ご注文金額10,000円以上で全国一律送料無料

Kush:クッシュとは?品種別効果や香り CBDとの相性を解説

クッシュとはTOP

クッシュとは?歴史と起源

クッシュとは

私たちKush JPというショップの名前にもなっているKush/クッシュは、数多く存在する大麻品種の重要なルーツの一つです。クッシュ品種は、アフガニスタンからパキスタンにかけて1200kmにわたる連山、ヒンドゥークッシュ山脈に関連していると言われています。「.ヒンドゥークッシュ」とはペルシャ語で「ヒンドゥー殺し」と訳され、多くのヒンドゥー教徒がインドからトルキスタンへと向かう途中にこの未知の高山地帯で命を落としたという過去の事実に基づいています。ヒンドゥークッシュ山脈に生息する植物は多様で、松などの針葉樹林からオリーブなどの硬葉樹林、砂漠の植物まで地域によって気候が異なっていることがわかります。ヒンドゥークッシュ山脈には雪と氷河も存在し、この溶解水は中国の黄河やインドのガンジス川などに流れ込んでいます。

この自然豊かでかつ険しい山脈にルーツを持つKush(クッシュ)という大麻品種は、厳しい気候でも育つことからか耐久性が高く、太い茎で密度の高いバッズ(花穂)を持ち、成長サイクルが短いという特徴があります。そして、クッシュ品種は1970年代に西洋に持ち込まれてからというもの、現在まで伝わる様々な大麻品種に大きな影響を与え続けてきました。

西アフリカに蔓延するクッシュ

また、このクッシュという言葉は大麻品種以外に、ある国で蔓延する新種の薬物名としても知られています。グローバル展開をする出版社The Conversationの記事によると、西アフリカのシエラレオネでは新種のドラッグ「kush/クッシュ」の摂取によって多くの人が命を落とし、数千人が入院していると言います。クッシュによる健康被害は隣国リベリアでも問題になっており、ドイツの公共放送DW Newsでも取り上げられていました。この西アフリカで蔓延する「クッシュ」は、絶えず変化しながら様々な規制薬物が混ぜられており、一説によると人骨も含まれているのではないかと言われています。このクッシュを摂取すると多幸感や離人感、眠気などが現れる反面、摂取者による自傷の懸念と、強い依存性を持つという健康上の重大なリスクがあるとして危険視されています。そして現在は規制されていますが、2000年代初頭にアメリカを中心に広まり、日本でも深刻な社会現象ともなったK2やスパイスと呼ばれるドラッグも「クッシュ」と呼ばれていました。このように世界を見ると「クッシュ」と一口に言っても、様々な物質を表していることがわかります。

本記事では、これらの違法ドラッグではなく、「大麻の品種としてのクッシュ」について解説します。クッシュ品種は1970年代にイスラム圏のパキスタンや、インドから西洋に持ち込まれましたが、実はその背景には1950年代以降のヒッピームーブメントが大きく影響を及ぼしているのです。そこで、まずはクッシュが西洋文化と出会った重要なきっかけについてお話を進めて行きたいと思います。

クッシュと西洋社会の出会い

クッシュの旅

クッシュを語る上で外す事ができない有名な出来事、それは1950年代から1970年代にかけて行われた、「ヒッピートレイル」または「オーバーランドジャーニー」と呼ばれるヒッピーによる大規模な陸路での旅です。この旅は東洋と西洋を結びつけたとても重要な出来事で、私たちが日本で購入できるCBD、CBG、CBNなどが配合されている「リキッド」カートリッジや、「ハーブ」ジョイント、「ワックス」などの吸うタイプのカンナビノイド商品に使用される、OG Kush/オージークッシュやBubba Kush/ババクッシュなどのクッシュ系統テルペンの香りを味わうことができるのは、当時の彼らの働きによるものであると言っても過言ではありません。

1950年代は第二次世界大戦後の好景気に湧いており、以降西欧は「ゴールデンエイジ」と呼ばれるほど目覚ましい経済発展を遂げました。この時代に、未知なる世界への「冒険的欲求」や、仏教などの伝統的な「瞑想体験」、大麻による自己の「精神拡大の可能性」などを求めるべく、自国を離れて広い世界にその解を求める旅に出たものたちがいました。彼らの年齢はまちまちで若者から子連れの者まで幅広く「ヒッピー」と呼ばれました。

西洋から東洋へ

旅団は当時ロンドンやアムステルダム、ミラノなどのヨーロッパの都市を出発し様々なルートを経て最終的に現ネパールの首都カトマンドゥやインドのゴア、タイのバンコクなどを目指しました。中にはオーストラリアに渡った者もいたそうです。この長い旅の途中で彼らが出会ったヒンドゥークッシュ山脈で栽培されていたクッシュ品種は非常に強力な精神作用を持っており、それまでにヨーロッパで知られていたインディカ種とは一味も二味も異なるものでした。ヒンドゥークッシュ品種は地元では宗教的な目的や、精神的な儀式などで使用されることもあり、人々の意識のレベルをさらに高める神聖なものと考えられていたようです。そして、クッシュ品種を吸引する事で得られる深いリラックス効果と高い瞑想効果は、旅を続けるごとに拡大しつつあるヒッピーたちの意識をさらに高めたことは言うまでもありません。

ヒッピーの旅

そしてこれら品種が持つ「精神的な悟り」に惹かれた多くの者たちがヒンドゥークッシュやアフガンと呼ばれる品種の種を自国に持ち帰り栽培し始めたため、パキスタンやインドなどで栽培されていた超強力なインディカ種の子孫が現代のヨーロッパやアメリカに広まったのです。この旅団と交流したことで有名なアーティストである「最後のヒッピー」と呼ばれたゴア・ギルも既に息を引き取りました。しかし彼らが紡いだ文化や思想は今でも世界中の多くの人からリスペクトされています。

以上がクッシュ品種が広がるきっかけとなった歴史上の有名なお話です。クッシュ品種のTHC含有量はとても高いため初心者向けではありません。ここからは、クッシュ品種が持つ強力な身体的、精神的影響の要因について段階を踏んで詳しくご説明していきます。まずはクッシュ品種の外見的な特徴などから見ていきましょう。

クッシュ品種の特徴

クッシュの外見

オリジナルのクッシュ品種はヒンドゥークッシュ山脈の厳しい寒冷地で育つため、植物としての性質が丈夫で成長サイクルが早いという特徴があります。背丈は低く茎が太く、葉は広くて比較的短めです。深緑の葉からのぞく燃えるように鮮やかなオレンジや琥珀色の雌蕊(めしべ)が美しく、中には綺麗な紫色のバッズに育つものもあります。クッシュ品種のバッズ(花穂)の密度は非常に高く、植物の成長に伴い重量が増す傾向にあることから、ハシシと呼ばれる大麻製品や濃縮物を作るのに最適であると言われています。

過去の歴史の中で様々な交配がなされてきた結果、クッシュ品種オリジナルの遺伝子を追跡することは難しく、現代に引き継がれるクッシュの子孫は多様であるため一概に「クッシュは総じてこのような香りである」と説明することは困難ですが、全体的にガスのような、花や松、土のような香りがあり、中には柑橘系の香りやフルーティーなフレーバーを持つものもあります。トリコームと呼ばれる線毛にびっしりと覆われた濃密なクッシュの香りを「ヒンドゥークッシュ」を例にお伝えすると、パウダリーなムスクの甘さにスパイシーな刺激が追加され、ほのかに松や柑橘類の香りが伴う非常に複雑で魅力的なフレーバーであると説明できます。クッシュ品種はインディカ優勢な傾向があるため、その効果は他の品種と比べても圧倒的に深いリラックス効果や鎮静効果を持ち、摂取した者の心を落ち着かせて安らぎを与えると共に、強い陶酔感と高揚感、内省するような思考的影響も与えると言われています。これらのことから、大麻のクッシュ品種は最高級の大麻の代名詞となり、今では「Kush/クッシュ」という言葉は高品質なウィードを表すのにさえ使われるようになりました。

クッシュナグ

このように個としてのクッシュ品種のナグ(ひと塊りのトリミングされた花穂)は濃密で香り高く、摂取すると様々な効果を及ぼすことから、医療大麻でも多く使用されています。次は、クッシュ品種がをもたらす効果の要因や、CBDやCBNなどのカンナビノイドとの相性についてご説明します。

クッシュとCBD・CBN:効果と相性

クッシュとカンナビノイド

一般的なクッシュ品種はTHCの含有量が高く、CBDの含有量は低いことで有名です。現代のヒンドゥークッシュ品種にもあまりCBDは含まれてはいません。アメリカで販売されているレモンクッシュなどはCBNよりもCBDの方が多く含まれていますが、それぞれの含有量は微々たるもので、THCの含有量の方が圧倒的に多く、中にはTHCレベルが30%を超えるものも存在します。

一方で、フランスやスイスなど、THCの含有量に規制のある国々で販売されているクッシュ製品のバッズ(花穂)にはCBDよりもCBNの方が多く含まれていることはとても興味深いです。例えばあるショップのVanilla Kush/バニラクッシュにはTHC:0.2%以下、CBN:12%、CBD:6%が配合され、また違うあるショップのOG Kush/オージークッシュはTHC:0.2%以下、CBN:15%、CBD:6%と、どちらもCBNの含有量はCBDの含有量を上回っているのです。一般的にクッシュ品種が持つ効果は重たいというイメージがあるため、CBNとTHCの相乗効果でクッシュの特徴を引き出そうとしているのかもしれません。CBNとTHCの相乗効果はいくつかの研究で示されており、CBNを多く含む大麻を吸引した多くの人が眠気を感じていることも逸話的に語られています。これらのことからわかるのは、クッシュ製品は総じて鎮静作用や重たい効果があると一般的に考えられているのではないか、という事です。

ではここまでのことを参考に、クッシュ品種の特徴を最大限活かすにはどのようなカンナビノイドと相性が良いのか、いくつかのカンナビノイドの特徴を比較してみましょう。

CBDの特徴

cbdの特徴

CBDは大麻や麻に含まれる成分の中で2番目に多いカンナビノイドです。CBDは不安や不眠、ストレス、疼痛や依存症に潜在的な効果があるとされている日本でも安心の合法成分です。CBDを摂取したレビューは、「ゆるっとする感じ」「リラックスできる」「禁煙にいいかもしれない」など肯定的なものから、「鈍感なのかあまりよくわからない」という効果を感じないという意見など様々です。CBDは大麻やヘンプなどに含まれる精神作用をもたらす物質、THCによる影響を受けずに麻が潜在的に持つ健康に寄与できる効果を享受できると世界中の人々に愛されています。

CBNの特徴

cbnの特徴

CBNは睡眠の質を高めるのにおすすめと言われており、日本のみならずアメリカやヨーロッパの国々では数多くのブランドからオイルや使い捨てPOD、ベイプカートなどの電子タバコ様デバイスキットに含まれて販売されています。エビデンスに基づく情報は少ないにもかかわらず注目を浴びている成分で、国内のレビューを見ると、製品に含まれる濃度が高ければ高いほど「効果を感じる」という意見が多く、「CBDよりも顕著な効果がある」という口コミも見られます。海外では「睡眠に効果あり」や、「眠りの質がよくなった」など、睡眠目的の使用者がとても多いという印象のカンナビノイドです。

CBDとCBNが持つ特徴とクッシュ品種の効果を比べてみると、落ち着いた安らぎを与えてくれるという観点からCBNの方が相性が良さそうに見えますが、睡眠環境を整えたり、リラクゼーションにも良いという声が多いCBDも相性が良いと言えるでしょう。このようにクッシュは、様々なカンナビノイドとの組み合わせを考える事ができ、リラックスなどと相性が良さそうです。

実際のクッシュ品種にも強いリラクゼーション効果がある事は有名ですが、実はこのリラクゼーションに関わっているのはカンナビノイドだけではありません。大麻に含まれるテルペンもとても重要な役割を果たしています。そこで次はクッシュ品種に含まれるテルペンについて詳しく見ていきましょう。

クッシュに含まれるテルペンの役割と特徴

クッシユとテルペン

テルペンとは大麻草に含まれる植物性化合物で、主にバッズに含まれるトリコームに多く存在しています。ある品種はガスのような匂いがし、ある品種はクッキーのような香ばしい香り、またある品種は土や木の様な匂いがし、時にはこれらの香りを同時に感じる事もあります。これらの複雑で魅力的な大麻が持つ香りの元となる成分がこのテルペンです。

テルペンは香りだけでなく効果にも影響を及ぼすと考えられています。例えばヒンドゥークッシュがもたらす深いリラクゼーションは、ミルセンという含まれるテルペンの役割が大きく関わっている点が特徴的です。含まれるテルペンの種類は栽培者やメーカーにより異なりますが、ヒンドゥークッシュには主に、「ミルセン」、「ピネン」、「カリオフィレン」、「リモネン」の4種類が含まれていて、中でも鎮静効果のあるミルセンの役割が重たい効果に影響を及ぼすとされています。

興味深いことにこれら4つのテルペンは、アメリカの有名な大麻情報ウェブサイトであるLeaflyに寄せられたユーザーレビューのなかで、鎮静効果を感じたという意見が最も多い4大テルペンです。そこで各テルペンが持つ特徴を以下にまとめてみました。

ミルセン

ミルセン

ミルセンはOG Kushに多く含まれていることで知られており、その他多くのインディカ種大麻にも含まれている有名なテルペンです。血管脳関門を超えてカンナビノイドを脳に運ぶという特徴があり、鎮静作用を持ちます。動物実験では運動弛緩効果も見られたという結果があり、これがカウチロックと呼ばれる体が動かなくなるほどの強力な効果の要因の一つであると考えられています。ミルセンはビールの原料であるホップなどにも含まれており、ハーブや木の樹脂、土っぽい香りと表されます。

ピネン

ピネン

ピネンはDurban Kush/ダーバンクッシュに多く含まれているテルペンで、針葉樹やパセリなどにも含まれています。清涼感のある木の香りが特徴的で、雨の日の松林の香りによく似ています。ピネンは動物実験の結果、抗不安作用があると言われています。

カリオフィレン

カリオフィレン

カリオフィレンはBubba Kush/ババクッシュに多く含まれていることで有名で、ピリッとしたスパイシーな香りが特徴的です。葉物野菜やクローブなどに含まれており、人が体内に持つCB2という受容体に結合することで知られています。

リモネン

リモネン

リモネンはBanana Kush/バナナクッシュに含まれているテルペンで、レモンやオレンジなどのシトラス系果実にも多く含まれています。その名の通りオレンジやグレープフルーツなどのような柑橘系の香りを放ちます。抗炎症作用や疼痛に効果があるとされ、リモネンが含まれるエッセンシャルオイルや化粧品なども多く販売されています。

このようにそれぞれのテルペンには特徴的な香りと効果があり、これらが混ざり合うことで各大麻品種が持つ複雑で魅力的な香りを作り出しているのです。そして、各テルペンが持つ効果や香りを知ることでクッシュ品種が放つ独特な香りとその効果も理解できたのではないでしょうか。

OG Kushなど人気のクッシュ品種

有名なクッシュ

クッシュと聞くと最も多くの人が思い描くのがOG Kush/オージークッシュではないでしょうか。しかしクッシュ品種はこれだけではありません。そこでOG Kushを含めたいくつかのクッシュ品種を細かくご紹介します。

1. OG Kush(オージークッシュ)

OG kush

最も有名なKush品種の一つであるOG Kushの親株はヒンドゥークッシュであると考えられています。身体のリラックスと精神的な刺激の両方を提供するバランスの取れた効果で知られており、その香りは松や木のような清涼感の中に暖かい木や土の香りが混ざり、時折香る柑橘系の甘い匂いが魅力であると言われています。

2. Hindu Kush(ヒンドゥークッシュ)

hindu kush

純粋なインディカ品種であるHindu Kushはカウチロックを引き起こすことで有名で、深いリラックス体験を提供します。ムスクの下に香る、力強い湿った大地のような香りを持つことと、スパイシーでお香のような匂いがすることが特徴的だと言われています。

3. Bubba Kush(ババクッシュ)

bubba kush

強い鎮静効果で認識されるBubba Kushは、独特のコーヒーとチョコレートの風味プロファイルを持っています。ほのかに香るカカオやコーヒー豆、麦芽のような香りに酸味のある柑橘系の香りが混ざり、そのフレーバーはハシシのようで、スパイシーでパウダリーな煙であると表現されます。

4. Purple Kush(パープルクッシュ)

purple kush

親株にアフガニを持つ強力なインディカ配合のPurple Kushは、その名の通り紫色に輝くバッズが美しく、強力で長いボディハイを誘発することで有名です。乾いた大地の香りにパウダリーなムスクが混ざり、「アフガニスタンの品種に特徴的な香りである」と言われることがあります。この粉っぽいお香のような香りに瑞々しいブドウの香りが混ざることで、フルーティーな一面を覗かせ、時にワインのような官能的な甘さを奏でると評されます。

5. Kosher Kush(コーシャクッシュ)

kosher kush

OG Kush関連の品種であるコーシャクッシュは土と甘い果実の香りを持っています。眠気が強く出ることで有名で、深いリラクゼーションをもたらすと言われています。そして、このコーシャクッシュとタンジーが交配されたものが次にご紹介するコーシャタンジークッシュです。

6.Kosher Tangie Kush(コーシャタンジークッシュ)

kosher tangie kush

インディカ寄りのハイブリッドであるコーシャタンジークッシュは土や松の匂いにタンジーが持つ甘いオレンジの香りで知られています。リラックスの他に気分を高める効果を持っています。

この一覧でご紹介したクッシュ品種はほんの一部ですが、それぞれユニークな香りを持っている事が想像できたのではないでしょうか。そこで次はこの中でお伝えしたテルペンを使用した国産のクッシュ製品についてご紹介します。

日本製国産のクッシュ製品:レビューとおすすめ

Girl Scout Cookies(ガールスカウトクッキーズ)

CBN3-GSC-

GSCと略されるガールスカウトクッキーズは実はOG Kushとダーバンポインズンを親株に持つインディカ優勢なハイブリッド種です。土のようでかつ甘い香りにナッツのような香ばしいエッセンスを持つことが特徴的です。このGSC品種から直接抽出されたテルペンを使用し、CBN優勢で仕上げた高濃度リキッドがこちらです。

CBN PRO3_CCELL

CBNとGSCが持つ特徴をバランスよく配合し、大麻先進国であるイスラエル産の受容体テルペンをミックスしたCBN Pro Ⅲはお客様から「力強くてわかりやすい」「気持ちの休息におすすめ」と言われ、Kush JPのラインナップの中で常にランキング上位の商品です。

GSC商品の詳細を見る

Tangie(タンジー)

CBG9リキッド

Kosher Tangie Kush/コーシャタンジークッシュに掛け合わされているタンジーは単体でカンナビスカップで何度も受賞歴を誇る品種です。オレンジなどの柑橘類を思わせる強い甘味が特徴的で、この柑橘系の香りはその他フルーティーな品種とは一線を画しています。この強い甘味と爽やかな柑橘系のプロファイルを最大限に生かすため、CBG9優勢で仕上げたリキッドがこちらです。

TANGIE9_商品画像フルガラス

受容体機能テルペンを使用する事で活動的な気分になることから、「仕事のだるさが緩和された」や「プライベートが充実」などと言われています。

Tangie9商品の詳細を見る

Detroit Runtz(デトロイトランツ)

CBP-INDICA-

デトロイトランツは海賊の指名手配写真のロゴで有名な、アメリカはミシガン州出身の大麻ブリーダーTiki Madman/ティキ マッドマンによって交配されたハイブリッド品種です。親株はパンケーキとランツの組み合わせであると言われており、このパンケーキの親株にKush Mint/クッシュミントが入っています。デトロイトランツはキャンディーのような甘さの中にバニラやベリーが香り、ガスや土の様なノートが含まれます。主なテルペンはリナロール、リモネン、カリオフィレンでパンチの効いた味わいが特徴的です。このデトロイトランツから抽出されたテルペンを使用し、CBPとCBNで重たく仕上げたインディカ優勢なリキッドがこちらです。

CBP-INDICA-商品画像_DR_CCELL_20240416

スムーズに立ち上がる内省感からゆるやかにボディに落ちてゆくリラクゼーションは心地よい夕暮れの使用にピッタリな一本で、利用した者は「しっかりとリラックスできる」や、「味が美味しい」等のコメントを残しています。ただし、経験者をも唸らせる重圧には注意が必要です。

Detroit Runtz商品の詳細を見る

高濃度クッシュ:リキッドカートリッジ、ハーブジョイントの選び方

商品の選び方

これまでにご説明してきたように、Kush/クッシュ=重たいというイメージが定着しています。そして、その特徴を引き立てるような商品開発が日本だけでなくヨーロッパなどでも行われていることもご紹介しました。国内で味わうことができるクッシュ製品の香りの元がテルペンです。このクッシュ系統のテルペンを使用した商品はグミなどの食品から、ヴェポライザー(Vape)を使用するもの、ハーブなどを手で巻き、ジョイントなどにして吸引するものなど様々で、多くはインターネットなどのサイトで購入して自宅に配送をしてもらったり、お店を構えているところであれば実店舗でも購入することができます。

これらの国内製品を安全に購入する上で大事な情報を最後にガイドしますので、参考にしてください。

衛生面、適法性、品質は会社概要を確認

衛生面

インターネットでクッシュ製品を検索すると、多くの国内メーカーからリキッドカートリッジやハーブジョイントが販売されていますが、商品を選ぶ上で最も重要なポイントは製造者が誰であるかが明確に表記されているかどうかです。中には素人が混ぜて作ったリキッドやジョイントも多く存在しているため、どのような原料を使用し、どのような製造環境で作られたかが明らかではありません。これらを見極めるには商品の販売ページの会社概要にきちんと代表者の名や電話番号が記されているかどうか、会社組織(株式会社、合同会社など)になっているかどうか、住所はバーチャルオフィスなどではなく実在する住所として営業を行っているかどうかを必ず確認しましょう。お金を払って買い物をした後で思っていたものと違った、粗悪品だったとがっかりしないためにも購入の前に製造会社は確認しておいた方が無難です。

香りの質の高さはテルペンで確認

テルペンで確認

「クッシュ品種ってどんな香りがするんだろう?」と興味を持っている好奇心旺盛なユーザーから、「どれだけ本物に近づけられているんだろう?」という本物志向のユーザーまで、様々な経験を持つユーザーたちを同じく楽しませる一つの要素がリキッドやハーブの香りです。この香りのもととなるのがテルペンなのですが、大麻の品種名「〜クッシュ」などで販売されている商品の香りは使用されるテルペンに依存しますので、使われているテルペンの種類なども確認してみましょう。

テルペンは大きく分けて2種類、「植物由来」のものと「麻由来」のものがあります。植物由来のテルペンはBotanical Derived Terpensの頭文字をとってBDTと略される事もあり、植大麻や麻以外の植物(ラベンダーやシトラスなど)から抽出されます。麻由来のテルペンはCannabis Derived Terpenesの頭文字をとってCDTと略され、麻植物から直接抽出されます。そのため、例えばヒンドゥークッシュから抽出された麻由来テルペンはヒンドゥークッシュが持つテルペンがそっくりそのままに抽出されているので、品種が持つ香りを強く再現する事ができるのです。一方で植物由来テルペンが使用された「〜クッシュ」という香りは、ミルセンやリナロールなど、各テルペンを人為的に組み合わせてその大麻株の香りに近づけたもののため、どちらの香りがその品種に近いかは言うまでもないでしょう。しかしどちらかが劣っているのかというとそうではなく、例えば、オイルなどの舌下摂取用商品などに配合する場合は全く同じ品種名でも麻由来テルペンより植物由来テルペンが含有されていた方がはっきりとした香りを感じることができる場合もあるのです。つまり好みによりますので、「わかりやすく品種の味を感じてみたい」という方は植物由来テルペン(BDT)を、「品種が持つ細かいテルペンプロファイルを味わいたい」という方は麻由来テルペン(CDT)を選ぶと良いでしょう。

体験の強度はカンナビノイドの種類と含有量で確認

強度

Vapeリキッドやハーブ、ワックスなどの商品はグラム(g)やミリリットル(ml)で内容物の量が表され、各商品に含まれるカンナビノイドの量はミリグラム(mg)やパーセンテージ(%)で表されます。Vapeリキッドのタンクは通常1mlです。液体と個体、または物質の種類によって重さが異なりますが、ざっくりと1mlを重量で計算すると1000mgとなります。つまり、1mlのタンクにCBNが45%配合されている場合は大体450mgのCBNが含まれているという計算になります。

この含有量やパーセンテージを見て、その強度などを推測することをおすすめします。一般的にはパーセンテージが高ければ高いほど強く、低ければ低いほど弱いと考えて良いのですが、含まれるカンナビノイドの種類には十分注意しましょう。

クッシュとは:まとめ

クッシュとはまとめ

クッシュとは、ヒンドゥークッシュ山脈の険しい環境で育った品種のうちの一つで、1970年代に西洋に持ち込まれてからというもの様々な交配がなされてきました。現代に残るハイブリッド品種の遺伝子を遡ると、多くのクッシュ品種が掛け合わされていることがお分かりいただけたことと思います。もちろんこれら実際の大麻品種を国内で試すことはできませんが、当時のヒッピーたちが運んだ風の一部を実際のカンナビスから抽出されたテルペンなどが含まれる商品で味わうことができます。

私たちKush JPでは原料だけでなくアトマイザーにまで高品質にこだわり、ベイプリキッドという枠組みを超えて、より本物に近いフレーバーを多くの人に安全に届けたいという思いで商品開発を行っています。アトマイザー、フレーバー、容量は商品によって選択ができ、ご注文金額が1万円以上で全国一律送料無料でお届けします。Kush JPのホームページに登録をし、ログインしていただくと、お気に入り商品などの確認ができて便利です。また、X(旧Twitter)などでは摂取をする上でのセットの方法や、商品の内容に関する詳細、カンナビノイドなどに関する詳しい情報、お得なクーポンの情報などを発信していますので、是非フォローをお願いします。

【参考文献】

  • How addiction to the synthetic drug Kush destroys communities in Liberia | DW News
  • Michael Cole | Kush: what is this dangerous new west African drug that supposedly contains human bones? | The Conversation

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。