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CBGとCBNは全く違う?効果の違いやCBDとの関係性まで徹底解説

CBGとCBNの違いについて徹底解説

CBGとCBNの基本的な理解

CBDとCBGの違いを理解する

CBDとCBGの違いを理解する

CBG(Cannabigerol/カンナビゲロール)とCBN(Cannabinolカンナビノール)は、いずれもカンナビス植物から抽出されるカンナビノイド(cannabinoid)であるにもかかわらず、それぞれの成分単体が持つ特性は驚くほど違うため、近年これらの成分のの健康効果に注目が集まっています。本記事では「CBGとCBNの違い」について2025年6月で3周年となるKush JPのプロの調香師が深く掘り下げますが、まずこの章では両者の概要や違いを整理し、読者が全体像を掴めるように解説します。

 

CBGはCBNやCBD(カンナビジオール)、THC(テトラヒドロカンナビノール)など、他の主要カンナビノイドの前駆体となる成分です。植物が若い段階ではCBGの含有量が比較的多く、成熟するにつれて他の成分に分解されていくという特徴を持っています。一方、CBNは、THCが時間の経過や酸化によって変化した成分であり、共にカンナビスに含まれる量がごく少ないことから希少カンナビノイドと呼ばれます。

 

両者とも日本ではCBDと同様にTHCのような強い精神作用(psychoactive effect)は持たないとされ、合法の範囲内で扱われます。特にCBGは、シャキッとした感覚や集中力への働きかけが期待され、CBNはリラックスや睡眠の質向上などの用途に用いられます。このように、同じ植物から得られるにも関わらず、CBGとCBNは作用や特徴が異なるため、使用目的に応じて選ぶことが重要です。

 

また、カンナビノイドは全体として「エンドカンナビノイドシステム(Endocannabinoid System:ECS)」と呼ばれる人体の受容体ネットワークに作用し、健康の維持や調整をサポートすると言われています。CBGやCBNもこのシステムに働きかけることで、炎症やストレスの軽減、神経系への影響など、さまざまな健康効果が示唆されています。

 

現在、多くのカンナビノイド関連商品(オイル、リキッド、グミなど)が市場に出回っており、CBGやCBNはCBDに次ぐ「次世代成分」として注目を集めています。特に2024年以降の大麻関連法の改正により、日本に輸入されるカンナビノイドの種類が大幅に制限されたにもかかわらず、CBGやCBNは2025年時点でも日本に流通する成分であることから、ユーザーが安心して選びやすくなってきた点も見逃せません。

 

本記事では、今後の使用や購入を検討している方に向け、CBGとCBNそれぞれの成分の違いや効果、摂取方法、副作用、合法性まで、科学的根拠に基づいた情報をわかりやすく解説していきます。違いを理解することで、あなたの健康やライフスタイルに合ったカンナビノイドを選ぶ一助となるはずです。

 

 

 

CBGとは?

CBG(カンナビゲロール)は非精神活性型のカンナビノイドであり、摂取してもTHCのように「ハイ」になることはありません。そのため、精神的な影響を避けつつカンナビノイドの作用を体験したいという人々の間で、安全性が高く期待されている成分の一つです。CBGの特徴として、CBDよりも体内のカンナビノイド受容体(特にCB1およびCB2)への親和性が高く、神経保護作用や抗炎症、抗菌など多岐にわたる健康上のメリットが示唆されています。

 

また、CBGは医療や美容、ウェルネス分野での応用が期待される新しい成分として注目を集めています。近年では、オイル、グミ、リキッドなど多様な製品形態で市場に登場しており、その種類も増加しています。日本においては、CBGは現在の法律ではTHCを含まず、規制対象外とされ、CBD製品と同様に合法です。ただし、THC成分の含有状況によっては確認が必要であるため、原料そのものの成分確認は必須です。

 

このようにCBGは、植物の成長段階において重要な役割を果たすカンナビノイドであり、他の成分と異なる性質と作用を持っています。次章では、このCBGがもたらす具体的な健康効果についてさらに深く解説していきます。

 

 

CBNとは?

CBN(カンナビノール)は、カンナビスに含まれる天然のカンナビノイド成分の一つであり、CBGやCBDと同様に非精神活性型とされながらも、穏やかな鎮静作用を持つことで知られています。このため、CBNは新鮮なカンナビスにはほとんど含まれず、収穫され、長期間保存された大麻や紫外線にさらされたヘンプ植物に多く見られます。

 

CBNはTHCと構造が近いため微弱ながらも精神作用を持つ可能性がありますが、その影響は極めて軽度であり、「ハイになる」感覚はほとんど感じられません。その代わりにCBNは「リラックス効果」や「睡眠補助作用」に優れているとされ、近年では睡眠障害や不安感の軽減を目的とした用途で注目を集めています。

 

日本においては、CBNは明確に「違法成分」とはされていませんが、国によっては規制対象となっているため、今後規制の対象となる可能性もあるかもしれません。購入時には、製品に含まれるCBNの由来やTHC非含有の証明(COA)などを確認することが重要です。

 

このように、CBNは他のカンナビノイドとは異なる生成経路と作用特性を持ち、穏やかなリラックスを求めるユーザーに適した成分と言えるでしょう。次章ではCBGとCBNの「化学的特性の違い」についてより専門的に掘り下げていきます。

 

参考:「CBNとは?CBDやCBGとの違い、効果やおすすめ摂取方法を解説! – KUSH JP

 

CBGとCBNの化学的特性

CBDとCBGの化学特性の違いを理解する

CBDとCBGの化学特性の違いを理解する

CBG(カンナビゲロール)とCBN(カンナビノール)は、どちらもカンナビス植物に含まれるカンナビノイド成分ですが、化学構造および生成プロセスにおいて根本的な違いを持っています。この章ではまずその違いを明らかにし、それぞれの構造がどのように作用や用途に影響を与えるのかを解説します。

 

 

分子構造の違い

CBGとCBNはともに炭素・水素・酸素から成る有機化合物ですが、その分子構造には明確な違いがあります。CBGの化学式はC₂₁H₃₂O₂、CBNの化学式はC₂₁H₂₆O₂です。CBNはTHCが酸化されることで生成され、芳香族環(ベンゼン様構造)を含むため、CBGとは異なる化学的性質を持ちます。

 

CBGは芳香族環を持たない柔軟な構造をしており、非芳香族の脂肪族構造が特徴です。一方、CBNは芳香族構造により安定性が高く、酸化や紫外線への耐性が強いとされています。この分子構造の違いは、体内での代謝経路やカンナビノイド受容体(CB1・CB2)への結合親和性に影響を与えます。CBGはCB1およびCB2受容体に対してパーシャルアゴニストとして弱い作用を示し、CBNもまた両受容体に対して穏やかな作用を持つとされています。

 

また、CBGは水素原子を多く含むことから分子としての飽和度が高く、それが抗酸化性や分解耐性に寄与している可能性が示唆されています。対照的にCBNはすでに酸化された構造であるため、体内でのさらなる分解や代謝は比較的速やかに進行すると考えられています。

 

 

生成過程の違い

CBGは「カンナビノイドの前駆体」として大麻草の植物内で最も早く生成される成分です。植物が成長する過程で、CBGA(カンナビゲロール酸)という形で合成され、そこから酵素反応によってCBD、THC、CBCなどへと変化していきます。つまり、CBGはカンナビノイドの「原料」となる存在であり、母なるカンナビノイドとも呼ばれ、麻植物の成長段階や栽培条件によって含有量が大きく左右されるのが特徴です。

 

一方、CBNはTHCの分解産物として後から生成される成分です。カンナビスが収穫された後、光、熱、酸素などに長時間さらされることでTHCが酸化し、CBNへと変化します。このためCBNは「時間経過により生じるカンナビノイド(aging cannabinoid)」と呼ばれています。自然生成されるCBNはごく少量(1%未満)であり、製品として十分な量を確保するためには、主にCBDを出発物質とした化学合成による手法が用いられます。

 

合成CBNの製造過程では、CBDを酸化・加熱・反応溶媒中で処理することで、CBN構造を安定的に再現します。これにより、品質管理されたCBN製品が市販されるようになりましたが、生成段階での不純物混入のリスクもあるため、第三者機関による分析証明書(COA)の確認が重要です。

 

このように、CBGとCBNはその成分構造のみならず、生成段階・原料・安定性・含有量においても大きく異なり、製品としての使用目的や摂取タイミングにも影響を与える要素となっています。次章では、これらの構造的・生成的違いが、具体的な「作用や効果」にどのように現れるかを解説していきます。

 

 

 

CBGとCBNの作用と効果

CBDとCBGの作用と効果の違いを理解する

CBDとCBGの作用と効果の違いを理解する

CBGとCBNはどちらも同カンナビノイドでありながら、それぞれ異なる作用メカニズムと期待される効果を持っています。この章では、科学的研究をもとにCBGとCBNの働きや、どのような状態に適しているのかを具体的に解説します。

 

 

CBGの期待される効果

CBG(カンナビゲロール)は、その高い薬理学的ポテンシャルから、近年注目を集めているカンナビノイドの一つです。特に抗菌作用と抗炎症作用が強く、2008年の研究では、CBGが薬剤耐性菌であるMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)に対して非常に強い抗菌活性を示したことが報告されています。

 

さらに、CBGはCB1およびCB2受容体の両方に対して比較的穏やかな結合親和性を持ち、神経保護、抗酸化、消化管炎症の軽減などにも効果が期待されています。特に潰瘍性大腸炎やIBD(炎症性腸疾患)において、CBGが腸内の炎症を抑制する可能性があるとの研究も進んでいます。

 

また、CBGは日中の使用に適しているとされており、「意識がはっきりする」「集中力が上がる」などの報告が利用者から寄せられています。これはCBGがノルアドレナリンやドーパミン系への間接的な働きかけを行う可能性があるとされているためです。さらに、CBGは皮脂腺の過剰分泌を抑える作用があることから、美容面でも注目されており、抗ニキビ用のスキンケア製品にも応用されています。

 

このようにCBGは、日中活動をサポートし、抗菌・抗炎症・美容など幅広い分野でその効果が研究されています。現段階では臨床研究が限定的ではあるものの、今後の応用が大きく期待される成分です。

 

 

CBNの期待される効果

CBN(カンナビノール)は、主に鎮静作用や睡眠補助効果が期待される成分であり、リラクゼーションや夜間の使用に適しているとされています。CBNはTHCの酸化によって生成されるため、微弱な精神活性を持ちつつも、THCのように強烈な「ハイ」を引き起こすことはありません。

 

特に注目されているのが睡眠の質の改善効果です。2021年に報告されたレビューに基づく情報によると、CBNはCB1受容体への間接的な働きかけによって、副交感神経系を優位にし、睡眠導入を促進する可能性があると示唆されています。加えて、CBNは睡眠の持続時間を延ばす可能性もあり、不眠症や中途覚醒に悩む人々にとって有望な選択肢とされています。さらに、CBNには鎮痛作用や抗炎症作用も確認されており、慢性的な痛みや筋肉の緊張、不安感の緩和などにも利用されています。食欲促進作用もあるとされており、食欲不振に悩む患者への応用も検討されています。

 

CBNのこうした作用は、CB2受容体との関係が強く示唆されており、免疫系との相互作用がそのメカニズムの一端を担っている可能性があります。CBNの効果はCBDやCBGと比べてより「鎮静的」であるため、日中ではなく夜間の使用が推奨される理由となっています。

 

CBGとCBNは、いずれもTHCのような精神活性作用を持たない安心な成分として注目されていますが、作用の性質は対照的です。CBGは「日中活動に適した覚醒・集中系」、CBNは「夜間の鎮静・リラックス系」という使い分けが基本となります。利用目的に応じた適切な選択が、最大限の効果を引き出すカギとなるでしょう。

 

 

 

CBGとCBNの摂取方法

CBDとCBGの使用方法の違いを理解する

CBDとCBGの使用方法の違いを理解する

CBGとCBNは、それぞれの作用特性に合わせて最適な摂取方法と使用タイミングが異なります。適切な使用方法を理解することで、期待される効果を最大限に引き出すことが可能です。

 

 

CBGの摂取方法

CBGは、日中の活動をサポートするカンナビノイドとして注目されています。摂取によって意識がはっきりする、集中力が増すといった報告が多いため、朝から日中にかけての使用が推奨されます。

 

舌下摂取(オイルタイプ)は吸収が早く、10〜20分で体感が得られる場合が多いため、仕事前や通勤時などに適しています。経口摂取(カプセル・グミ)の場合は消化を経るため効果発現までに時間がかかりますが、持続時間が長くなります。また、CBGは皮膚から吸収させる経皮バームとしての使用も研究が進められています。

 

推奨摂取量に関しては、個人差が大きく一定の基準は定まっていませんが、自身の体調や反応に合わせて調整する方法が一般的です。初めて使用する場合は、低用量からスタートし、数日かけて増量する「スタート・ロー&ゴー・スロー」の原則が有効です。

 

 

CBNの摂取方法

CBNは、夜間のリラックスや睡眠導入を目的とした使用が最も推奨されるカンナビノイドです。穏やかな鎮静作用が特徴であり、不眠症や睡眠の質に悩むユーザーに適しています。

 

吸収方法としては、吸入(Vape)→舌下(オイル)→経口(食品)の順でバイオアベイラビリティ(体内吸収率)が高く、即効性が期待できるため、初心者にはVapeが扱いやすいとされています。

 

CBNはCB2受容体への作用が強いことから、免疫系への影響も含めて、慢性的なストレスや不安、筋肉の緊張に対しての使用にも適しています。効果は使用方法によって発現までの時間や持続時間が異なるため、自分の生活スタイルに合わせた摂取方法を選ぶことが重要です。

 

CBGとCBNの使用タイミングと摂取形態は、それぞれの作用特性とユーザーの目的に応じて選ぶべきです。CBGは日中、CBNは夜間に。形状ではオイルやリキッドが吸収率に優れ、食品は持続性に優れるという特徴を理解した上で、自分に最適な方法を見つけましょう。

 

 

 

CBGとCBNの副作用と注意点

CBDとCBGの副作用と注意点の違いを理解する

CBDとCBGの副作用と注意点の違いを理解する

CBGとCBNは、CBDと同様に比較的安全性が高いと評価されています。ただし、人体への長期的な影響に関する研究はまだ限定的であり、使用にあたってはいくつかの副作用や注意点を理解しておく必要があります。

 

 

CBGの副作用と安全性

CBG(カンナビゲロール)は現時点で重篤な副作用の報告は非常に少なく、CBDと同様、非依存性で中毒性もないと考えられています。しかしながら、ウィロウ・バイオサイエンス社(Willow Biosciences)などが行ったCBG研究によれば、一部の被験者において軽い眠気、食欲の変化、口の渇き、胃のむかつきといった症状がみられるケースがあります。

 

また、CBGが持つ抗酸化作用は一部の薬剤(特に抗凝固薬)との相互作用を引き起こす可能性があり、常用薬がある方は事前に医師への相談が推奨されます。CBGの安全性に関するデータは現在進行形で蓄積されつつありますが、市場での製品流通が急速に進んでいることもあり、信頼できるCOA(分析証明書)付き製品の選択が重要です。

 

 

CBNの副作用と注意点

CBN(カンナビノール)は微弱な精神作用を持つ可能性があります。実際に、高用量を摂取した場合、一部で軽度のめまい、眠気、集中力の低下といった症状が報告されています。

 

特に食品として摂取する場合、一度に高用量を摂ると代謝により作用が強まる可能性があるため注意が必要です。また、経口摂取の場合は体内のシステムに入るまでに時間を要し、一度システムに作用するとその効果は長時間持続する場合があります。そのため、クッキーやグミなどの食品としてCBNを摂取する場合初心者はごく少量から始めて1時間は様子を見て、自分に合った量を見極めることが重要です。

 

また、CBNは肝臓で代謝される際に一部の酵素を阻害する可能性があり、特定の処方薬との相互作用にも注意が必要です。眠気を誘発することから、運転や機械操作の前には使用を避けるべきという注意点もあります。そして、製品選びの際には、原料の由来とTHC非検出であることの明示があるものを選びましょう。

 

CBGもCBNも、基本的には安全性の高い天然成分とされていますが、副作用の可能性がゼロではないこと、また医薬品との相互作用や使用タイミングに関する注意点を理解した上で使用することが重要です。体調や目的に合わせて、正しい知識と用量管理のもとで活用することが、安心・安全なカンナビノイド利用の第一歩となるでしょう。

 

 

 

CBGとCBN 規制の可能性

CBDとCBGの合法性を理解する

CBDとCBGの合法性を理解する

CBGおよびCBNは、いずれもCBDに次ぐ次世代カンナビノイドとして注目される一方、その合法性や今後の規制動向については国や地域によって見解が分かれています。ここでは、それぞれの成分の現行の法的位置づけと、将来的な規制の可能性について整理します。

 

 

CBGの合法性と規制の可能性

CBG(カンナビゲロール)は、THCやCBDと同じくカンナビス由来の成分ですが、精神活性作用がないことから、日本を含む多くの国で規制対象外の成分とされています。日本では、THCが麻薬及び向精神薬取締法(麻向法)で明確に規制されている一方、CBGはこれに該当せず合法とされます。

 

EU各国や米国でもCBGの合法性はおおむね認められており、市販されている多くの製品(CBGオイル・グミ・Vape等)はCBD製品と同様の扱いで流通しています。ただし、今後CBGの機能性や医療利用に関する研究が進めば、医薬品や食品としての認可基準が厳格化される可能性もあり、製品品質の透明性(COA表示、THC非検出証明など)がさらに求められるようになるでしょう。

 

 

CBNの合法性と規制の可能性

一方でCBN(カンナビノール)はCBGよりも法的に微妙な立場にあります。日本では、現行法ではCBNが麻薬指定はされていないため、CBDと同様に販売が可能とされています。しかしイギリスでは、2021年にCBNを「Class B」の薬物として分類されており、単独での所持が禁止されています。また、米国においてもCBNはFDAによる明確な安全性評価が行われておらず、食品やサプリメントへの添加は州ごとに判断が分かれる状況です。

 

このようにCBNは、国際的に「グレーゾーン」とされることが多いため、将来的に日本においても何らかの規制の動きがある可能性が無いとは言えません。

 

利用者にとって最も重要なのは、製品の原料由来・製造方法・THC非検出証明の有無(COA)を確認することです。特に日本では、少量でもTHCが検出された場合には違法扱いとなるため、原料がCBDから合成されたCBNかどうかを確認することが極めて重要です。

 

 

 

CBGとCBN 商品の選び方

CBDとCBGの選び方を理解する

CBDとCBGの選び方を理解する

CBGとCBNはいずれも注目を集める次世代のカンナビノイドですが、それぞれ異なる効果や性質を持つため、自分のライフスタイルや目的に合わせて適切に選ぶことが重要です。ここまではCBGおよびCBNに関する国内外の研究報告などをもとに一般的な情報をご紹介してきました。ただし、CBGおよびCBNは日本国内において医薬品として承認された成分ではないため、国内で流通する製品について、特定の疾患に対する効果や効能を保証するような表示や、広告を行うことはできません。そこでこの章では、それぞれに向いている人の特徴と、製品選びの際のポイントを紹介します。

 

 

CBGを選ぶべき人と製品選びのポイント

CBG(カンナビゲロール)は、日中をすっきり過ごしたい方や、仕事・勉強時のメリハリを意識したい方から注目されています。気分やライフスタイルに合わせて選ばれるケースが多く、心身のバランスを整えたいと考えている方にとって選択肢の一つとなり得ます。国内に流通するCBG製品にはCBGアイソレートという原料が使用されていますが、この原料にTHCが検出されていないことが第三者機関の分析証明書(COA)で確認できる製品は、品質管理の一助になります。

 

製品を選ぶ際には、オイルやVapeリキッド、バームなどが販売されており、商品ごとの使い方や形状を確認しながら自身に合った製品の購入を検討するとよいでしょう。

 

 

CBNを選ぶべき人と製品選びのポイント

CBN(カンナビノール)は、夜間のくつろぎ時間を大切にしたい方や、落ち着いた気分で就寝前の時間を過ごしたいと考える方に選ばれることが多い成分です。とくに、夜中に目が覚めやすいと感じている方や、日中の緊張感を翌日に持ち越したくない方などから注目されています。

 

製品形態としては、ベイプ(吸入型)リキッド、グミ、オイル、カプセルなどがあります。初めての方には、摂取しやすい少量タイプのグミから試す方も多いようですが、摂取量をコントロールしやすいVapeも人気があります。Vapeの場合はテルペンと呼ばれる香りの原料が配合されており、本物のヘンプの香りを楽しみたい方や、カンナビノイドとの相乗効果を期待する方などに好まれる傾向があります。

 

なお、CBNもCBG同様に購入時は、原料となるCBNアイソレートの第三者機関による分析証明書(COA)でTHCが検出されていないことを確認するのが安心です。

 

参考:「CBNリキッドを徹底解説!キマる?CBGやCBDと効果の違いとは – KUSH JP

 

選ぶ際の共通チェックポイント

  • 使用される原料のCOA(分析証明書)が表示され、THC非検出であることが確認できること
  • 会社組織として運営されていること
  • 自分の目的(集中・活動 or 睡眠・休息)に合っていること
  • 使用量が調整しやすい設計になっていること

商品を選ぶ際は、購入するサイトをチェックし、利用規約を確認し、注文や返品ポリシー、よくある質問などにも目を通しておくと安心したお買い物をすることができます。

以上のまとめとして、CBGとCBNのいずれを選ぶ場合も、まずは少量から試し、体調に合うかどうかを観察することが重要です。加えて、持病のある方や薬を服用している方は、医師や薬剤師への事前相談を忘れずに行いましょう。

 

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参考文献(一般的研究レビューに基づく):

  • Nachnani, R., Raup-Konsavage, W. M., & Vrana, K. E. (2021). The pharmacological case for cannabigerol. Journal of Pharmacology and Experimental Therapeutics, 376(2), 204–212.
  • Eduardo Perez, et al. (2022). In Vitro and Clinical Evaluation of Cannabigerol (CBG) Produced via Yeast Biosynthesis: A Cannabinoid with a Broad Range of Anti-Inflammatory and Skin Health-Boosting Properties
  • Steep Hill Labs (2020). “CBN – The Cannabinoid That Helps You Sleep.”
  • Harvard Health Publishing – Dr. Peter Grinspoon (2021). “Medical marijuana: The health effects of THC and CBD.”
  • Giovanni Appendino et.al.(2008 )Antibacterial cannabinoids from Cannabis sativa: a structure-activity study

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