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510規格ベイプアトマイザーの構造とリスクを完全解明

はじめに

最も有名なVapeアトマイザーの規格といえば510であることは広く知られています。”ユニバーサルスレッド”とも呼ばれるこの510アトマイザーは、今ではベイパーの必須アイテムとなっています。この記事では、当たり前に目にするこのアトマイザーの革新性と、潜在的なリスクなどを知り、510スレッドベイプアトマイザーの全容を解明することで、より快適なベイプライフを送るためのヒントを提示します。

510スレッド(規格)とは?

スレッドとは、「糸」や「細い線」の事ですが、510スレッドとは何を表しているのでしょうか。日本語では「510規格」と呼ばれますが、この数字の意味をご存知の方は少ないかもしれません。実はこの言葉が表すものは、アトマイザーとバッテリーの接続部分に10本の0.5mmの細い溝があることに由来しています。そのため、バッテリー側の凹と、アトマイザー側の凸がピッタリと合うように作られているのです。この普遍的なデザインはベイプ業界では今やスタンダートとなっています。

 

510スレッドの進化

510スレッドは誕生からこれまで、接続性だけでなく、エアフローや、より優れた互換性をユーザーに提供するべく進化してきました。昨今では、タンク部分に使用される金属にメディカルグレードのステンレスが使用されていたり、タンクと吸い口が同一デザインのフルガラスアトマイザー、中央の金属部分から吸い口まで全てセラミック製のものなど、様々な形状のアトマイザーが開発され、より安全で快適なベイプライフをユーザーに提供するべく各企業がその技術を競っています。

510スレッドアトマイザークリーニングの必要性

アトマイザーをバッテリーに装着して長期間使用すると、どうしてもスレッド(接続)部分に茶色い汚れが溜まっていきます。これは外部の熱や気圧の変化などによってスレッドに空いている穴からタンク内のリキッドが漏れ出てくる事や、ポケットやバッグに入れて持ち歩く際に付着するホコリなどが原因である事が多いと言われています。この汚れを放置すると、接続部分のスクリューが回しにくくなったり、吸引の際の液体の詰まりの原因になったりすることがあります。手入れの行き届いた510スレッドアトマイザーは快適なベイプライフには必要不可欠であるため、適切なクリーニングが必要です。そこで、接続部分が汚れてきた、吸い込みが悪くなったと感じたら、その金属部分を無水エタノールなどを浸した綿棒などで優しく拭き取ることで改善される場合があります。

 

 

510スレッドアトマイザーを使用するリスク

510スレッドアトマイザーにも潜在的なリスクは存在します。主なリスクはこちらをご覧ください。

液漏れ:アトマイザーのクオリティが低い場合は予期せぬ箇所から内部のリキッドが漏れ出てくることがあります。中には吸い込み口が外れてしまうものや、ガラスアトマイザーの吸入口から液体が競り上がってくるケースなどもあります。そのため、アトマイザーのクオリティにも気を配ることで、内容物を無駄にせず最後まで吸い切ることができます。

空焚き:残量の低下に伴い、結晶化するリキッドがあります。すると、中のコイルに液体が染み込まず、何度吸引を試みても煙が出てこないケースがあります。これを同じアトマイザーで繰り返し行ってしまうと、コイルの空焚きが起こり、内部の金属が焦げてしまうことがあります。一度この状態になってしまったアトマイザーは内容物を溶かしてコイルに染み込ませたとしても、コイル内から鉄が焦げた茶色い液体が逆流し、リキッドが変色するだけでなく、その焦げた臭いが最後まで残ってしまいます。そのため、結晶化したカートリッジはそのまま吸引しないように注意する必要がありますし、連続して吸引することも避けた方が良いと言えます。

 

510スレッドアトマイザー デザインの利点

510スレッドは単なる規格ではなく、カンナビノイドユーザーに様々な利点をもたらしています。

互換性:同一スレッドの商品が多く販売されておりメーカーによる差が生じないため、同じデバイスの長期使用が可能で、ユーザーにとって経済的な利点があります。

汎用性: 吸い口を自分の好みに変更できるものや、サイズなども選べ、ユーザー独自で吸引体験をカスタマイズすることができます。

 

多いクレーム「リキッドが満タンではない」の理由を構造から解明

カンナビノイドユーザーから比較的多く聞くクレームの一つが「届いたリキッドが満タンではない」というものです。この現象は、アトマイザーの構造に起因する場合が多く、構造を知る事で多くは納得出来るケースが多いためここでご紹介します。アトマイザー内のリキッドを引き込んで加熱する箇所は「コイル」と呼ばれます。この「コイル」、質が良ければ良いほど液体を引き込む力が強いのです。もしこのコイルに不具合があり、液体の引き込みが均一で無い場合、液体が染み込んでいないコイル部分では先ほどご説明した空焚き状態が生じることになります。逆に液体がコイルにしっかりと引き込まれていると均一に加熱され、一箇所に強い熱が加わることがなくマイルドな蒸気を提供します。このような構造を理解すると、「タンク内の液体が少ない=内容物が少ない」のではなく、「コイル内に含まれる液体+タンク内に見える液体=リキッドの総量」であることが理解出来ます。

結論

カンナビノイドの質や含有されるカンナビノイドの配合割合などが重要視されがちですが、その内容物を気化させるアトマイザーの品質も非常に重要です。そのため、アトマイザーの質に注目し、設計、素材や構造などを深く理解し、適切にクリーニングを行うことで、使用するバッテリーを長持させられるだけでなく、吸引する煙の質の低下も防ぐことができます。時代とともに変化するベイプアトマイザー、次の世代はどのような技術が生まれるのか、これからのアトマイザーの進化に多くのユーザーやメーカーからの注目が集まっています。

 

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