高濃度CBGリキッドとは?40%の濃度表記の読み方と体感の違いをCBDと比較して解説
「CBG40%」と書かれたリキッドと「CBG20%」のリキッド。値段は倍近く違うのに、吸ってみると差が分からない。CBGリキッドの専門店を運営していると、こういうお問い合わせをいただくことがあります。
結論から述べると、濃度の数字は、そのままでは製品の比較に使えません。同じ「40%」でも、使用されるCBG原料の質、含まれるその他の成分、1本あたり何mlなのか、1回の吸引で何mg取り込んでいるのかが分からなければ、比べようがないからです。
この記事では、高濃度CBGリキッドの濃度表記をどう読むか、%をmgに換算する方法、40%と20%と10%で実際に何が変わるのか、そして高濃度に特有の扱いにくさまでを整理します。これまでお客様から様々なご相談を受けてきたリキッド製造者視点で、高濃度が万人向けではないことも含めてお伝えしていきます。
目次
高濃度CBGリキッドとは何%からか

まず用語の整理から。CBGリキッドにおける「高濃度」に、法律や業界団体が定めた基準はありません。各ブランドが自社の判断で使っている表現です。
そのうえで、日本国内で流通している商品を見渡すと、おおよそ次のような区分で語られています。
| 濃度の区分 | 目安 | 位置づけ | 主な用途 |
| 低濃度 | 10%未満 | CBDを主成分にCBGを少量配合したタイプに多い | 初めて試す場合 |
| 中濃度 | 10%〜30% | 国内で最も種類が多い帯 | 日常的な利用 |
| 高濃度 | 40%前後以上 | CBGアイソレートを主体にした構成 | 中濃度で物足りない場合 |
| 超高濃度 | 60%以上 | 国内では種類が限られる | 目的が明確な場合 |
実務的な感覚としては、40%を超えたあたりから「高濃度」と呼ばれることが多いという程度に捉えておいてください。当ショップで扱っているCBG -PRO- も40%配合で、この帯に入ります。
ここで注意していただきたいのは、この区分がCBGの絶対量ではなく割合だという点です。40%という数字は「中身の4割がCBG」という意味でしかなく、1本に何mg入っているかは容量によって変わります。0.5mlと1.0mlでは、同じ40%でも総量が倍違います。
濃度表記には3つの落とし穴がある

濃度の数字を比較に使う前に、確認しておくべき点が3つあります。ここを押さえないまま製品を並べても、意味のある比較にはなりません。
落とし穴1:%表記とmg表記が混在している

ネット検索の結果、国内のCBG商品では%表記と、mg表記が使われることが多く、同じ棚に並ぶと比較しづらくなります。
「CBG 400mg」と「CBG 40%」は、1.0mlの製品であればほぼ同じことを言っています。しかし「CBG 400mg」が0.5mlの製品であれば、濃度は80%です。mg表記だけを見て多い少ないを判断すると、容量の違いを見落とします。
逆に%だけを見た場合も同じ問題が起きます。60%の0.5mlと40%の1.0mlなら、CBGの総量は後者のほうが多くなります。
落とし穴2:総量と1回量の混同

パッケージに書かれているのは、ほぼ例外なく1本あたりの総量です。1回の吸引でそれだけ摂取するわけではありません。
グミやカプセルであれば「1粒10mg」と書いてあり、1回量が明確です。リキッドにはこれがありません。何パフ吸うか、どれだけ深く吸うか、デバイスの出力がどうかで、1回に気化する量は変わります。
そのためリキッドの濃度は、摂取量ではなく「濃さ」を示す情報だと理解してください。摂取量を知りたい場合は、後述する1パフあたりの見積もりが必要になります。
落とし穴3:Total表記かどうか

第三者機関のCOA(成分分析書)を見ると、CBGとCBGA(カンナビゲロール酸)が別々の行で記載されていることがあります。海外のCOAでは、この2つを合算した「Total CBG」という数値を併記する慣習があります。
パッケージの「40%」がCBG単体の値なのかTotal CBGなのかで、実際に含まれるCBGの量は変わります。合算の仕組みと計算式は「CBGAとは?CBD・THCの出発点」で詳しく扱っていますので、COAを読み慣れていない方はあわせてご確認ください。
また、CoAの詳しい読み方については「COAの読み方とは?」で解説しています。
%をmgに換算する

濃度を実務で使える数字に直します。難しい計算ではありません。
| 求めるもの | 計算 |
| 1本あたりのCBG量 | 容量(ml) × 1,000 × 濃度(%) ÷ 100 |
| 例:1.0ml / 40% | 1.0 × 1,000 × 40 ÷ 100 = 約400mg |
| 例:0.5ml / 40% | 0.5 × 1,000 × 40 ÷ 100 = 約200mg |
| 例:1.0ml / 20% | 1.0 × 1,000 × 20 ÷ 100 = 約200mg |
| 例:1.0ml / 10% | 1.0 × 1,000 × 10 ÷ 100 = 約100mg |
ここで1mlを1,000mgとして計算していますが、これは比重を1と置いた概算です。実際のリキッドはPG(プロピレングリコール)、VG(グリセリン)、MCTオイル、テルペンなどで構成されており、配合によって比重は0.9から1.2程度の幅があります。厳密な値が必要な場合は、COAに記載された濃度(mg/mLやmg/g)を直接参照してください。
海外の商品には容量をmlではなくgで表記しているものもありますが、その場合も1gあたりの濃度から同じ計算が可能です。
それでも、この概算を一度やっておく価値はあります。「0.5mlの40%」と「1.0mlの20%」がどちらも約200mgで、総量としては同じだと分かるからです。価格を比べるときは、この総量を揃えてから見てください。
当ショップのCBG -PRO- には1.0mlと0.5mlの2種類があり、前者が約400mg、後者が約200mgという計算になります。まず試したい方が0.5mlを選ぶのは、量を半分にして単価を抑えるという意味です。
1パフあたりのCBG量を見積もる

総量が分かったら、次は1回あたりの量です。ここまで落とし込めると、他の摂取方法と比べられるようになります。
正確に測ることはできませんが、次の手順でおおよその見当はつきます。
- 1本を何パフで使い切ったかを数える:デバイスにパフカウンターがあれば使います。なければ、1日の使用回数と使い切るまでの日数から逆算します
- 総量をパフ数で割る:1.0ml / 40%(約400mg)を200パフで使い切ったなら、1パフあたり約2mg
- 気化しきらない分を差し引く:カートリッジには吸い切れない残量があり、実際に体内へ入る量はさらに少なくなります
この計算をすると、多くの方が「思っていたより1回量が小さい」と感じると思います。1パフ2mgなら、10パフ吸っても20mgです。経口製品で「1粒25mg」といった表記を見慣れていると、桁が近いことに驚くかもしれません。
同じ計算を20%の製品でやると1パフあたり約1mgになります。高濃度にする利点は、1回の吸引で取り込める量を増やせる点にあります。同じ体感を得るためのパフ数が減るため、喉への負担や使用時間を抑えられるという考え方です。
なお、吸入した成分がどれくらいの時間で作用するかは濃度とは別の話です。摂取方法ごとの目安は「CBGの効果が出るまでの時間は?吸入・舌下・経口別の目安と持続時間を解説」にまとめています。
40%・20%・10%で何が変わるのか

濃度が変わると、CBGの量以外にも変わるものがあります。整理すると次のようになります。
| 項目 | 10%前後 | 20%前後 | 40%前後(高濃度) |
| 1.0ml中のCBG量 | 約100mg | 約200mg | 約400mg |
| 1パフの目安 | 約0.5mg | 約1mg | 約2mg |
| 粘度 | サラサラ | とろーり | ドロっとしている |
| 結晶化 | ほぼ起きない | 起きない | その他の成分量によっては起きる |
| 香りの出方 | テルペンの比率による | テルペンの比率による | テルペンの比率による |
| 1mgあたりの単価 | 高い | 中間 | 低い |
| 扱いやすさ | 扱いやすい | 中間 | コツが要る場合もある |
注目していただきたいのは、濃度が上がると良くなる項目と、悪くなる項目の両方があるという点です。1mgあたりの単価は下がりますが、粘度と結晶化という扱いにくさが増します。香りも、CBGアイソレートの比率が上がるぶんテルペンの割合が下がるため、フレーバーの出方は控えめになる傾向があります。
高濃度が常に上位互換というわけではありません。この記事でおすすめの選び方を一つ挙げるとすれば、「濃度の数字ではなく、扱いやすさとのバランスで選ぶ」ということになります。
濃度が高いほど強いとは限らない理由

「40%なら20%の倍の体感があるはず」と考えたくなりますが、そう単純ではありません。理由が3つあります。
第一に、配合されている他の成分が違うことです。CBGアイソレートの比率が上がるということは、CBDやテルペンなど他の成分の比率が下がるということです。成分の組み合わせによって作用が変化するという考え方(アントラージュ効果)については「CBGは効果ない?効かないと感じる5つの原因と見直すべきポイントを徹底解説」で扱っていますが、濃度だけを上げると、この組み合わせの妙が薄くなる可能性があります。
第二に、実際に気化した量が違うことです。高濃度のリキッドは粘度が高く、コイルへの供給が追いつかないことがあります。液が回りきらない状態で吸引すると、カートリッジに入っている量に対して気化する量は減ります。数字の上では倍でも、体内に届く量が倍になるとは限りません。
第三に、量と体感が比例しないことです。カンナビノイドについては、一定量を超えると効果が頭打ちになる、あるいは低下するという報告があります。CBGについて確立したデータはありませんが、可能性としては考慮しておく必要があります。
体感が得られない原因は濃度以外にもあります。摂取量、待つ時間、期待している作用とのズレ、体質など複数の要因が重なることが多いため、「CBGは効果ない?効かないと感じる5つの原因と見直すべきポイントを徹底解説」もあわせてご確認ください。
高濃度リキッドの扱いにくさ①|粘度

ここからは、高濃度に特有の実務的な問題を扱います。パッケージなどには書かれない部分ですが、実際に使ううえでは濃度の数字より重要かもしれません。
CBGアイソレートは常温では白い粉末で、これを加熱して溶かし、希釈剤やテルペンと混ぜてリキッドにします。アイソレートの比率が上がるほど、できあがったリキッドの粘度は高くなります。CBG単体で40%を超えた程度では、そのほかの成分がCRD(非結晶性ディスティレート)などの液状を保つ成分である場合は緩やかな液状を保ちますが、そのほかの成分がH4CBDなど、かなり硬い液状カンナビノイドであり、かつこれらのカンナビノイドが80~90%を超える割合で含まれていると、上下逆さまにしても気泡がほぼ上がらないという、超高い粘度になります。
内容物の粘度が高いと、次のような問題が起こります。
- コイルへの供給が追いつかない:連続で吸引すると、液が回る前に加熱され、焦げた味がします(ドライヒット)
- 冷えると流れない:冬場や冷房の効いた部屋では、粘度がさらに上がって吸いにくくなります
- カートリッジへの充填がしにくい:詰め替えタイプの本体を使っている場合、注入に時間がかかります。詰め替え用のボトルで売られている商品より、充填済みのカートリッジのほうが扱いやすくなります
対処としては、吸引の間隔を空けるのが基本です。1パフごとに10秒から20秒ほど置くと、液がコイルに回る時間が確保できます。冷えている場合は、手のひらで本体を数分温めてから使ってください。
実際にリキッドを製造する際、粘度を左右するのはCBGそのものの配合量よりも、CBG以外にどのようなカンナビノイド原料を組み合わせているかです。
CBGやCBDのアイソレートは、高濃度で配合すると非常に粘度が高くなるイメージを持たれがちですが、製造現場では必ずしもそうではありません。たとえば、CBGやCBDアイソレートを中心に全体の80%以上を構成した場合でも、それだけを理由にリキッドが極端に硬くなるケースは多くありません。
むしろ高濃度のCBGリキッドを製造する際に注意するのは、粘度よりも「結晶化」です。CBGは配合条件や温度、他の原料との組み合わせによって結晶が析出しやすくなるため、実際の製品設計では、単純な粘度調整以上に結晶化をどう抑えるかが重要になります。
高濃度リキッドの扱いにくさ②|結晶化

高濃度のCBGリキッドで最もよくある相談が、結晶化です。カートリッジの中で白い粒や膜のようなものが現れる現象を指します。
これは品質不良ではありませんが、製造者目線で見ると設計ミスと言えます。溶けきっていたアイソレートが、温度が下がったことで再び固体に戻った状態です。砂糖を溶かした水を冷やすと底に砂糖が出てくるのと同じ理屈で、濃度が高いほど起きやすくなります。飽和に近い状態で溶かしているためです。
結晶化が起きたときの対処は次のとおりです。
| 方法 | 手順 | 注意 |
| 手で温める | 本体を手のひらで3〜5分握る | 最も安全。まずこれを試す |
| ぬるま湯を使う | 密閉袋に入れて40℃前後の湯に数分つける | 電子部品に水をかけない |
| 加熱しすぎない | — | 直火・電子レンジ・熱湯は厳禁。成分が分解し、本体も破損します |
予防としては、直射日光と寒暖差を避けた場所での保管が有効です。車内への放置は、夏の高温と冬の低温のどちらにも当たるため避けてください。
なお、結晶化を繰り返すこと自体がCBGを劣化させるわけではありませんが、加熱と冷却を何度も繰り返せば成分は少しずつ分解します。結晶化しにくい濃度を選ぶという判断も、選択肢としては有効です。
結晶化したリキッドは、タンクを湯煎したり、ドライヤーで外側から温めたりすることで、一時的に結晶を溶かすことができます。実際、固まった内容物を再び流動化させる方法としては手軽です。
ただし、製造側の視点では、毎回加熱しなければ使えないほど結晶化するリキッドは、製品として扱いやすい状態とはいえません。外出先では湯煎もドライヤーも使えないため、吸引するたびに加熱が必要になるようでは、リキッド本来の手軽さが大きく損なわれます。
さらに注意したいのが、外部から熱を加えることでタンク内部の温度と圧力が上がる点です。加熱の仕方によっては、スレッド付近のエアホールや吸入口からリキッドがにじんだり、漏れたりすることがあります。
そのため、製造者の立場から見ると、軽い結晶化を温めて戻す程度であればまだしも、頻繁に再結晶してそのたびに加熱が必要になる製品は、配合設計や安定性に課題がある可能性があります。同じ製品で強い結晶化を何度も経験するのであれば、次回は別のリキッドを選ぶことをおすすめします。
高濃度リキッドの扱いにくさ③|喉への刺激

高濃度に切り替えたとき、喉への刺激が強くなったと感じることがあります。原因は複数あります。
一つは希釈剤です。多くのリキッドメーカーでは近年PG(プロピレングレコール)やVG(ベジタブルグリセリン)といった希釈材は使いませんが、中には一部、「爆煙使用」や粘度を調整するためにPGやVG・MCTオイルなどが希釈材として使用されているケースがあります。
PGは香りを乗せやすい一方で、喉に引っかかる感覚(キック感)を生みます。VGやMCTオイルは刺激が穏やかな代わりに粘度が少し上がります。高濃度の商品では粘度を抑えるためにPGの比率を上げることがあり、その結果として刺激が増える場合があります。
もう一つはデバイスの出力です。粘度の高いリキッドを気化させようと出力を上げると、蒸気の温度が上がって刺激が強くなります。高濃度だから喉に来るというより、高濃度を無理に気化させようとした結果である場合が少なくありません。
対処は、出力を下げて吸引を長めにすることです。それでも改善しない場合は、希釈剤の構成が違う商品を試すという選択肢もあります。成分表にPG・VGの比率を記載しているブランドであれば、次に選ぶ際の判断材料になります。
刺激は成分の作用ではなく物理的なものですが、体調の変化として現れる症状とは切り分けて考えてください。CBGそのものについて報告されている症状は「CBGの副作用は?報告された症状と臨床試験でわかった安全性を研究データで解説」にまとめています。
高濃度が向いている人・向いていない人

ここまでを踏まえて、高濃度を選ぶべきかどうかを整理します。
| 向いている | 向いていない |
| 中濃度を一定期間使い、量を把握している | CBGを初めて試す |
| 1回のパフ数を減らしたい | フレーバーを重視している |
| 1mgあたりの単価を下げたい | 結晶化や粘度の対処を手間だと感じる |
| 出力を調整できるデバイスを持っている | 使い捨てタイプを中心に使っている |
| 日中の利用で回数を抑えたい | まず相性を確かめたい |
初めての方に高濃度をおすすめしない理由は、体への負担というより判断材料が増えすぎることにあります。結晶化した、味が薄い、喉に来る、といった要素が同時に発生すると、CBGという成分が自分に合っているのかどうかを切り分けられません。
初めて試す場合は、スターターセットのように本体とセットになっているものか、0.5mlの少量サイズから始めるほうが確実です。相性を確かめてから濃度を上げる、という順番をおすすめします。
デバイス付きのスターターキットであれば、リキッドに合うバッテリーを別に探し回る必要もありません。
高濃度と価格|なぜCBGは高いのか

高濃度の商品は価格も高くなります。ただし1mgあたりで見ると、高濃度のほうが割安になるのが一般的です。
価格の背景にあるのは原料コストです。CBGは一般的なヘンプに残る量がごく少ない成分で、原料の段階からCBDとは価格帯が違います。国内の原料商社が公開している卸価格を見ると、1kg単位でCBDアイソレートが約29万〜39万円、CBGアイソレートが約44万〜79万円と、1.5倍から2倍ほどの開きがあります。
高濃度製品の価格が高くなるのは、この原料単価がそのまま反映された結果です。40%配合の製品は、同じ容量の20%配合の製品に比べて原料を倍使っています。原料単価がCBDの1.5〜2倍という前提で見ると、高濃度のCBG製品がCBDの同濃度製品より高くなるのは自然なことです。
CBGが優勢になるよう育種された専用品種の登場で、原料そのものは以前より確保しやすくなっています。それでも価格差が残っているのは、CBDと性質の近いCBGを高純度に分離する工程に手間がかかり、生産規模もCBDほど大きくないためです。
なぜCBGの原料はそこまで高いのか、植物の中で何が起きているのか、専用品種や精製工程の事情は「CBGAとは?CBD・THCの出発点」で扱っています。
価格を比較する際は、次の手順を踏んでください。
- 容量と濃度から、1本あたりのCBG量(mg)を計算する
- 価格をそのmg数で割り、1mgあたりの単価を出す
- その単価どうしで比べる
本体価格だけを並べても、容量も濃度も違えば比較になりません。この計算をすると、安く見えた商品のほうが割高だったというケースがあります。
もう一つ見落としやすいのが、商品名とラベルの表記のずれです。商品名に「高濃度」「超高濃度」と入っていても、ラベルに記載された濃度は20%台ということもあります。呼び方ではなく、ラベルの数値とCOAで判断してください。
製品ごとの構成や配合の違いを横断的に見たい場合は「CBGリキッド2026 通販で人気のおすすめ商品比較」にまとめていますので、そちらをご覧ください。
高濃度製品の品質をどう確かめるか

濃度が高いということは、原料が多く使われているということです。そのぶん原料の質が結果に出やすくなります。
確認すべきは、第三者機関のCOA(成分分析書)が公開されているかどうかです。見るべき点は3つあります。
- CBGの濃度が表示どおりか:40%と書いてあるなら、実測値がそれに見合っているか
- THCが検出されていないか:後述する日本の基準を満たしているか
- 検査日と製造ロットが対応しているか:古いCOAが使い回されていないか
高濃度の商品では、表示と実測の差が量として大きく出ます。20%の製品で表示より5ポイント低ければ50mgの差ですが、40%で同じ5ポイントなら同じく50mgでも、期待していた水準からの落差は大きくなります。高濃度を選ぶなら、COAの確認は中濃度以上に重要です。
ブランドの姿勢を見る指標としては、ロットごとにCOAを更新しているか、製造国や原料の由来を明示しているかといった点があります。また、最終製品(リキッドそのもの)のCoAを国内の第三者機関に成分調査を依頼し、最終製品のCoAを取得しているかどうかも、製造ブランドがユーザーの安全性を考えているかどうかを図る指標となります。
リキッドの色も参考程度にはなります。アイソレートを主体にした高濃度リキッドは淡い色になりやすく、濃い琥珀色の場合はブロードスペクトラム原料や配合したテルペンの影響が考えられます。ただし、色だけで品質を評価することはできません。
デバイスは濃度に合わせて選ぶ

高濃度のリキッドを使うなら、デバイス側の条件も揃えておく必要があります。ポイントは3つです。
- 出力を調整できること:粘度の高い液を無理なく気化させるには、低めの出力から合わせていく必要があります
- アトマイザーの構造が合っていること:粘度の高い液に対応した供給穴の広いタイプが向いています
- 510規格に対応していること:カートリッジとバッテリー本体の互換性を確保できます
本体とリキッドが一体型になった使い捨てのペンは手軽ですが、カート(カートリッジ)を差し替えられず、出力も固定されているものが多いため、粘度の高い高濃度リキッドでは性能を最大まで引き出せないことがあります。
出力の目安については、製品ごとに推奨される電圧が異なるため一律には言えません。低めの設定から始めて、蒸気量と味を見ながら少しずつ上げていくのが基本です。vapeデバイスに慣れている方ほど普段の設定のまま使いがちですが、高濃度では一度リセットして合わせ直してください。
510規格の仕組みやアトマイザーの構造については「510規格とは?アトマイザーの仕組み」で詳しく解説していますので、デバイス選びで迷った場合はそちらをご覧ください。ヴェポライザーや電子タバコ等の種類による違いも扱っており、デバイス選びのガイドとしてお使いいただけます。当店でも取り扱いのあるCCELLというアトマイザーブランドの仕組みについては「【革新的な加熱技術】CCELL M6T-EVOは何がすごいのか」をご覧ください。
日本での法的な位置づけと新基準

CBGは2026年9月時点で規制の対象になっていません。濃度が高いこと自体が違法になることもありません。何%までという上限は定められておらず、60%でも80%でも、製品としての適法性は濃度では決まらないということです。
注意が必要なのはTHCです。リキッドは0.0001%(1ppm)以下という残留限度値が定められており、これを超える製品は流通できませんし、そもそも関税で止められてしまい、国内に輸入することはできません。
ここで高濃度に固有の注意点があります。原料の使用量が多いということは、原料に微量のTHCが混ざっていた場合、最終製品での量も比例して増えるということです。「新基準対応」と明記された商品を選ぶ意味は、高濃度であるほど大きくなり、先ほどもお伝えした「最終製品のCOAを取得しているかどうか」も非常に重要になります。
THCの残留限度値は、業界団体が自主的に設けたガイドラインではなく法令上の基準です。販売する側も購入する側も、知らなかったでは済まない数値だと考えてください。
また、海外からの個人輸入は日本の基準を超えるTHCを含む場合がありますので絶対に避けましょう。海外旅行などに行った際、現地で合法であっても国内に持ち込めば違反となる可能性がかなり高いため、個人輸入や海外からの持ち込みは避け、国内で正規に流通している商品を選んでください。
なお、高濃度の製品を選ぶときに確認しておきたいのが検査日と製造ロットの対応です。基準が変わった前後の在庫が混在している時期には、ロットごとにCOAが更新されているかどうかで実態が分かります。古い分析結果が使い回されている場合、その数値は現在の中身を示していません。
カンナビノイドの規制は近年たびたび見直されており、CBNは2026年6月1日に指定薬物へ追加されました。法改正の経緯、残留限度値の数値の内訳、規制が動いたときに何を見ればよいかは「CBGは規制される?2026年の法的地位とCBN・CBDとの違いについて解説」にまとめています。
高濃度リキッドの中身はどうなっているか

濃度の話をもう一段だけ掘り下げます。「CBG40%」という商品の、残りの60%が何なのかという話です。ここが分かると、同じ40%でも商品ごとに差が出る理由が見えてきます。
CBGリキッドは、おおまかに次の3つの要素で構成されています。
| 構成要素 | 役割 | 高濃度での扱い |
| カンナビノイド原料 | CBGアイソレート、CBDアイソレート、またはブロードスペクトラムなどの原料 | CBG単体で40%以上、リキッドに含まれる総カンナビノイド量が80%前後を占める |
| 希釈剤(ベース) | PG・VG・MCTオイル、またはCRD(非結晶性カンナビノイド)など。粘度と蒸気量を調整する | 粘度を抑える役割が増し、結晶化を防ぐ |
| テルペン | 香りと風味。天然由来のものと合成のものがある | 比率が下がりやすい |
原料の形には大きく3種類あります。アイソレートはCBGだけを取り出した純度の高い白い粉末で、国内の高濃度商品で最も多く使われています。ブロードスペクトラムはTHCを除いたうえで複数のカンナビノイドやテルペンを残したもの、フルスペクトラムは植物由来の成分をそのまま残したものを指します。
日本ではTHCの残留基準があるため、フルスペクトラムをうたう商品は国内で流通していません。高濃度を選ぶ場合、実質的にはアイソレート主体かブロードスペクトラムかの二択になります。
この違いは体感の質に関わる可能性があります。アイソレートは何が作用しているのかが特定しやすい代わりに、他の成分との組み合わせによる変化は期待できません。ブロードスペクトラムはその逆で、複数の天然成分が含まれるぶん、同じCBG量でも印象が変わることがあります。濃度の数字が同じでも中身が違うのは、この構成の差によるものです。
また、そのほかに含まれるカンナビノイド原料の種類と全体のカンナビノイドの配合量も非常に重要な要素です。一般的に「高濃度」と呼ばれるリキッドは総カンナビノイド量が80%前後かそれ以上を指します。そのため、CBG40%に加えてそのほかの40%にどのようなカンナビノイドが使用されているかも、そのリキッドの感じ方を捉える上で重要なファクターとなります。
高濃度にすると風味はどう変わるか

他社の製品の高濃度へ切り替えた方から比較的よくいただくのが、「香りが薄くなった」というご意見です。これは製品の不良ではなく、構成上そうなりやすいという話です。
香りと風味を担っているのはテルペンです。CBGアイソレートの比率を40%まで上げ、その他のカンナビノイドを含めた総量が80%を超えてくると、そのぶん希釈剤とテルペンに割り当てられる余地が減ります。濃度を上げるほど、フレーバーに使える枠は狭くなるという構造です。
加えて、CBGアイソレート自体にもわずかながら独特の風味があります。比率が上がるほどこの風味が前に出るため、低濃度のときに感じていたフルーツ系やハーブ系の香りが相対的に弱く感じられます。(ただし、品質の良いCBGアイソレートは清々しい麻の香りを感じるため、大麻品種から直接抽出したCDTと呼ばれるテルペンとの相性は抜群です。)
テルペンには、植物から抽出されたBDT(Botanically Derived Terpenes)と、大麻草から直接抽出されたCDT(Cannabis Derived Terpenes)があります。CDTのほうが大麻に近い香りになりますが、原料価格は上がります。高濃度でも、なお香りを残している商品は、テルペンの質にコストをかけているか、配合の設計に工夫があると考えてよいでしょう。
フレーバーの系統としては、サティバ系やインディカ系といった大麻草の品種の香りを再現したテルペンのほか、メンソールのようにリフレッシュ感のある味付けを選べる商品もあります。
フレーバーを重視する方には、構造的な視点では高濃度はおすすめしにくい選択ですが、質の良いテルペンを使用して商品設計をきちんと行なっているブランドのリキッドは高濃度であっても繊細で質の高い香りを楽しむことができますので、高濃度=味が薄い、というわけではないことは覚えておいてください。
香りを楽しみながら日中に使いたいのであれば、中濃度で本数を確保するほうが満足度は高くなります。当ショップでもCDTの香りを前面に出した商品は、超高濃度ではなく扱いやすい総カンナビノイド75%に設定しています。
保管の条件は濃度が高いほど効いてくる

高濃度のリキッドは、保管条件の影響を受けやすくなります。飽和に近い状態でアイソレートを溶かしているため、温度が下がると結晶が出やすく、温度が上がりすぎると成分が分解しやすいからです。
押さえておくべき条件は3つです。
- 温度:常温で安定した場所。15〜25℃程度が目安です。車内への放置は、夏の高温と冬の低温のどちらにも当たるため避けてください
- 光:直射日光を避けます。カンナビノイドは光と酸素で分解が進みます
- 姿勢:カートリッジは立てて保管します。横にすると液が偏り、次に使うときに供給が不安定になります。カートリッジを交換した直後は、数パフ吸って液がコイルに回ったことを確かめてから通常どおり使ってください
持ち運びについては、冬場は内ポケットなど体温が伝わる場所に入れておくと、使うときに温め直す手間が減ります。逆に夏場は、直射日光の当たるバッグの外ポケットは避けてください。
保管中に少しずつ成分が変化することは避けられません。カンナビノイドは時間の経過とともに別の成分へ変わっていく性質があり、CBNがTHCの分解によって増える成分であることはその代表例です。かといってCBGリキッドを長期間放置したからといってCBNやTHCに変わることは絶対にありません。
1本を使い切るまでのペースを決める

高濃度を選ぶ前に、自分がどのくらいのペースで使うのかを把握しておくと判断がしやすくなります。
前述のとおり、1.0ml / 40%の商品はおよそ400mgのCBGを含みます。仮に1日10パフ使うとして、1パフ約2mgなら1日20mg。単純計算で20日分です。1日5パフなら40日分になります。
| 1日の使用 | 1日あたりの量 | 1.0ml / 40% | 1.0ml / 20% |
| 5パフ | 約10mg | 約40日 | 約40日 |
| 10パフ | 約20mg | 約20日 | 約20日 |
| 20パフ | 約40mg | 約10日 | 約10日 |
ここで気づいていただきたいのは、パフ数が同じなら、濃度が違っても使い切るまでの日数は変わらないという点です。変わるのは、その間に取り込むCBGの量のほうです。
逆に「同じ量を取り込む」ことを基準にすると、40%は20%の半分のパフ数で済みます。1本あたりの日数は倍に伸び、喉への負担も減ります。高濃度の実利は、ここに集約されます。
なお、量を増やせば体感が強くなるとは限らないため、消費ペースを上げる目的で高濃度に切り替えるという考え方はおすすめしません。同じ量をより少ない回数で、という使い方が本来の想定です。
CBD・CBNの高濃度製品との違い

高濃度という観点でCBDやCBNと並べると、CBGの相場感が見えてきます。
| 成分 | 高濃度の相場感 | 原料価格 | 国内での扱い |
| CBG(カンナビゲロール) | 40%前後から | 高い(原料が希少) | 規制対象ではない |
| CBD(カンナビジオール) | 50%前後の商品も流通 | 相対的に安い | 規制対象ではない |
| CBN(カンナビノール) | — | — | 2026年6月1日より指定薬物 |
CBDは原料の供給量が多く、50%といった高濃度の商品も比較的手に入りやすい成分です。同じ濃度で並べると、CBGのほうが価格は高くなります。これは体感の優劣ではなく、原料の希少性の差です。
CBNについては、規制により現在は選択肢になりません。以前は夜向けの成分として高濃度の商品が流通していましたが、2026年6月1日以降、医療・研究など省令で認められた用途を除いて製造・輸入・販売・所持・使用が禁止されています。
結果として、現在日本製で「高濃度のカンナビノイド製品」を選ぶ場合、日中向けの選択肢としてはCBGが中心になります。CBGとCBDを組み合わせた商品もあり、両方の性質を使い分けたい場合はそうした配合を検討する方法もあります。
なお、CBGは睡眠を目的に選ぶ成分としては向いていません。朝や日中の時間帯に使う方が多い成分で、夜の使用を前提に語られてきたCBNとは位置づけが違います。
ニコチンとの関係を整理しておく

ベイプという形状から誤解されやすい点なので、はっきり書いておきます。
CBGリキッドにニコチンは含まれていません。日本では、ニコチンを含む電子タバコ用リキッドの国内販売は薬機法上認められておらず、市販されているCBG・CBDリキッドはすべてノンニコチン製品です。高濃度であってもこの点は変わりません。
同時に、CBGリキッドは禁煙を目的とした製品ではありません。禁煙補助の効能を標榜することは薬機法上認められておらず、当ショップでもそうした案内はしていません。ベイプの形式をとっているのは、吸入という摂取方法が肺から直接吸収され、作用が現れるまでの時間が短いためです。
また、加熱するという点では紙巻きたばこと共通しますが、燃焼させているわけではありません。リキッドを気化させているだけなので、タールは発生しません。ただし蒸気を吸い込む以上、喉や気道への物理的な刺激はあります。呼吸器に不安がある方、健康上の懸念がある方は、使用前に医師へご相談ください。
高濃度製品を選ぶときのチェックリスト

ここまでの内容を、注文の前に確認できる一覧に落とし込みます。上から順に確認してください。
| # | 確認項目 | 見るべき点 |
| 1 | 容量と濃度 | ml数と%の両方が明記されているか。mgに換算して他と比べる |
| 2 | COAの公開 | 第三者機関の分析結果が確認できるか。検査日とロットが対応しているか |
| 3 | THCの残留 | 1ppm以下であることが数値で示されているか。「新基準対応」の記載があるか |
| 4 | 原料の形 | アイソレートかブロードスペクトラムか。何が配合されているか |
| 5 | 希釈剤の構成 | PG・VGが使用されているか。CRDなど非結晶性成分。喉への刺激に影響する |
| 6 | デバイスの対応 | 510規格か。粘度の高い液に対応しているアトマイザーか |
| 7 | 販売元の情報 | 特定商取引法に基づく表記があるか。問い合わせ窓口があるか |
| 8 | サポートと保証 | 初期不良への対応方針が示されているか |
1から3までが数字で確認できる項目、4から6が中身の設計、7と8が売り手側の姿勢です。高濃度は単価が上がるぶん、7と8を確認しておく意味も大きくなります。
このチェックリストは中濃度の商品にもそのまま使えますが、高濃度ほど1項目あたりの影響が大きくなります。原料の使用量が多いということは、良い方向にも悪い方向にも差が出やすいということだからです。8項目のうち1つでも確認できない場合は、その理由を販売元に尋ねてみてください。答えられる相手かどうか、格そのものより買ったあとに確認できる相手がいるかどうかも判断材料になります。
高濃度に切り替える前に確認したいこと

最後に、実際に切り替えるかどうかを判断する手順を示します。初心者の方はもちろん、中濃度を使い慣れた方にも当てはまります。
手順1:いま使っている商品の1回量を計算する。容量と濃度からmgを出し、パフ数で割ります。この数字がないまま濃度を上げると、比較の基準がありません。
手順2:中濃度で足りていない理由をはっきりさせる。パフ数が多すぎるのか、単価が気になるのか、それとも体感そのものが物足りないのか。体感が理由の場合、濃度以外の原因が絡んでいる可能性があります。摂取のタイミング、待つ時間、製品との相性などを先に見直してください。
手順3:デバイスが対応しているか確認する。出力が固定の使い捨てタイプを使っている場合、高濃度に切り替えても性能を出し切れないことがあります。
手順4:少量サイズで試す。0.5mlであれば、合わなかった場合の負担が小さくて済みます。2本セットのような形でまとめて購入するのは、相性を確認してからで十分です。
手順5:記録を残す。切り替えた前後で、パフ数と体感の記録を残しておきます。レビューを書くつもりで具体的にメモしておくと、次の判断がしやすくなります。
ストレスの多い時期に使いたい、日中のリラックスに取り入れたいといった目的がある場合でも、この手順は変わりません。目的が明確なほど、濃度だけを上げても解決しないことがはっきりします。
濃度に合わせた吸引の作法

デバイスの選び方とは別に、高濃度では吸い方そのものにも合わせるべき点があります。ベイプに慣れている方ほど、これまでの癖がそのまま失敗につながることがあります。
押さえておきたいのは3点です。
- 吸引はゆっくり長く:勢いよく吸うと、液がコイルに回る前に空気だけが通ります。3〜5秒かけて細く吸うほうが、粘度の高いリキッドには向いています
- 間隔を空ける:1パフごとに10〜20秒。連続で吸うほど焦げた味が出やすくなります。合計のパフ数を増やすより、1回ごとの間隔を守るほうが結果的にリキッドを無駄にしません
- パフ数は半分から:中濃度から40%へ切り替えるなら、まず回数を半分にして様子を見ます。数分待った後に物足りなければ1パフ追加する、という進め方が確実です
ベイプには、口に一度ためてから吸い込むMTLと、直接肺まで吸い込むDTLという吸い方があります。高濃度のCBGリキッドの場合、喉への刺激を考えるとMTLの方がマイルドに感じますが、刺激が弱いリキッドであれば肺まで直接吸い込んでも問題ありません。むせやすいと感じる場合は、吸い方を見直してみてください。
使い始めの一本目は、いきなり普段どおりに使わず、2〜3パフで一度置いて様子を見ることをおすすめします。カートリッジの個体差もあるため、最初の数回で挙動を確かめておくと、そのあとの扱いが楽になります。
高濃度についてよくある3つの誤解

ご相談をいただく中で、繰り返し出てくる誤解があります。整理しておきます。
誤解1:濃度が高いほど良い製品である

濃度は品質の指標ではありません。原料をどれだけ入れたかという配合の話であって、その原料の質や、希釈剤とテルペンの設計がどうかとは別の話です。40%でCOAが非公開の商品より、20%でロットごとに分析結果を出している商品のほうが安心して選べます。数字の大きさと信頼性は関係しません。
誤解2:高濃度は上級者向けで、体への負担が大きい

体への負担という観点では、濃度そのものより1回に取り込む量が問題になります。40%を5パフ使うのと、20%を10パフ使うのは、取り込む量としてはほぼ同じです。高濃度が扱いにくいと言われるのは、健康上のリスクが高いからではなく、粘度・結晶化・フレーバーの薄さといった実務的な要素が増えるからです。性質の違いであって、危険度の違いではありません。
誤解3:高濃度を選べば必ず得をする

1mgあたりの単価は下がりますが、使い切れなければ意味がありません。結晶化の対処が面倒で使わなくなった、香りが好みでなかった、といった理由で棚に残ってしまえば、単価の計算は成立しません。コストパフォーマンスは、使い切って初めて成立する概念です。
当ショップの商品ページにはお客様のレビューを掲載していますが、高濃度の商品については「扱いに慣れが要る」という趣旨の声も実際にあります。ランキングや人気順だけで選ばず、そうした具体的な記述にも目を通していただければと思います。
使い切ったあと、次にどの濃度を選ぶか

一本使い切ったところで、次の判断材料が揃います。次の3つのどれに当てはまるかで、選ぶ濃度が変わります。
| 使い切ったときの状態 | 考えられること | 次の選択 |
| パフ数が多く、すぐ無くなった | 1回量が足りていない | 濃度を上げる |
| 使い切ったが香りに不満が残った | テルペンの比率が低い | 濃度を下げるか、配合の違う商品へ |
| 結晶化や焦げた味で使いにくかった | デバイスまたは保管の条件が合っていない | 濃度を下げるか、デバイスを見直す |
ヘンプ由来のカンナビノイド製品は、同じ成分名でも商品ごとの差が大きい分野です。一本ごとに条件を変えて試し、その結果を残していくほうが、紹介記事を何本読むより早く自分に合う組み合わせにたどり着けます。
関連する情報として、CBGという成分そのものの詳細は親記事に、製品ごとの比較は比較記事に、それぞれまとめています。この記事は「濃度という数字をどう読むか」に絞った内容として使ってください。
高濃度CBGリキッドのよくある質問

ここからは、高濃度の製品についていただくことの多い質問をまとめます。
高濃度にすると「キマる」ようになりますか?
なりません。CBGは精神作用の原因となるCB1受容体への結合が弱く、濃度を上げてもTHCのような酩酊状態は起こらないと考えられています。体感の性質そのものが変わるわけではなく、変わるのは1回に取り込む量です。詳しくは「CBGはキマる?体感・効果・安全性を研究ベースで徹底解説!」で検証しています。
40%と60%では体感が1.5倍になりますか?
比例するとは限りません。1パフあたりに気化する量は粘度やデバイスの出力にも左右されますし、カンナビノイドは一定量を超えると効果が頭打ちになるという報告もあります。濃度の数字と体感を直線的に結びつけないでください。
白い結晶が出ました。使えますか?
使えます。溶けていたCBGアイソレートが温度低下で固体に戻った現象です。温めると溶けます。直火や電子レンジは成分の分解と本体の破損につながるため使わないでください。
焦げた味がします。リキッドが悪いのでしょうか?
高濃度で最も多い症状で、多くの場合は液の供給が追いついていないことが原因です。吸引の間隔を10〜20秒空け、出力を下げてみてください。それでも続く場合はコイルの劣化を疑ってください。
高濃度のほうがコスパは良いですか?
1mgあたりの単価で見れば、一般に高濃度のほうが割安です。ただし扱いにくさで使い切れなければ意味がありません。容量と濃度から1本あたりのmg数を出し、価格を割って比較したうえで、自分が使い切れる範囲で選んでください。
初めてでも高濃度を選んで大丈夫ですか?
おすすめしません。安全性の問題ではなく、結晶化や粘度といった要素が同時に発生すると、CBGが自分に合っているかどうかを切り分けられなくなるためです。0.5mlの少量サイズかスターターセットから試すほうが確実です。
CBDやCBNの高濃度と考え方は同じですか?
濃度をmgに換算するという考え方は共通です。ただしCBGはCBDより原料が希少なため、同じ濃度でも価格は高くなります。なおCBNは2026年6月1日より指定薬物に指定されており、現在は選択肢になりません。
高濃度リキッドの吸い方にコツはありますか?
3〜5秒かけて細くゆっくり吸い、1パフごとに10〜20秒空けてください。粘度が高い商品の場合は、勢いよく吸うと液がコイルに回りきらず焦げた味が出ます。中濃度から切り替えた場合は、まずパフ数を半分にして様子を見てください。
ベイプが初めてでもCBGリキッドは使えますか?
使えますが、高濃度からではなく少量サイズかスターターセットから始めてください。ベイプ自体に慣れていない状態で高濃度を選ぶと、結晶化や粘度の問題が同時に起こり、原因の切り分けができなくなります。なおCBGリキッドはノンニコチンで、禁煙を目的とした製品ではありません。
COAに「Total CBG」と書いてあります。これが濃度ですか?
Total CBGはCBGとCBGAを合算した数値で、CBG単体の量ではありません。パッケージの濃度がどちらを指しているかで実際の量は変わります。計算式は「CBGAとは?CBD・THCの出発点」で説明しています。
高濃度CBGリキッドのまとめ

高濃度に明確な定義はありませんが、国内ではCBGの含有量が40%前後からそう呼ばれることが多い帯です。ただし40%という数字は割合にすぎず、容量が違えば1本あたりの量は変わります。比較するときは、必ず容量 × 濃度でmgに直してから並べてください。0.5mlの40%と1.0mlの20%は、どちらも約200mgで同じです。
1パフあたりの量は、総量をパフ数で割れば見当がつきます。1.0ml / 40%を200パフで使い切るなら1パフ約2mg。この数字を持っておくと、他の摂取方法や他の商品と比べられるようになります。
濃度を上げると、1mgあたりの単価は下がる一方で、粘度と結晶化という扱いにくさが増します。香りも控えめになる傾向があります。上位互換ではなく、得るものと失うものがある選択だと考えてください。初めての方には、0.5mlの少量サイズかスターターセットをおすすめします。
品質の確認では、COAでCBGの実測値とTHCの残留を見てください。高濃度は原料の使用量が多いぶん、原料に混ざったTHCも比例して増えます。「新基準対応」の表記を確認するほか、最終製品のCoAを取得しているブランドかどうかという意味は、高濃度であるほど大きくなります。
扱いにくさについても繰り返しておきます。粘度が高い商品は吸引はゆっくり長く、1パフごとに10〜20秒空けてください。結晶化したら温める。この2つを知っているかどうかで、高濃度の使い勝手はかなり変わります。
CBGという成分そのものについては「CBGとは?効果・CBDとの違い・良い商品の選び方を解説」で解説しています。濃度を上げれば解決する、という話にはならない領域があります。健康や体調に関わる悩みがある場合は、商品ではなく医療機関を頼ってください。



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