2023.12.22
2024.02.05
Mr.Mochizuki
HHCPO
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HHCPOとは：その名前に隠された科学を探る

はじめに

HHCPOというカンナビノイドの世界に深く潜って行く前に、衝撃の事実をお伝えしておきたいと思います。

実は多くのユーザーは、HHCPOが持つ強烈な効果を鑑みて、単体の摂取は全く薦めないと言っているのです。

純粋なHHCPOのみのVapeリキッドを試してみたというユーザーの話によると、5秒間吸引を3回行った1時間後、5時間近いグリーンアウト（バッドハイが続き）を経験し、トータル16時間ハイな状態が続いたと言っています。このことからも、HHCPOには前例の無いほどの強力な効力があることと、持続時間も驚異的に長いということが予想出来るのではないでしょうか。

そう聞くとこのHHCPOという物質は避けた方が良いように思う方も多くいらっしゃることと思います。

そこでこの記事では、一見するとアンタッチャブルな成分に見受けられるHHCPOという強烈なカンナビノイドの扉を開き、そのルーツから有効的な利用法まで深く探っていきたいと思います。

HHCPOとは：その名前に隠された科学を探る

HHCPOとは、Hexahydrocannabiphorol-O Acetete/ヘキサハイドロカンナビフォロールアセテートの略称である、強力な作用を持つ合成カンナビノイドです。

かなり長い名前ですが、ルーツを探るとその効果を推測することができます。

国外のいくつかの販売者の情報では、CBD由来であるというものと、THCP由来であるという二つの異なる情報が混在していますが、THCPから作られると考えるのが一般的です。

THCPとは2019年にイタリアの研究チームによって発見されたカンナビノイドで、THCの約3倍の効力を持つと言われています。

このTHCPを水素化した物質がHHCPです。HHCPは水素化によりTHCPよりも熱や酸、紫外線に強くなるため長期保存に適しており、吸入摂取の場合、効果の発現は比較的遅く、効果は更に強く、そして効果時間が長いことでも知られています。

このHHCPを更にアセチル化させたものがHHCP-Oアセテートです。
一般的にアセチル化により、カンナビノイドの有効性は更に強力になると言われていることから、THCPよりも、HHCPよりも、更に強力な効果と長い効果時間を伴うということがお分かりいただけることと思います。

HHCPOの副作用とは

HHCPでさえその臨床研究は皆無であることから、当然のようにHHCPOについての研究などはありません。つまり、HHCPOが人の体にどのように作用するかという薬理動態などに関しても全くわかっていないため、どのような副作用が出るかはわかりません。ただし、いくつか国外の販売者の情報を見ると、HHCPOは大麻を吸引したものと同じような効果を感じると説明されているものがあります。そして、その効果はかなり強く、効果の時間が長いということをここまででご説明してきました。

つまり、考えられるHHCPOによる副作用とは、大麻による副作用を強力に、長くしたものであると推測することができます。そこで、アメリカ国立衛生研究所から発信されている大麻による副作用を確認してみましょう。

感覚の変化
変化した時間感覚
気分の変化
思考と問題解決の困難
幻覚
妄想
心拍数の上昇
激しい吐き気と嘔吐

HHCPOによる副作用は、これらの効果が強力に現れると考えることが出来るのではないでしょうか。

HHCPOの違法性は

ここまで強力な効果と、長時間の体感が特徴的なHHCPOですが、果たして違法性はあるのでしょうか？

その答えはNOです。2023年12月時点ではHHCPOに違法性はありません。ただし、現段階で違法性が無いカンナビノイドであったとしても、今後規制がかかる可能性が全く無いとは言い切れません。

そのため、昨日まで手元にあったHHCPOが今日違法薬物となることのないよう、法規制の情報には常に目を光らせておく必要があると言えるでしょう。

考えられるHHCPOの有効的な使用方法

ここまでをご覧いただくと、HHCPOという成分が持つ強烈な効果や、不快な効果が長時間続くことを懸念し、HHCPOについてネガティブな感情をお持ちの方もいらっしゃることと思います。

しかし一般的にこれら負の作用が現れるのは、個人の限界を超えた量を摂取してしまう、つまりオーバードーズ（過剰摂取）してしまうからであり、逆を返すと、ごく少量、いわゆるマイクロドージング（微量摂取）というアプローチであれば、大麻の効果として特徴的である多幸感やリラックス効果、創造性を刺激する効果などが強く長く続くとも言えるのではないでしょうか。

つまり、VapeリキッドにHHCPOを含める場合、含有濃度を低く抑えることで、HHCPO以外のカンナビノイドをプラスの方向にブーストさせ、効果時間を長く持たせる役割を果たせると考えることもできます。