの特性や効果を踏まえながら、CBD・THCとの違いを確認し、自分に合った成分を選ぶためのポイントをご紹介します。

 

 

 

CBG CBD THCの違い

CBGとCBD・THCの違いを徹底比較|精神作用・用途・法律の違いとは?

CBGとCBD・THCの違いを徹底比較|精神作用・用途・法律の違いとは?

CBG(カンナビゲロール)は、CBD(カンナビジオール)やTHC(テトラヒドロカンナビノール)と並んで注目されるカンナビノイド成分の一つです。名前や由来が似ているため混同されがちですが、それぞれの作用・効果・使用感・合法性には明確な違いがあります。

ここでは、CBG・CBD・THCの違いをわかりやすくまとめ、どんな人にどの成分が適しているのかを明確にしていきます。

 

1. 精神作用の有無|キマるかどうか

成分

精神作用

法的ステータス(日本)

THC

強い(ハイになる)

違法

CBD

なし

合法(条件あり)

CBG

なし

合法(条件あり)

CBGとCBDはいずれも精神活性作用がないため、「キマる」といった効果があることはありません。一方でTHCは、陶酔感や多幸感、幻覚・幻聴を引き起こす強い精神作用を持っており、日本では麻薬取締法により明確に禁止されています。

CBGはCBDと同様、「非精神活性型」でありながら、ユーザーの間では「光が明るく感じる」「シャキッとした感覚がある」という声もあり、CBDよりも強く“実感できる”と評価する人もいます。

 

2. 主な効果の違い

CBG、CBD、THCはいずれも体内のエンド・カンナビノイド・システム(ECS)に関与しますが、それぞれが作用する受容体やメカニズムは異なります。

成分

主な効果

作動する受容体

THC

精神活性効果、食欲増進効果、鎮痛効果

CB1受容体(強く結合)

CBD

抗不安効果、抗けいれん効果、抗炎症効果

5-HT1A受容体TRPV1受容体など

CBG

神経保護効果、抗菌効果、抗炎症効果、集中力サポート効果

α2-アドレナリン受容体TRPチャネルなど

CBGは、α2-アドレナリン受容体の強力なアゴニストとして知られており、神経系の過活動を抑制することで集中力の持続や軽度な精神安定に寄与する可能性があります。TRPV1などのチャネルにも関与し、炎症や痛みに関連する反応を調節すると考えられています。

一方、CBDはセロトニン5-HT1A受容体に作用することで不安軽減に寄与し、TRPV1を介して鎮痛や抗炎症効果を発揮することが研究で示されています。CBDは「全体を落ち着かせる感覚」、CBGは「冴えた集中感」を感じると表現するユーザーもいます。

 

3. 法律面での違い(日本国内)

成分

合法性

規制のポイント

THC

完全違法

微量でもアウト(麻薬取締法)

CBD

条件あり合法

THC非検出であることが必須

CBG

条件あり合法

CBDと同様、THC非検出が条件

CBGもCBDと同様、大麻草から抽出されるため、日本では「THCが含まれていないこと」が前提となります。2024年12月以前は違法とされるのは違法部位(花穂・葉)由来かどうかと、THCが含まれていないかが焦点となっていましたが、改正法以降は部位指定は撤廃された代わりに、THCの含有量が大幅引き下げられました。

アメリカではTHCの含有量が0.3%、欧米では0.2%以下であれば商品として流通させることが可能であるため輸入品などにはTHCが含まれていることがあります。そのため、海外製品の個人輸入は行ってはいけません。国内の正規メーカーによる成分検査済み製品を選ぶことが重要です。

 

4. 使用目的・ターゲット層の違い

成分

向いている人

想定される使用シーン・目的

THC

医療大麻を必要とする人(※日本では所持・使用ともに違法)

海外では強い痛みや吐き気へのサポートとして活用されることも

CBD

ストレスを感じやすい方、初めてカンナビノイドを試す方

日常のリラックスタイムや就寝前の習慣に取り入れるケースが多い

CBG

日々のコンディショニングを意識したい方、CBDの使用感が合わなかった方

爽快な使用感を求める方や、日中に取り入れやすいと感じる方に人気

CBGはCBDに比べてまだ認知度が高いとは言えませんが、近年では日常のコンディションを整えたいと考える方々の間で注目が高まっています

 

 

使い分けが大切

カンナビノイドは、それぞれが異なる効果や特徴・役割を持っています。「ハイになるかならないか」だけで判断するのではなく、使用目的・生活リズム・安全性を総合的に考えて選ぶことが、満足度の高い使用体験につながります。

CBG, CBDと同じくCBNという成分について詳しく知りたい方は「CBNとは?CBDやCBGとの違い、効果やおすすめ摂取方法を解説! – KUSH JP」をご覧ください。

次では、CBGを使用する際に気をつけるべき副作用や安全性の注意について詳しく解説します。

 

 

 

CBGの副作用と安全性

CBGの副作用と安全性|初心者が知っておくべきリスクと注意点

CBGの副作用と安全性|初心者が知っておくべきリスクと注意点

CBGはCBDと同様に「非精神活性型」であり、合法的に使用できるカンナビノイドとして広く流通しています。しかし、いくら安全性が高いと言われていても、体に摂取する以上、リスクゼロとは言い切れません

ここでは、CBGの副作用に関する研究報告や、使用時に注意すべきポイントを押さえながら、安全に使い続けるための基本知識を解説します。

 

1. CBGに副作用はあるのか?

CBGは非精神活性型のカンナビノイドであり、一般的に良好な安全性プロファイルを持つとされています。ただし、以下のような軽度の副作用が報告されています

  • 口渇(ドライマウス)
  • 眠気
  • 食欲の変化(増加または減少)
  • 消化不良(胃部不快感、吐き気、下痢など)
  • 頭痛
  • めまい

これらの副作用は、特に高用量摂取時に現れる可能性があり、用量を調整することで軽減されることが多いと海外の研究や製品などで説明されています。

 

2. 医薬品との相互作用に注意

CBGは肝臓のCYP450酵素系、特にCYP2C9、CYP1A2、CYP2B6、CYP2C19などを阻害する可能性があり、これらの酵素を介して代謝される医薬品との相互作用が懸念されます。具体的には、以下のような薬剤に影響を与える可能性があります。

  • 抗うつ薬(SSRI・SNRIなど)
  • 睡眠薬や抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)
  • 抗てんかん薬
  • 降圧薬や血液凝固防止薬(ワーファリンなど)

これらの薬剤を服用中の方は、CBGの摂取を開始する前に医師や薬剤師に相談することが重要です。

 

3. 初心者が気をつけたいポイント

初回は少量から試す:CBGは個人差が大きいため、最小用量から試して体調を観察しながら徐々に増量することが推奨されます。

ベイプリキッド使用時は吸いすぎに注意:即効性が高いため、短時間に多量を吸引すると人によっては経験したことの無い感覚を覚える可能性があります。

空腹時の摂取は避ける:特にオイルタイプは空腹時に摂取すると吸収が早まり、思わぬ感覚が強く出る可能性があります。

 

4. 妊娠・授乳中の使用は避けるべき?

CBGに関するヒトへの安全性データはまだ十分に揃っていないため、妊婦や授乳中の方の使用は推奨されません。胎児や乳児の発育に影響を与える可能性を排除できない以上、「使用しない」という選択が最も安全です。

 

5. ペットへの使用について

海外ではCBGはペット向けのサプリメントにも応用されていますが、国内ではあまり見かけません。もし、使用可能なCBG製品があった場合、ペットの場合は人間以上に個体差が大きく、必ず獣医師に相談したうえで導入する必要があります。また、人間用のCBG製品をペットに使用することは避けてください。

 

 

安全に使うために大切なのは“用法・用量・選択”

CBGは、正しく使えば非常に安全性の高い成分です。しかし、「自然由来だから安全」と過信するのは禁物です。以下の3つを守ることで、副作用やトラブルを未然に防げます。

  1. 第三者機関で成分分析された製品を選ぶこと
  2. 最初は少量から、効果を確かめながら増量すること
  3. 服薬中や体調不良時は、必ず専門家に相談すること

次では、CBGが日本で合法なのか?ドラッグ検査に出るのか?といった法規制に関する不安点を詳しく解説していきます。

 

 

 

CBGは違法?規制状況は

CBGは違法?薬物検査や日本での規制状況を解説

CBGは違法?薬物検査や日本での規制状況を解説

CBG(カンナビゲロール)は、CBDと同じく精神作用がないとされる成分ですが、「CBDよりも体感がはっきりしている気がする」といった印象を持つ方もいるようです。そのため、「この体感って違法では?」「“キマる”ってことは検査に出るのでは?」といった不安を抱く方もいるかもしれません。

不安を持つ方の多くは、CBGの印象的な体感・使用感認知度の低さに起因するものです。ここでは、CBGの合法性や検査との関係について、正しい知識をもとに丁寧に解説していきます。

 

1. CBGは日本で合法なのか?

結論から言えば、CBGは日本国内で合法に流通・使用が可能な成分です。ただし、すべてのCBG製品が無条件で合法というわけではなく、THCが検出されないという条件を満たすことが求められます。

日本ではTHC(テトラヒドロカンナビノール)は麻薬及び向精神薬取締法の規制対象です。CBGは大麻草から抽出されるため、最終製品であるアイソレート原料にTHCが混入していないことが条件です。

2024年12月12日に施行された「大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法の一部を改正する法律」により、日本国内で流通する大麻草由来製品に含まれるΔ9-THC(テトラヒドロカンナビノール)の残留限度値が明確に定められました。今回の法改正により、製品の種類ごとに以下のような上限値が設定されています 。

油脂および粉末(常温で液体の油脂および粉末状の製品):10ppm(0.0010%)
水溶液(飲料や化粧水など):0.1ppm(0.000010%)
その他の製品(グミ、錠剤、電子タバコ、クリームなど):1ppm(0.0001%)

上記の基準を超えるΔ9-THCを含有する製品は、規制の対象となります。特に注意したいのは、製品の形状が変わると分類されるカテゴリーが異なる可能性があるということです。CBGアイソレートと呼ばれる原料は「油脂および粉末」に分類され、10ppm以下のTHC含有量が求められますが、この原料を使用したベイプカート/リキッドなどの製品になると、「その他の製品」に分類されることがあり、リキッド製品に含まれるTHCのg含有量は1ppm以下である必要がある可能性があります。しかしここの線引きは2025年時点では曖昧で、メーカーによって捉え方が異なることも事実です。そのため、製品の購入を検討している場合は開発している会社に問い合わせてみても良いでしょう。

このように、製品の製造・輸入・販売に際しては、THC含有量が上記の基準を超えないよう厳格な管理が求められることとなりました。消費者としても、リキッドやグミ、オイルといった製品のTHC含有量についての情報を確認し、基準を満たした製品を選択することが重要です。

 

2. CBGは薬物検査(ドラッグテスト)に引っかかる?

CBGそのものは、現在のところ日本国内の一般的な薬物検査項目には含まれていません。よって、CBG単体では薬物検査に引っかかることはないとされています。

しかし製品中に微量でもTHCが含まれていれば、尿検査・唾液検査・毛髪検査のいずれかで陽性判定が出る可能性があります。実際、米国では「CBDやCBG製品を使用していたが、知らないうちにTHCが混入していて検査で陽性と認められた」という事例が報告されています。しかし前述の通り米国に流通する商品と日本に流通する商品のTHC含有量の基準値が異なります。そのため、国内に通関してきているCBG原料を使用した商品でTHC陽性反応が出ることは考えにくいでしょう。

 

3. CBGと海外の規制状況

アメリカ

アメリカでは、CBGは連邦法に基づいて合法(ただしTHC0.3%以下が条件)ですが、州ごとに規制が異なるため、一部では流通が制限されています。

欧州連合(EU)

EU域内ではCBDと同様に、食品や化粧品としての利用が増える一方、医療利用には各国ごとに許認可が必要です。CBGも同様の扱いであり、「ノベルフード申請」などの手続きが進行中の国もあります。

アジア・中東

日本と同様にTHCへの厳格な規制がある国では、CBGの扱いにも注意が必要です。輸出入や旅行時の携帯には特に注意し、現地法を必ず確認しましょう。

地域法的枠組みCBGの扱い主な留意点
アメリカ2018 Farm Bill連邦では合法(THC 0.3%未満)地域によっては法的地位が定まっていない
EUNovel Food Regulation, 化粧品規則ノベルフード申請食品・化粧品は条件ありで合法
日本大麻取締法合法THCの含有量による
中東諸国各国麻薬法CBG含むすべて禁止の国も所持・持ち込みで逮捕の恐れ

次では、CBGの効果をより実感するために重要な摂取方法の違いと、それぞれに合った製品の選び方を解説します。

 

 

 

CBG摂取方法とおすすめ製品

CBGの摂取方法とおすすめ製品|オイル・ベイプ・グミの違いとは?

CBGの摂取方法とおすすめ製品|オイル・ベイプ・グミの違いとは?

CBGは、使用目的やライフスタイルに応じて製品の形状や使用方法を選ぶことが大切です。同じ成分であっても、「どのように取り入れるか」によって、摂取のしやすさや感じ方のタイミング、使用シーンとの相性などが異なります。

ここでは、CBGを含む代表的な製品の使用方法ごとの特徴をご紹介し、使用経験の浅い方から慣れている方まで、それぞれに適した選び方のヒントと、人気のある製品タイプをご紹介します。

 

 

1. CBGオイル(舌下摂取)|初心者にも取り入れやすいスタンダードタイプ

特徴:

  • 摂取方法:舌の下に数滴垂らし、約60秒保持
  • 吸収のしやすさ:中程度
  • 使用後に変化を感じるまでの目安:30〜60分
  • 使用感の持続時間:4〜6時間程度

CBGオイルは、初めてCBGを取り入れる方にもおすすめの製品タイプです。滴数で量を調整しやすく、ライフスタイルや目的に合わせて柔軟に使えるのが特長です。CBDオイルを使用した経験がある方にとっては、似たような感覚で使いやすいと感じられる場合があります。

■ ポイント:

  • 自分のペースで量を加減しやすい
  • やさしい使用感を求める方に適している
  • 飲み物や食事と一緒に取り入れやすく、日常に自然になじむ

■ 使用に際しての注意点:

  • 空腹時に摂るとお腹に違和感を覚える方もいます
  • 最初はごく少量から始め、様子を見ながら調整するのがおすすめです

 

 

2. CBGベイプ・リキッド(吸入)|スムーズな使用感を重視する方に

■. 特徴:

  • 摂取方法:専用のベイプデバイスでリキッド内の蒸気を吸引
  • 吸収のしやすさ:高め
  • 使用後に変化を感じるまでの目安:1〜5分
  • 使用感の持続時間:1〜3時間程度

ベイプリキッドタイプは、ライフスタイルにすぐに取り入れやすい点が支持されている理由のひとつです。外出前や集中したいシーンなど、気分の切り替えを意識したタイミングにリキッド製品を使用する方が多いです。

■ ポイント:

  • リキッド使用後に感じ方の変化を意識しやすいタイミングが早め
  • リキッドの吸引回数を調整することで、自分に合ったリズムを見つけやすい
  • 忙しい日の合間や、ひと息つきたいときにリキッド製品は最適で手軽

■ 使用に際しての注意点:

  • リキッドを吸いすぎるとリラックスしすぎたように感じることもあるため、自分に合ったペースが大切です
  • リキッド製品は肺や気道に直接取り込むため、敏感な方は体調や環境に配慮してお使いください

CBD,CBG,以外にもCBNという原料を使用したリキッド製品も多く流通しています。詳しくは「CBNリキッドを徹底解説!キマる?CBGやCBDと効果の違いとは – KUSH JP」をご覧ください。

 

3. CBGエディブル(グミ・キャンディなど)|スッキリとしたい方に

■ 特徴:

  • 摂取方法:グミやキャンディなどを咀嚼して消化吸収
  • 吸収のしやすさ:低〜中程度
  • 使用後に変化を感じるまでの目安:1〜2時間
  • 使用感の持続時間:6〜8時間程度

グミやキャンディといったエディブル製品は、おやつ感覚で取り入れやすく、日中の予定が長時間にわたる日などにも向いていると感じる方が多いようです。CBG特有の風味が気になる方にも取り入れやすい味がついているタイプが人気です。

■ ポイント:

  • コンパクトで持ち運びしやすく、外出先でも気軽に使いやすい
  • 食べやすく、リラックスタイムの一環として楽しめる
  • 落ち着いたシーンに取り入れられることが多い

■ 使用に際しての注意点:

  • 使用後の変化がゆっくり現れるため、時間に余裕を持って使うのがおすすめです
  • 一度に多く摂ると、気分が緩みすぎたように感じる方もいるため、まずは少量から始めましょう

 

 

4. 初心者・中級者・上級者向けおすすめ摂取方法

レベル別:ライフスタイルに合わせた取り入れ方

レベル

取り入れやすい方法

おすすめの製品タイプ

初心者

オイル(舌下使用など)

低濃度タイプで、少量から試しやすいものがおすすめ

中級者

ベイプ・リキッドタイプ

フレーバーが美味しくて取り入れやすく、使用量の調整もしやすい

上級者

エディブルとベイプの併用

日中はベイプでリフレッシュ、夜はグミなどでリラックスしたい方に人気の組み合わせ

 

 

5. 製品を選ぶ際のチェックポイント

CBG製品は日本国内でもラインナップが広がっており、選択肢が増えています。安心して使用するために、以下のポイントを確認しましょう。

チェック項目

内容

成分分析書(COA)の有無

第三者機関による成分検査が行われており、THCが検出されていないことやCBGの含有量が明示されているかを確認しましょう。

その他の成分が含まれているか(単一成分か)

初めての方は、CBGのみを含む「アイソレートタイプ」の商品から試してみるのがおすすめです。

使用スタイルに合っているか

どのようなシーンで取り入れたいかを考え、「リラックスしたい時」「シャキッとしたい時」など、自分の生活スタイルに合うかを確認しましょう。

フレーバーや添加物の有無

味や香り、添加物の有無は継続使用に影響します。好みに合ったものを選ぶことが大切です。

 

 

摂取方法次第でCBGの体感は大きく変わる

CBGは摂取形式によって「効き方」が大きく異なります。即効性を求めるならリキッド、じわっと長く効かせたいならエディブル、バランスを取るならオイルと、自分のライフスタイルや目的に合わせて選ぶことが重要です。

次では、CBGをより効果的に活用するための応用編として、他のカンナビノイド(CBDやCBN)と併用したアントラージュ効果の活用法について解説します。

 

 

 

CBGとアントラージュ効果

CBGと他カンナビノイドのアントラージュ効果

CBGと他カンナビノイドのアントラージュ効果

CBG単体でも注目されている成分ですが、近年ではCBDやCBNなど他のカンナビノイドと一緒に取り入れることで、それぞれの特徴を活かし合う使い方が意識されるようになっています。


この考え方は「アントラージュ効果(Entourage Effect)」と呼ばれ、カンナビノイドやテルペンなど複数の成分を組み合わせることで、単体とは異なる使用感やバランスが期待されるとして関心が高まっています。

ここでは、このアントラージュ効果の概要と、CBGを含む製品における主な成分の組み合わせパターンを紹介し、それぞれがどのような使用スタイルに合っているかをわかりやすくご案内します。

 

1. アントラージュ効果とは?

アントラージュ効果とは、複数のカンナビノイドやテルペン(香気成分)などが相互に作用することで、単体では得られない生理的効果を発揮する現象を指します。

この考え方は、イスラエルの研究チームによって提唱され、当初はTHCとCBDの相互作用に着目したものとして知られるようになりましたが、カンナビノイドだけではなくテルペンやフラボノイドなどとの相互作用などについても議論されています。

近年では、THCを含まない製品でも、CBG+CBDやCBG+CBNといった複数のカンナビノイドを組み合わせたフォーミュラにより、使用感やバランスに違いを感じる方が増えているとされています。

 

2. CBGとCBDを組み合わせて使う楽しみ方の一例

CBGとCBDは、いずれもヘンプ由来の成分であり、使用する時間帯や目的に応じて使い分ける方が増えています

成分

使用シーン

印象・使い心地

CBG

朝や日中のすっきりした時間に

シャキッとした気分でスタートしたいときにぴったりとの声も

CBD

お昼のくつろぎタイムに

ゆっくり落ち着きたい方に

組み合わせて使用する方は(※使用目的の一例であり、効果効能を示すものではありません)

  • 夜に、しっかりと休む前の準備として取り入れる方
  • CBDでは夜の時間に物足りなさを感じた方で、他の選択肢を探している方
  • 翌朝に残る感覚を避けたい方や、寝つきだけでなく目覚めもすっきり迎えたい方

 

3. CBGとCBNを組み合わせて使う楽しみ方の一例

CBN(カンナビノール)とCBG(カンナビゲロール)は、それぞれ異なる使用感があるとされており、組み合わせて取り入れる方も増えています。使うタイミングや気分に応じて、2つの成分を調整しながら取り入れるスタイルも注目されています。

成分

使用シーン

印象・使い心地

CBG

夜でも少し集中したい作業前や、落ち着いた時間に

気持ちの切り替えをしたいときに

CBN

就寝前のリラックスタイムに

リラックスしたい夜や、静かな時間に

➤ 組み合わせて取り入れる方の一例(※使用目的の一例であり、効果効能を示すものではありません)

  • 日中はオンモードでいたい方にCBGを、夜はリラックスしたい方にCBDを
  • 気持ちを切り替えたいときや集中したい場面と、ゆっくりしたい時間を分けて使いたい方
  • CBD単体では物足りなさを感じていた方で、他の成分も試してみたい方

 

4. フルスペクトラムとブロードスペクトラムの違い

CBGを含む複数成分を同時に摂る製品として、「フルスペクトラム」や「ブロードスペクトラム」という表記を見かけることがあります。

タイプ

特徴

注意点

フルスペクトラム

カンナビノイド・テルペンを“すべて”含む

微量のTHCが含まれる可能性があるため日本では原則NG

ブロードスペクトラム

THCを除いた複数のカンナビノイドを含む

日本国内で合法に取り扱われる製品に多い

➤ CBGユーザーにおすすめなのは?

ブロードスペクトラム製品。THCが一切含まれていない安全設計で、かつCBG+CBDなどの相乗効果が期待できます。ただし、CBGメインのブロードスペクトラム原料は2025年5月時点で国内での流通はありません。しかし、CBDメインのブロードスペクトラム原料は流通しているため、このような原料が使用されている商品を選ぶと良いでしょう。

 

5. CBGを取り入れたブレンド例と使用シーンの一例

CBGは、他のカンナビノイドやテルペンなどと組み合わせて取り入れることで、ライフスタイルや気分に応じた使い方が楽しめます。ここでは、よく選ばれている組み合わせや使用シーンの例をご紹介します。

使用シーン(目的の一例)

組み合わせ例(参考比率)

摂取スタイル

集中したい時間に

CBG:CBD = 1:1

ベイプタイプ

夜のくつろぎタイムに

CBG:CBN:CBD = 1:2:2

オイルやエディブルタイプ

気分を整えたいときに

CBG+CBD+リモネン(テルペン)

オイル・ベイプタイプ

健康維持を意識したいときに

CBG+CBD+CBC

オイル・ソフトカプセルタイプ

 

 

組み合わせ次第でCBGのポテンシャルはさらに広がる

CBGは単一成分でも注目されていますが、他のカンナビノイドやテルペンと組み合わせることで、ライフスタイルや好みに合わせたブレンドの選択肢が広がります製品を選ぶ際は、成分のバランスや風味、使いたいシーンとの相性などをよく確認し、自分に合ったものを見つけていきましょう。

次では、これまでの内容を踏まえ、CBGに関して読者の方から寄せられることの多い疑問を「よくある質問(FAQ)」としてご紹介します。

 

 

 

CBGに関するよくある質問

CBGに関するよくある質問(FAQ)

CBGに関するよくある質問(FAQ)

ここまでCBGについての成分解説・効果・合法性・使用方法などを詳しく解説してきましたが、それでも実際に使う前にはまだまだ細かな疑問が残る方も多いかと思います。

ここでは、読者の検索意図や実際の購入者から寄せられた声を参考に、CBGに関する代表的な質問とその回答をまとめました。


Q1:CBGは本当に「キマる」ことはないのですか?

A:はい、「THCのようにキマること」はありません。
CBGは非精神活性型の成分であり、いわゆる酩酊感や多幸感といった精神的な変容を引き起こすことはありません。

一方で、使用後に「思考がクリアに感じる」「集中しやすい」といった印象を受ける方もおり、そのような主観的な感覚から「キマる」と表現されることがあるのも事実です。


Q2:CBG製品は薬物検査に引っかかりますか?

A:THC非検出の製品であれば、基本的に引っかかりません。
ただし、製品にTHCが混入していた場合は検査に反応するリスクがあります
そのため、COA(分析証明書)で新基準対応の「THC非検出(ND)」が証明されている国内製品を選ぶようにしてください。


Q3:CBDとCBGの併用は安全ですか?

A:はい、安全です。
CBGとCBDはいずれも非精神活性型の成分であり、それぞれ異なる特性を持っているため、併用することで使用感の幅が増えると感じる方もいます。

両方を同時に取り入れる場合は、まずは少量から始めて様子を見ることをおすすめします。特に、ベイプのように使用後の変化を感じやすいタイプでは、人によっては強く感じられることもあるため、自分に合った量を見極めながら取り入れていきましょう。


Q4:CBGは眠くなりますか?逆に眠れなくなったりしませんか?

A:CBGは個人差がありますが、比較的シャープな使用感を求める方に利用されます。

CBDは、使用するタイミングによってはリラックス感や眠気を感じることもありますが、CBGは「日中の作業中に使いやすい」と感じる方も多く、朝や昼のライフスタイルに取り入れるケースが目立ちます。

一方で、夜間にはCBNと併用し、「落ち着いて過ごせる」と感じる方もいるなど、シーンに合わせた使い分けをされることもあります。


Q5:CBG製品をどのくらいの頻度で使えばよいですか?

A:目的と体調に応じて、1日1〜2回から始めるのがおすすめです。
朝のすっきりとした時間づくりには、起床後にベイプで軽く取り入れるスタイルを好む方もいます。
一方で、夜の静かな場面で、夕食後にオイルやエディブルタイプを選ぶケースが多く見られます。

使用量には個人差がありますので、最初は少量から試しながら、ご自身に合った取り入れ方を見つけていくことが大切です。


Q6:CBGは子供や高齢者でも使用できますか?

A:医師の許可なしには推奨できません。
CBGは明確な年齢制限はなく比較的安全な成分とされていますが、子供や高齢者、基礎疾患のある方、常に薬を常用している方などが使用する場合は必ず専門家に相談してください。


Q7:CBGは海外旅行に持っていっても大丈夫ですか?

A:国によっては違法となる場合があるため、原則持ち込みは控えましょう。
たとえ日本で合法でも、渡航先の国や地域によってはCBGを含む製品が「大麻関連製品」とみなされて違法とされることがあります。


 

 

CBGは“安全かつ実感のある成分”として注目が高まっている

CBGに対して不安を持っていた方も、これまでの内容やFAQを通して、その特性や使い方について理解が深まったのではないでしょうか。
「ハイにならないのに、一定の使用感が得られる」──このような印象を持つ方が多いことも、CBGが注目されている理由のひとつです。

最後に、これまでの内容を総括しながら、CBGがどのような方に向いているのか、そしてライフスタイルに合わせた取り入れ方について解説していきます。

 

 

 

まとめ CBGはキマらない

まとめ|CBGは“キマらない”が心地よい使用感が期待される

CBG(カンナビゲロール)は、CBDやTHCと同様に注目されているカンナビノイドの一つです。本記事では「CBGはキマるのか?」というテーマを切り口に、その特性、使用方法、他成分との使い分け例などを多面的にご紹介してきました。

ここではあらためてCBGの特徴をまとめ、どのようなライフスタイルの方に適しているのか、どう活用されているのかをご紹介します。

 

CBGは「精神作用がない」が、使用感が期待されている成分

CBGは、THCのような精神作用(いわゆる「ハイ」や陶酔感)のない非精神活性型の成分です。
そのため、「キマる」といった急激な意識変容は起こらないとされています。

一方で、CBGを取り入れている多くのユーザーからは、以下のような使用感に関する声が寄せられています(※個人の感想であり、効果を保証するものではありません)。

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思考がクリアに感じられる

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緊張感がやわらぎやすく、落ち着いた気分になれる

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体が軽く感じるような使用感がある

https://kush-jp.com/wp-content/themes/ego_woocommerce_tcd079/img/no-avatar.png

ゆったりした感覚はあるが、過度に眠くなりすぎない

 

このように、CBGは“意識を変える”のではなく、“日々の整え”を意識した使われ方がされている成分です。

 

CBGは自分らしさを大切にしたい方に最適

カンナビノイドにはそれぞれ異なる特徴があり、ライフスタイルや使用タイミングに応じた選び方がされています。
CBGは中でも、「日中の集中を意識したい」「思考の整理をサポートしたい」といった方に最適です。

成分

目的・シーン(※一例)

CBD

リラックスしたいとき・ストレスの多い日など

CBN

まったりとした夜の時間など

CBG

集中したい・自分らしさを保ちたい日中など

 

CBGを使うときは「目的」と「タイミング」を意識するのがポイント

CBGを日常に取り入れる際は、「いつ・どんな場面で使うか」を意識することで、より自分に合った取り入れ方が見えてくるかもしれません。

使用シーン(例)

摂取方法

傾向

朝の立ち上がりに

CBGオイル・ベイプ

頭が冴えるような感覚を求める方に人気

人前に出る前など

CBGベイプ・カプセル

落ち着きを意識したいときに

食事をもっと楽しみたいときに

CBGエディブル

気分転換の一環として

リラックスしたい夜に

CBG+CBNオイル

静かな時間を大切にしたいときに活用される

 

安全性を意識してCBG製品を選ぶには?

CBGを安心して取り入れるためには、品質の高い製品を選ぶことが大切です。特に以下のポイントをチェックすることをおすすめします。

  • 成分分析書(COA)の有無
  • THCが「非検出(ND)」であることの確認
  • 国内検査済み・信頼できる製造元であるかどうか

また、CBGは体質や目的に応じて感じ方に個人差があるため、少量から始めて様子を見るスタイルが多くの方に支持されています。

 

まとめ|CBGは、日々のバランスを整えたい方に寄り添う存在

CBGは、「キマる」ような劇的な変化を求めるものではなく、日々を自分らしく過ごすための“意識づくり”や“気分の切り替え”に寄り添う存在として選ばれています。

  • シャキッとした状態を保ちたい方
  • プレッシャーのあるシーンでも自然体でいたい方
  • CBDでは少し物足りなさを感じていた方

そんな方にとって、CBGはライフスタイルを支えるパートナーとして活用されているようです。

 

 

参考文献

  • Park, Ju-Hee, et al. “Cannabigerol Treatment Shows Antiproliferative Activity and Causes Apoptosis of Human Colorectal Cancer Cells.” Journal of Pharmacopuncture, vol. 27, no. 4, 2024, pp. 332–339. https://doi.org/10.3831/KPI.2024.27.4.332.
  • Brierley, Daniel I., et al. “Cannabigerol Is a Novel, Well-Tolerated Appetite Stimulant in Pre-Satiated Rats.” Psychopharmacology (Berl), vol. 233, no. 19, 2016, pp. 3603–3613. https://doi.org/10.1007/s00213-016-4397-4.
  • Stone, Nicole L., et al. “A Systematic Review of Minor Phytocannabinoids with Promising Neuroprotective Potential.” British Journal of Pharmacology, vol. 177, no. 19, 2020, pp. 4330–4352. https://doi.org/10.1111/bph.15185.
  • Valdeolivas, Sara, et al. “Neuroprotective Properties of Cannabigerol in Huntington’s Disease: Studies in R6/2 Mice and 3-Nitropropionate-Lesioned Mice.” Neurotherapeutics, vol. 12, no. 1, 2015, pp. 185–199. https://doi.org/10.1007/s13311-014-0304-z.
  • Suryavanshi, Santosh V., et al. “Cannabinoids as Key Regulators of Inflammasome Signaling: A Current Perspective.” Frontiers in Immunology, vol. 11, 2021, article 613613. https://doi.org/10.3389/fimmu.2020.613613.
  • Jeong, Ga Hee, et al. “Anti-Inflammatory Effects of Cannabigerol In Vitro and In Vivo Are Mediated Through the JAK/STAT/NFκB Signaling Pathway.” Cells, vol. 14, no. 2, 2025, article 83. https://doi.org/10.3390/cells14020083.

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