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ハイになるとは?:カンナビスによる特徴的な感覚の表現を探る

はじめに

「ハイになるとは一体どんな感じなんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?

この素朴な疑問は、ビギナーユーザーから、ハイになったときのニュアンスについて語るベテランユーザーまで、多くの人の好奇心を刺激してきました。

ユーザーが報告する多幸感やリラックス感、感覚増強や知覚の変化といった複雑な体験は、摂取する大麻のストレイン、使用する人の性別、時間、環境、量などに大きく影響を受けるため、同じハイは存在しないと言われるほど多様です。

このガイドでは、大麻でハイになるとはどのような経験をするのかという事について詳しく解説していきます。

この状態を理解することは、単なる感覚の理解だけではなく、ハイに伴う心理的、感情的、肉体的な変容も理解出来るようになり、更には悪い影響を受けないような防御策も築けるようになる可能性があります。

最初の一服から脳内カンナビノイドの複雑な作用まで、大麻のハイの世界を探検してみましょう。

ハイの背後にある科学


ハイになるのは,大麻に含まれる精神活性作用物質THC(テトラヒドロカンナビノール)によるものです。人間が体内にもつ受容体にこのTHCが結合し、作用することでハイという状態が引き起こされます。

私達人間は体内にエンドカンナビノイドシステムという恒常性を保つシステムを持っています。このエンドカンナビノイドシステムを構築する中に受容体というソケットのようなものがあります。

エンドカンナビノイドシステムと受容体の関係をを語る文脈で、このソケットを鍵穴、人間の体内に入ってくる物質を鍵に例え、鍵が鍵穴に適合し、その鍵を開けると人間の体の様々な箇所で様々な症状が現れる、と説明されることがあります。

これらの鍵穴は脾臓や免疫系、脳や神経系など体の様々な場所に点在しており、その中で最もよく聞く鍵穴の名前がCB1とCB2と呼ばれる受容体なのです。

中でも今回のテーマであるハイに関わりが深いのが脳や神経系に多く存在するCB1という受容体(ソケット/鍵穴)で、このCB1に作用する物質(鍵)が体内に入るとハイを引き起こすと言われており、THCはこの受容体に結合して作用することがわかっています。

これがハイを引き起こすメカニズムです。

ハイであることの身体的影響

THCによる作用でハイが引き起こされると知覚の変化や、心拍数の増加、目の充血などの身体的影響が出ます。

一般的なハイによる身体的影響は、リラックス感、色が明るくなるなどの感覚や知覚が鋭くなることや、時間の認識に変化が現れるなどです。

摂取をする大麻の強度や、含まれるテルペンの種類などにもよりますが、 中にはカウチロックと呼ばれる状態を引き起こすハイもあります。カウチとはソファなどの座具を表し、そこにロックされる、つまり一度座ると起き上がれないほどの重圧を感じるという効果の比喩表現です。

その他、綿を口の中に含んでいるように口腔内が乾く「コットンマウス」と呼ばれる口渇や、「レッドアイ」と呼ばれる目の充血、「マンチ」と呼ばれる食欲増進効果なども有名なハイである時の身体的影響です。

ネガティブな身体的影響としては、息切れや不快な咳、喘息の悪化や肺ガンのリスク、または心拍数の上昇による心臓病の悪化、吐き気や嘔吐などが挙げられます。

ハイであることの心理的および感情的影響


ハイによる影響は身体的影響だけではなく心理的にも影響を及ぼします。

「ギグリング」と呼ばれる、普段であれば笑いもしないような些細なことで感情の底をくすぐられるように笑いが止まらなくなってしまう状態や、平常時よりも大きな楽しみや喜びを感じ、感情が揺り動かされることもあります。

「クリエイティブ」な感情が芽生えることも特徴的な心理的ハイの一部です。ハイな状態の思考の変化をノートに書き留めてみたり、普段の景色を異なって捉え、その特徴をデッサンしてみたり、音楽が立体的に聞こえ、普段は気にならない細かい音を耳が拾い、意外な音楽の良さを発見してみたりと、芸術的感覚が刺激されることも有名な心理的ハイの一部です。

一方で不安を感じたり、錯乱、パラノイアと呼ばれる状態を招くこともあります。日本では「勘繰る」と表現され、他人が自分のことを常に批判しているという妄想を抱いたり、極端に何かを恐れたりする状態を指します。漠然とした恐怖心を感じることもあります。

ハイによる悪い影響を避けるためには


ここまでで、ハイには楽しくなったり、嬉しくなったり、気持ちよくなったりする経験がある反面、不安や恐怖、猜疑心などが生まれるようになる負の側面もあることがお分かりいただけたことと思います。

これらの悪い影響を受けないために最も重要な事は、自分自身の許容量を知る事と、心からリラックス出来る場所を作ることです。

Vapeやジョイント、ボングなどで成分を吸引する場合は1服して30分は様子を見、その間に特に変化がなければそこから摂取量を徐々に増やしていくことが勧められます。エディブルなどの食用の場合は推奨されている摂取量を守るか、その半分程度の量を食べてから1時間半は様子を見るようにしましょう。つまり、初めての成分や商品を摂取する場合はごく少量から試すことで、その成分や商品が持つ作用の強さの天井を知り、摂取のし過ぎを防ぐことが、ポイントであるということです。

また、これらの成分や商品は、自宅などの心からリラックス出来る場所で摂取することで外的な影響を受けずに済むため、摂取する場所選びも重要です。

その他、摂取時の心境(普段から心配事があるなど)や体調など、その時の体の状態や心理的状態などによっても受ける影響は様々なので、こちらに挙げた情報だけが悪いハイをもたらす要因では無いという事も付け加えておきます。

まとめ


ハイとは、大麻植物に存在するTHCが作用することで引き起こる肉体的、精神的な変化を表します。現在日本で合法的に流通する精神活性作用を伴うカンナビノイドは、化学構造がTHCと類似しており、THC様の働きをするものなどがあるため、ここで説明したような経験をもたらす可能性があります。

それは今まで感じたことが無いような素晴らしい経験である反面、今まで感じたことが無いような恐怖や、苦痛を伴う不快な経験をもたらすかもしれません。

ハイとは何か、どのような状態なのかを知ることでこれら不快な経験を少しでも回避できる可能性が上がります。

摂取量や節度を守ることで、安全なハイライフを送れるかもしれません。

NIH Cannabis(Marijuana) DrugFacts
Paula Morales, Dow P. Hurst, and Patricia H. Reggio |. Molecular Targets of the Phytocannabinoids-A Complex Picture| Prog Chem Org Nat Prod. 2017; 103: 103–131.
Clean recovery centers | How to stop a bad high

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