人気の新カンナビノイドHHBDとは?
目次
結論:HHBDとは何か?

HHBDとは?
2025年末頃に日本の市場に登場した次世代カンナビノイドHHBD。
まず本記事の冒頭では「HHBDとは何ですか?」と聞かれたときに説明できる基本情報を、簡潔に整理してお伝えします。多くの記事でHHBDについて触れられていますが、内容はおおむね以下に集約されます。
- HHBDは合成元がHHCであり、過去に流通したCB9、現在も流通しているH4CBHと同じラボで最近製造された成分である。
- HHBDは2026年1月時点で日本の法律に触れない合法的な成分である。
- HHBDは吸引後、体感の立ち上がりが比較的早いとされる成分である。
- HHBDは摂取直後からキャッチでき、約30分程度でピーク、そこから1時間前後キープし、2時間程度で抜けていくという非常にシャープでクリアなヘッド優勢の体感力を持つ。
- HHBDは粘度が非常に高いワックス状で、純度99%でも液状を保つ性質を持つ。
以上が確認できており、一般の方にお伝えできる全ての情報です。ここからは上記の内容を、Kush JPのプロのリキッド調香師が更に深掘りしてガイドさせていただきます。
HHBDの合成元はCBDという情報は嘘?

HHBDはCBDから作られている?
多くの記事を見るとHHBDは「CBDに基づく新カンナビノイドです」と紹介されています。確かに間違いではありませんが、あまり参考にならない情報です。その理由は以下のとおりです。
まず、CBNやCBGは本来植物内でそれぞれの生合成経路をもつ天然カンナビノイドであり、元々CBDを起点として生成されてはいません。ただし、大量生産が求められる工業的な製造経路としては、法的に扱いやすいCBDが利用され、そこからCBN・CBG・HHC・H4CBDなど各種派生物質を合成する手法が広く用いられていることは既知の事実です。
「CBNもCBGもHHCもH4CBDも“全て”CBDを元にしたカンナビノイド」と言うと、天然起源と合成経路の話が混ざっており、厳密にはミスリーディングな表現ですが、「現在市販される合成・半合成カンナビノイドの多くはCBDを原料として製造されている」と説明することはできます。
つまり、CBN・CBG、HHC、H4CBDも全て「CBDを基にして作られたカンナビノイドです」と説明することができるため、HHBDも同じく「HHBDはCBDから作られた」と表すことはできますが、少し大雑把すぎる情報と言えるでしょう。
身近なものとして料理に例えると、パン(=CBG)とうどん(=HHC)のレシピは共に「小麦粉(=CBD)」から作られている、とだけ伝えているようなもので、作り方や材料はまったく異なります。
HHBDも同様に、「CBDから作られている」という説明はできます。しかし厳密には、CBDから作られた「HHCをベースに加工された成分」なのです。
CBD由来という点だけを見ると同じですが、どのような工程を経て作られたかを知ると、HHBDの性質やイメージは少し変わるのではないでしょうか。この違いを理解せずに「CBDから作られた新成分」という説明に限定して判断すると、成分の背景や特徴を正しく理解できなくなる、というわけです。
CB9は違法?H4CBHや HHBDも違法?

HHBDは違法?
冒頭で、HHBDはCB9やH4CBHが製造されたラボからリリースされているとお伝えしました。2026年1月現在、CB9という成分は日本には流通していません。そのため、「規制されたCB9と同じラボで製造されている成分は違法性が高いのでは?」と心配になる方もおられるかもしれませんが、実はCB9は日本の法律で規制されたのではありません。幾つかのブログにCB9は規制されたという情報がありますがこれは間違いです。CB9そのものは規制されたのではなく実際はラボ側が製造を中止したのです。
HHBD製造業者のCB9が流通しなくなった理由とは?
2023年当時、CB9というカンナビノイドは、「バッチ(batch)」ごとに成分を管理していました。ここでいうバッチとは、ある期間に同じ材料・同じ設備で一度に作られた製造ロットのまとまりで、通常はロット番号ごとに成分検査(THC含有量など)が行われます。
CB9は全部で4つのバッチがあり、そのうち2つからはTHC未検出、法的な基準を満たしていたため、一つは日本とヨーロッパに、もう一つはヨーロッパのみに輸出されました。これが過去日本に流通したCB9です。しかし残り2つからはTHCが検出されていました。
成分が安定しない製品をあえて製造・販売し続けることは、安全性・法令遵守・ビジネスのすべての面で大きなリスクになります。まず、安全性の観点では、バッチによって有効成分や不純物の量が大きくぶれると、ユーザーが想定以上に強い作用や副作用を受ける可能性が高まり、メーカーとして「どの製品なら安全と言えるのか」を保証しにくくなります。
さらに、THCのように濃度基準が厳しく定められている成分が混入するリスク(2024年12月の法改正前の話です)がある場合、THC基準値を超えたロットは違法となり、販売できなくなります。ひいては回収、返金対応など、事務的にも経済的にもダメージが発生するリスクがあります。また、ばらつきが大きい状態では、検査のたびに結果が変動し、「今回は基準内だが次のバッチは基準超過」といった不安定な状態が続き、常に規制対象のリスクを抱え込むことになります。
関連して、こうした不安定な製品は、品質管理コストも非常に高くつきます。毎バッチごとに詳細な成分分析や原因究明が必要となり、手間と費用がかかるうえ、万が一問題が表面化した際にはブランドイメージの失墜につながりかねません。このような事情から、バッチごとにTHC混入の有無や含有量が変動するような、成分が安定しない製品ラインについては、「無理に継続するよりも、製造そのものをやめてリスクを遮断する」という判断が合理的です。
つまり、「製造ロットごとに品質が一定せず、一部のロットでTHCが混入したことで、CB9は継続製造が難しいとラボ側が判断したため国内の市場に流通しなくなった」ということであり、「CB9が日本の規制対象となったため流通しなくなった」のではありません。
CB9についての詳しい情報はこちらをご覧ください「緩やかに上がる体感と極端ではない効果で人気のCB9を徹底解説」
H4CBH・HHBDに違法性はない?
2026年1月時点で、H4CBHとHHBDに違法性はありません。しかし、もし2023年頃に流通していたCB9が今の日本に出回っていたとしたら、CB9は違法になる可能性があります。その理由は、CB9が市場に出ていた当時と、2026年現在とでは、大麻取締法におけるTHCの規制基準が大きく変わったためです。
2023年以前のTHC基準(改正前)
2024年12月の法改正以前、日本のCBD製品に対する規制は「THCの含有量」と「部位規制」が中心でした。麻の茎や種子から抽出され、THCがある一定の含有量以下であればカンナビノイド製品として流通可能でした。THCの含有基準については法令上の明確な数値規定がなく、実務上は「THC濃度0.02%(200ppm)未満であれば輸入通関できる」という運用が行われていたと言われています。この基準は世界標準の0.3%(ヨーロッパでは0.2%)よりは厳しいものの、現行法と比較すると大幅に緩い水準でした。
2024年12月12日以降のTHC基準(改正後)
2024年12月12日に施行された改正大麻取締法では、「部位規制」から「成分規制」へと方針が転換され、製品中のΔ9-THC残留値が法令で明確に定められました。具体的な残留値は以下の通りです。
| 製品区分 | 製品例 | THC残留値 |
| 1. 油脂(常温で液体)・粉末 | CBDオイル、CBDパウダー、プロテインなど | 10ppm(0.001%) |
| 2. 水溶液 | 清涼飲料水、化粧水など | 0.1ppm(0.00001%) |
| 3. その他 | 上記以外の製品 | 1ppm(0.0001%) |
この残留値を超えるTHCを含む製品は「麻薬」として扱われ、製造・販売・所持が違法となります。一般的に食品などは1、飲料は2、リキッド製品は3に分類されます。
基準値の変化がCB9に与える影響
当時の運用基準である0.02%(200ppm)と、改正後の最も緩い基準である10ppm(0.001%)を比較すると、実に20倍も厳しくなっています。CB9は先述の通り、バッチ間で成分が安定しない製品でしたが、そのうちの一つはTHCの含有量が0.02%未満に収まっていたため流通可能でした。しかし現行法の10ppm(0.001%)基準では、同じ製品がそのまま「麻薬」に該当します。つまり、法改正前は「グレーだがセーフ」だった製品が、法改正後は「明確にアウト」になるということです。これはCB9のみならずCBDでさえも当てはまるため。2024年12月を境に国内のカンナビノイドシーンは一時的に大きく盛り下がり、市場から撤退する等の事業者も多く出たことも事実です。
H4CBH・HHBD共に日本では合法
現在日本国内で流通しているH4CBHおよびHHBDは、いずれも2024年以降の大麻取締法の枠組みを前提とし、日本の厳格なTHC基準をクリアしたうえで完全に合法的に輸入・流通されています。過去の制度下で流通していた成分とは異なり、現在の法基準に適合していることを前提として取り扱われている点が、H4CBHやHHBDの大きな特徴といえるでしょう。また、良いメーカーのHHBDリキッド製品は原料となるHHBDのCoA(成分分析証明書)だけでなく、最終製品(リキッド本体)も第三者機関の検査にかけて検査を行なっています。これには大きな費用がかかりますが、リキッドを利用するお客様やユーザーの安全面を考えた行為であり、信頼できるメーカーの証と言えるでしょう。
HHBDの体感はシャープ?

HHBDの体感は?
受け止め方には個人差がありますが、一般的なレビューや体験談では「CBDとは比べ物にならないが、CRDPなどと比べると比較的マイルドで、日中のリラックスした時間帯にも取り入れやすい印象」と表現されることが多い成分です。ただし、国内で流通している「HHBDリキッド」の多くは、CBN・CBG・H4CBH・CRDB・CRDPなど複数の成分を組み合わせた設計になっており、単体に限った印象について整理された情報はそれほど多くありません。そこでここでは、公開されている情報や使用者の声をもとに、単体で用いた場合に語られやすい傾向イメージを整理します。
HHBD単体については、「使用後の変化を比較的早い段階で意識しやすい」といった表現が見られることがあり、 時間の経過については、
・30分前後で印象が強まったと感じる
・その後しばらく同様の印象が続く
・2時間前後を目安に落ち着いていく
といった流れとして語られるケースがあります。もちろん、これらはあくまで個々の体験談や主観的な印象にもとづくものであり、感じ方や時間の捉え方には大きな個人差があります。単体に対する印象は、人によって異なる可能性がある点は理解しておく必要があります。
ヘッドハイとはどのような意味で使われる言葉か
レビューや情報を見ていると、「ヘッドハイ」という言葉を目にする機会があります。ただし、この言葉自体の意味を正確に理解しないまま使われているケースも少なくありません。そこでここでは、一般的に使われている「ヘッドハイ」という用語の意味について整理します。
「ヘッドハイ」や「ボディハイ」という言葉は、本来、日本では違法とされている大麻に含まれるTHCの作用を説明する際に用いられてきた表現です。一般的に「ヘッドハイ」とは、身体感覚よりも意識や思考といった主観的な感覚に変化を感じやすい状態を指す言葉として使われます。海外の文脈では、
・気分の変化を意識しやすい
・考え方や発想の向きが変わったと感じる
・感覚の捉え方に違いを感じる
といった主観的な印象として説明されることが多く、サティバ種という種類の株に多くみられるようです。
一方で「ボディハイ」は、インディカ品種に多くみられる現象で、身体の重さやリラックス感、眠気など、身体感覚に意識が向きやすい状態を指す言葉として対比的に使われます。
なお、これらの表現はあくまでもTHCを含む大麻品種の作用を説明するために使われてきた用語であり、HHBDを含む合法成分の感じ方を直接示すものではありません。レビューの中でこれらの言葉が使われる場合もありますが、それらはあくまで表現上の比喩やイメージとして用いられているケースが多い点には注意が必要です。
HHBDが持つ粘度は何に良い?

HHBDの粘度は何にいいのか?
HHBDは、非常に粘度の高い成分ですが、液状を保つ性質を持っており、見た目や粘度はH4CBDとよく似ています。とても硬いねり飴を想像していただくとわかりやすいかもしれません。H4CBDはCBDを水素化した成分で、化学的に安定しやすく、長期保存に向いている点が特徴です。2026年1月現在でも国内で流通しており、単体で使用された場合は、CBNに近い印象として語られることがあります。このように粘度が高く、結晶化しにくい性質を持つ点は、HHBDの大きな特徴のひとつです。
この特性が評価される主な理由は、ベイプ用リキッドとしての扱いやすさにあります。多くのカンナビノイド系VAPEリキッドは、温度変化や保存環境の影響を受けやすく、成分が結晶化してタンク内部で白く固まってしまうことがあります。一度結晶化が起こると、
・カートリッジ内でリキッドがうまく吸い上げられなくなる
・味や香りにムラが生じやすくなる
・使用前にドライヤーや湯煎などで加熱し、再び溶かす必要が出てくる
といった手間が発生します。
一方で、粘度の高い成分は、配合量が多すぎると別の問題を引き起こす場合があります。リキッドの流動性が低下し、内部の液体が加熱コイルまで十分に供給されず、結果として空焚きが起こることがあるためです。そのため、粘度の高い成分を使用する際には、配合バランスが重要になります。
適切な割合で配合された場合、HHBDのように粘度が高く結晶化しにくい成分は、タンク内で状態が変化しにくく、リキッド全体を比較的安定した状態に保ちやすいとされています。特に冬場や気温の低い環境でも内容物が固まりにくい点は、VAPE製品を日常的に使用するうえでの扱いやすさにつながります。
このような背景から、HHBDは単体の成分としてだけでなく、他のカンナビノイドと組み合わせる際のベース成分として採用することも可能です。結晶化しにくいという物性面での特徴を活かし、リキッド全体の安定性を高める目的で用いられるケースもあるのです。
HHBDに関するよくある質問(FAQ)

HHBDについてのFAQ
Q1. HHBDは天然成分ですか?それとも完全な合成成分ですか?
HHBDは、天然の麻植物中にそのまま存在する成分ではありません。工業的に製造される合成(または半合成)カンナビノイドに分類されます。
Q2. HHBDはTHCと化学構造が似ているのですか?
HHBDの化学構造は明らかになっていないため、その構造がTHCと似ているかどうかはわかりません。
Q3. HHBDは将来的に規制される可能性はありますか?
現時点(2026年1月)では、HHBDは日本の法規制に抵触しない成分として流通しています。ただし、カンナビノイドを取り巻く法制度は変化する可能性があるため、将来の規制について断定的なことは言えません。これはHHBDに限らず、すべてのカンナビノイド成分に共通する前提といえます。
Q4. HHBDは医薬品やサプリメントに分類されますか?
いいえ、HHBDは医薬品でもサプリメントでもありません。現状では、主に嗜好用途として扱われており、医療目的や健康目的の成分として承認されているものではありません。
Q5. HHBDは毎日使用しても問題ありませんか?
HHBDの使用頻度について、公的に定められた基準や推奨回数は存在しません。成分の受け止め方や感じ方には個人差があるため、使用頻度や量については慎重に判断する必要があります。
Q6. HHBDは他のカンナビノイドと一緒に使われることが多いのはなぜですか?
HHBDリキッドといった、実際の製品では主に複数のカンナビノイドと組み合わせて設計されます。これは、物性(粘度・安定性)や全体のバランスを考慮した製品設計によるもので、HHBD単体の性質だけでなく、全体の設計意図が関係しています。
Q7. HHBDは初心者向けの成分ですか?
HHBDは初心者向けではありません。HHBDを含む製品の多くが複数成分のブレンド設計であり、成分単体の特徴だけで使用感が決まるわけではないためです。
Q8. HHBDは海外でも流通していますか?
HHBDは海外のある一つのラボで製造されています。ただし、ヨーロッパやその他の国で流通しているかどうかはわかりません。
Q9. HHBDとH4CBDは同じような成分ですか?
HHBDとH4CBDは共に水素化処理が関係する成分という点では共通していますが、合成経路や性質は異なる別の成分です。粘度や物性が似ていると表現されることはありますが、成分的には全く異なります。
Q10. HHBDリキッド購入のポイントはなんですか?
HHBDリキッドを購入する際は吸引するための510規格のデバイスが必ず必要です。後から追加で購入することもできますが、店舗によってはスターターセットのようにリキッドとデバイスがセットでお得に販売されていることもあります。
HHBDについてのまとめ

HHBDまとめ
HHBDは2025年末から注目を集め始めた、新たなチルを提供する成分です。2024年の法改正に伴い、THCの含有閾値は劇的に下がりましたが、この新基準に適合した成分であるため安心して摂取することができます。
ただし、日本の法律は今後いつ変更されるか分からないため、これらのカンナビノイドに関わる者は製造者のみならず利用者も含め皆が規制の動向について、常に最新情報を確認しておく必要があります。
オンライン購入の際に
過去のCB9のように急に製造中止になり、各店舗が持つ在庫のみという状況にならないとも限らないため、検索してお気に入りのショップを見つけたら「公式」サイトを選択し、ログイン機能がある場合はホームのトップページから会員登録をし、最新の情報を得られる用意をしておくことをおすすめします。なぜなら公式サイト以外からの購入の場合、お得なクーポンなどが利用できないケースがあるからです。
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製品カテゴリーと選び方のポイント
HHBDリキッドは、さまざまなカテゴリーに分類されています。これは、配合されるテルペンやその他のカンナビノイド、HHBDが含まれる濃度など、各メーカーが商品設計上の軸をどこに置いているかによるものです。
HHBD単体では、CBD・CBG・CBNと比較して体感が非常に強く、CBDとはまったく別物の成分といえます。一方で、CRDPなどの高刺激系カンナビノイドと比較した場合には、相対的にマイルドな体感として設計されるケースもあります。そのため、サティバ系テルペンを中心に、方向性を合わせた設計が王道とされることが多いですが、中にはHHBDを高濃度で配合し、OG Kushなどのハイブリッド系テルペンに加えて、CRDP・CRDBなどを組み合わせ、より重めで深い体験を提供するメーカーも存在します。
そのため、HHBDメインと表記されているからといって、「入門用」というわけではなく、明確に上級者向けの体感を想定して設計されている製品も少なくありません。購入時には、必ず各メーカーの説明文や成分設計の意図を確認することが重要です。また、価格帯も幅広く、安価なものから高価格帯のものまでさまざまですが、安いから悪い、高いから良いという単純な基準では判断できません。重要なのは、HHBDリキッドに使用されている──
- カンナビノイドの含有量がその価格に見合っているかどうか
- 使用されているカンナビノイドの質の良し悪し
- アトマイザーの質
が大きく影響します。
私たちリキッドメーカーは数多くのカンナビノイドの輸入と使用を繰り返しているため、品質の良し悪しははっきりとわかります。たとえば、CBD原料一つとっても、安価で粗悪な品物は水分量が多いためダマになりやすく、舐めてみると強烈な苦味を感じるものも過去に存在していました。この原因は最終製品に含まれる残留溶媒であり、僅か数%でも含まれている場合にこの苦味を感じることがあります。一方、厳選されたCBD原料は一味も二味も異なります。たとえば、化学溶媒を一切使用せずに麻から抽出されたCBD原料は無味無臭で、またCBDであってもしっかりとした体感力を持つのです。しかしこれらの品質の判断は一般の方には困難でしょう。
おすすめするメーカー選びの基準
そこでここでは、どのメーカーの商品が適正価格なのか、また、品質の良いものを使用しているのかを判断するポイントをお伝えしたいと思います。
- 高濃度に頼りすぎていない
- 正しいと思われる情報を発信している
- アトマイザーの質にこだわりがある
大抵この3点を確認すると良いでしょう。
まず、通販サイトなどでランキング上位の製品は、概ね、極端に一つの成分を高濃度で含んでいるものが少ない傾向にあります。たとえば「HHBD90%の超高濃度製品!」のように、成分単体を大量に使用するリキッドは私たちメーカーから見ると、「素人が適当に作っている感」が垣間見えます。リキッドメーカーはメインとなる成分の良さをどのように引き上げるかを常に考えながら商品設計を行なっているため、必ずその他のカンナビノイドとの組み合わせを考えます。そのため、含まれているその他の成分の種類の豊富さや、配合の割合などを確認してみると良いでしょう。ただし、メインとなる成分以外に、自分では聞いたこともないカンナビノイド(CPXなど)が使用されている場合は、思いがけない経験をすることになる可能性があるため極力選ばない方が賢明です。また、「雑貨」や「お香」と称して販売されているものも避けましょう。
次に、情報発信の正確性も良いメーカーを見極める重要なポイントとなります。「カンナビノイド名」もしくは「カンナビノイド名 カンナビノイド」、「カンナビノイド名 効果」、「カンナビノイド名 体感」などで検索をした際、上位に出てくる情報サイトなどがありますが、情報量が著しく少なく、当たり障りのない内容であるケースがあります。これはそのウェブサイトのドメイン(URL)が強いためであり、必ずしも良いメーカーかというとそうではありません。良いメーカーはカンナビノイドに関する情報に長けており、ブログやメルマガなどで積極的な発信を行なっています。どの情報を信用するかどうかはお客様自身で判断いただくほかありませんが、気になるブランドの商品が見つかり、何か心配な点がある場合は、不明点をメールやLINEなどで試しに聞いてみると良いでしょう。誠実な返答が得られた場合、そのメーカーは信頼に足ると言っても良いのではないでしょうか。
最後に、アトマイザーの種類にまで配慮しているかどうかは、信頼できるメーカーを見極めるうえで重要な判断ポイントのひとつです。多くのブランドの製品ページでは、0.5mlや1.0mlといった容量の選択肢が用意されていますが、それに加えてアトマイザーの種類自体を選べる設計になっているメーカーは、比較的信用できると考えられます。なぜなら、アトマイザーはリキッドの中身と同じくらい、使用感や安全性に直結する重要な部品だからです。一方、フリマサイトなどで個人販売されているリキッドに付属するアトマイザーの多くは、コストを極端に抑えた粗悪品であるケースが少なくありません。こうしたアトマイザーでは、
- コイルが正常に機能しない
- 過電圧がかかりやすい
- 液漏れが起こりやすい
といったトラブルが発生するリスクがあります。
また、このような事業者や個人販売にありがちなのが、アトマイザーや設計の質ではなく、カンナビノイドを単体で高濃度に入れることで体感を“ごまかす”という販売手法です。一時的な強さを演出できたとしても、使用体験や安全性まで考えられているとは言い難いでしょう。それに対して、アトマイザーを選択できるメーカーは、吸引器具そのものにも目を向け、ユーザー体験をできるだけ良いものにしたいという姿勢を持っていると考えられます。
アトマイザーは価格帯こそ幅がありますが、品質の高いものほど、サージカルステンレスやホウケイ酸ガラスといった、化学的に安定性の高い素材が使用されています。こうした素材は安全性を高める反面、どうしてもコストがかかるため、結果として高価になります。リキッドの成分や濃度だけでメーカーを判断するのではなく、 「どのようなアトマイザーを使っているか」「アトマイザーの選択肢が用意されているか」といった点に目を向けることで、そのメーカーがどこまでユーザーの安全性や使用体験を考えているかが見えてきます。
アトマイザーにまで配慮が行き届いているメーカーは、製品全体の設計や品質管理にも真剣に取り組んでいる可能性が高い。良いメーカーを見極める際は、こうした細かな部分にもぜひ注目してみてください。



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